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図書館の国際組織 ウィキペディアから
国際図書館連盟(こくさいとしょかんれんめい、英語: International Federation of Library Associations and Institutions)は、図書館の国際組織。略称はIFLA。
1927年、スコットランドのエディンバラで設立。14の欧州各国とアメリカが最初の加盟だった。1929年にイタリアのローマで最初の総会が行われた。
1930年代になると欧米のほかに中国(中華民国)、インド、日本、メキシコ、フィリピンなども加盟するようになり、現在は160カ国・1600団体が加盟している。本部はオランダのデン・ハーグにある。IFLAは、毎年開催されるIFLA世界図書館および情報会議(年次大会〈World Library and Information Congress〉)を後援し、社会的、教育的、文化的、民主的、および経済的エンパワーメントのための情報、アイデア、想像力への普遍的かつ公平なアクセスを促進している。1986年(昭和61年)の年次大会は東京で開催された[3]。
文化財保護を目的とした非政府組織であるブルーシールド国際委員会の構成団体でもある。
IFLAの年次大会では40以上のさまざまな分野の分科会が開催されており、時代によりそのテーマは大きく変化している[6][7]。以下には情報技術分科会の年度別テーマを掲げる[8]。
年次 | 開催国 | 分科会のテーマ | 発表件数 |
---|---|---|---|
1993 | スペイン | コネクティビティ | 3件 |
1994 | キューバ | 新しいコミュニケーション手段の利用 : 社会科学における | 3件 |
1995 | トルコ | 電子出版 : 技術と利用 図書館の中での利用 | 4件 |
1996 | 中国 | デジタルライブラリ、技術そして組織へのインパクト | 4件 |
1997 | デンマーク | Z39.50 : 公開ネットワーク環境での情報検索 | 3件 |
1998 | オランダ | デジタルライブラリ | 4件 |
1999 | タイ | デジタル情報へのグローバルアクセスの向上 | 3件 |
2000 | イスラエル | 図書館自動化システムからデジタルライブラリへ | 3件 |
2001 | 米国 | 知識時代における図書館のための新情報・通信技術 | 3件 |
2002 | 英国 | 図書館の問題解決のための技術 | 4件 |
2003 | ドイツ | 図書館サービスのための無線技術・RFIDの利用 | 4件 |
2004 | アルゼンチン | e-図書館サービス間の認証 | 3件 |
2005 | ノルウェー | コース管理システムと図書館管理システム : 相互運用性 | 4件 |
2006 | 韓国 | 新アクセス技術 | 4件 |
2007 | 南アフリカ | 図書館のための「セコンドライフ(仮想オンラインサービス)」: 利用者の望むことを提供しよう | 4件 |
2008 | カナダ | グローバルライブラリーへのアクセス拡充 | 4件 |
2009 | イタリア | 新たなリポジトリ : アーキテクチャの相互利用性とデータ交換 | 4件 |
2010 | スウェーデン | 図書館とセマンティクウェブ | 6件 |
2011 | プエルトリコ | e-法律情報デポジット-12 : デジタルキュレーションの教育-6 | 18件 |
2012 | フィンランド | デジタル災害における継続性 : デジタルライブラリーのための災害対策計画と回復 | 6件 |
2013 | シンガポール | オープンソースから生じる議題の解決 | 1件 |
2014 | フランス | 図書館のためのクラウドサービス - 安全性、セキュリティ、フレキシビリティ | 5件 |
2015 | 南アフリカ | 複数機関による共同運用のための技術 : 集積。共有そして共同 | 6件 |
2016 | 米国 | オープンデータと技術環境における市民のためのスキルと知識 | 4件 |
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