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東京大学史料編纂所が編纂・刊行している日本史の古文書集 ウィキペディアから
『大日本古文書』(だいにほんこもんじょ)は、東京大学史料編纂所が編纂・刊行している日本史の古文書集。1901年(明治34年)に刊行が開始された。
東京大学史料編纂所がその前身の文科大学(現・東京大学文学部)史料編纂掛であった1901年(明治34年)7月に刊行されはじめた。古代から近世までの古文書を収録した古文書集である。黒板勝美・伊木寿一・相田二郎・石井進などが編纂に従事している。
その内容構成は「編年文書」・「家わけ文書」・「幕末外国関係文書」の3部。
「編年文書」は、大宝2年(702年)から宝亀10年(770年)までの古文書を編年順に集めたもので、正倉院文書が主体となった奈良時代の古文書集である。当初はすべての古文書を編年順に編纂することを目的としていたが、全古文書を網羅することはできなかった。1901年(明治34年)刊行開始で、3部のなかで最初に刊行された。また唯一完結している。全25巻。
「家わけ文書」は、古代から中世の古文書を22の所蔵者別に収録したもので、大日本古文書の大半を占める。編年順に編纂する場合もあるが、所蔵状況によっては所蔵者が行っていた旧来の整理方法のまま収録したものもあり、配列が一定でない。未完結。
「幕末外国関係文書」は、嘉永6年(1853年)以降、幕末における外交関係の文書を集めたもの。1910年(明治43年)刊行開始。元来は外務省の外交文書集編纂業務だったが、東京帝国大学に移管されて大日本古文書の一部となったものである。既刊51冊・付録7冊で、現在[いつ?]も刊行中。
※ 「家わけ文書」の構成内容は次の通り。
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