末浄水場
ウィキペディアから
ウィキペディアから
1930年(昭和5年)に開設し、1932年(昭和7年)に完成した金沢市営の浄水場で、緩速濾過方式を採用した施設である。犀川中流部の金沢市寺津町(旧石川郡犀川村字寺津)を源とする寺津用水が水源となっている。
ろ過池などの開設当初の設備が現在でも使用されており、1985年(昭和60年)5月27日に近代水道百選に選ばれ、2001年(平成13年)8月28日に沈澱池、ろ過池などが登録有形文化財に登録されている。
また、浄水場内には1932年に設けられた庭園(末浄水場園地)があり、前庭には泉水や噴水施設などから構成されている。開設当初の近代的な造園技術を取り入れており、これが芸術上の価値が高いものとして、2010年(平成22年)2月22日に水道施設としては初めて名勝の指定を受けた[1]。
金沢市の上水道は1919年(大正8年)に計画が上がったものの、市議会での反対意見もあり、1927年(昭和2年)に市議会での承認を得て着手することとなった。翌年(1928年)、末地内での用地買収を経て着工し、4年後の1932年に施設が完成する。
開設当初は、日量19,500m3の浄水能力であったが、金沢市の人口増加に合わせてこれまで5回の拡張工事を実施。2011年現在は、日量105,000m3の浄水能力を有している。また、1971年(昭和46年)に第三次拡張工事が終了してからは急速濾過方式も採用している。
いずれも完成当時のもの。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.