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『いけちゃんとぼく』は西原理恵子による絵本作品と同名実写映画である。
連載中は漫画として扱われていたが[1]、2006年9月1日に角川書店より絵本として出版された。絵本としての装丁以外には絵柄や内容は他の西原作品(漫画)との明確な違いはないが、連載時に母親の不倫を描いた回は絵本では未掲載となっている。漫画家である西原理恵子にとって、本作品は初めての絵本作品となる。
不思議な生き物「いけちゃん」誕生のいきさつは、作者の息子の落書きが元である。「いけちゃん」は、作者の息子のIC (imaginary companion, 想像上の友人)を元に作られたキャラクターであるとの見解もある[2]。フジテレビ系列「ザ・ベストハウス123」で雑誌『ダ・ヴィンチ』の編集長に紹介され、絶対泣ける本第1位に選ばれた[3][4]。
ふしぎな生き物「いけちゃん」とぼくは、ぼくが物心ついたときから一緒にいる。ぼくにはいけちゃんの正体は分からないが、いつもなんとなく傍にいてぼくのことを見守ってくれる。いけちゃんはうれしいことがあると数が増え、困ると小さくなり、ぼくが女の子と仲良くすると真っ赤になって怒り出す。ぼくはそんないけちゃんが大好きだった。18歳になり初めての恋をしてから、ついにいけちゃんの姿が見えなくなってしまった。
2009年6月20日に大岡俊彦監督による実写映画が全国公開。配給は角川映画。オールロケで、西原理恵子の故郷でもある高知県で撮影が行われた。
実写作品であるが、いけちゃんだけはフルCGで描かれており声を蒼井優が担当した。
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