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日本の脚本家・小説家 ウィキペディアから
立命館大学文学部中国文学専攻卒業[2][3]。卒論では阮籍を扱った[4]。テレビ東京に入社するが、希望していたドラマ制作に携われなかったため3年で退職し[4]、シナリオライターを目指してシナリオ作家協会シナリオ講座研修科を修了[5]。1991年に『過ぎし日の殺人』で脚本家としてデビュー。
『ギフト』『GOOD LUCK!!』『エンジン』などをヒットさせ、『白い巨塔』や『14才の母』などの社会問題を題材にした作品も話題となった。
2006年にはNHK制作のドラマ『マチベン』で第25回向田邦子賞を受賞。
テレビ朝日新人シナリオ大賞の最終選考の審査員や[6]、フジテレビ番組審議会の委員も務める[7]。
脚本家の坂元裕二は1996年以降脚本業を一時的に休んでいたが、再び脚本を書こうと思ったきっかけの一つとして、井上が脚本を執筆した『きらきらひかる』(1998年)を見たことを挙げ、「『こんなに面白いテレビドラマもあるのか』と思ったらまた書いてみたくなって、自分から戻りました」と答えている[9]。また、坂元が特集された批評雑誌『ユリイカ』に井上がコメントを寄せるなどの交流もある[10]。
『週刊SPA!』(扶桑社)に掲載された脚本家である三谷幸喜のインタビュー記事の中で三谷は井上について、「今、一番、僕が憧れるのは井上由美子さんですね。本当はああいう人になりたかった。(特定のジャンルだけでなく)あらゆるジャンルにおいてちゃんと成果を残していらっしゃる」と話している[11]。
2024年4月より放送開始予定のテレビ朝日系ドラマ『Believe-君にかける橋-』の主人公狩山陸(演木村拓哉)の職業を橋梁設計建築士としていたが、誤り(正しくは技術士または一級土木施工管理技士)であるとの世論の指摘を受け、放送開始までに特に断り無く設計者に改めている[12]。本件について脚本を担当した井上由美子の取材不足を指摘する声がある[13]。
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