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小中千昭

日本の作家、小説家 ウィキペディアから

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小中 千昭(こなか ちあき、男性、1961年4月4日 - )は、脚本家小説家東京都生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒業。映画美学校脚本コース講師[1]

概要 こなか ちあき 小中 千昭, 生年月日 ...

人物

代表作に、実弟のSF映画監督小中和哉との映画『くまちゃん』(音楽も担当)、特撮『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンガイア』、アニメ『serial experiments lain』『神霊狩/GHOST HOUND』などがある。アニメ『ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー』では全エピソードの脚本を執筆している。

初期は主にホラー作品の脚本を執筆。『邪願霊』『ほんとにあった怖い話』などのオリジナルビデオ作品で、のちに映画監督の中田秀夫黒沢清、脚本家・高橋洋らが展開していく「ジャパニーズ・ホラー映画」に大きな影響を与えた。その表現方法は「小中理論」と呼ばれ、著書『ホラー映画の魅力』(岩波書店)の中で詳細に語られている。

1996年のOVA版『魔法使いTai!』を皮切りにアニメ作品も多く担当するようになる。

インスマスを覆う影』、『ウルトラマンティガ』、『アミテージ・ザ・サード』、『デジモンアドベンチャー02』、『THE ビッグオー』、『GR-GIANT ROBO-』等、担当作品にはクトゥルフ神話を絡めたものが多い。また『デビルマンレディー』『怪 〜ayakashi〜』等、アニメにおいてもホラー的要素の強い作品を多く手掛けている。「ウルトラシリーズ」では、主人公が女の悪役に蹂躙される描写も多い。

シリーズ構成を担当する際は、帰納法型(予め最終回の展開を決めた上で、伏線を張る手法)の物語展開はやらないことを明言している[2]

Macintoshの愛用者としても有名。ドール・メイカーや、「#3b3オーケストラ」のベーシストとしても活動。

2017年10月には『デジモンテイマーズBlu-rayボックスの発売を記念し、登場人物の一人である山木満雄名義でTwitterアカウントを開設[3]

発言

  • 脚本家の為すべき事として、其々の考えから簡単には行かないと断った上で、「視聴者に良いものを見せるため、監督を始め、現場やキャストたちの思いを、ある意味で捻じ伏せる必要がある」と語っている[2]
  • シリーズ構成については、「皆の非難を一身に浴びる役です」と断言し、「(脚本家)皆で楽しく出来るようにしなくちゃいけないのが一番苦労する」と発言している[2]
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主な作品

オリジナルビデオ

映画

テレビドラマ

アニメ

webドラマ

  • 拝み屋怪談(2018年)
  • 拝み屋怪談Ⅱ(2019年)

ゲーム

エッセイ

その他

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著書

アンソロジー

「」内が小中千昭の作品

  • クトゥルー怪異録 極東邪神ホラー傑作集(1994年、学研ホラーノベルズ)「蔭洲升を覆う影
  • 異形コレクション 侵略!(1998年2月、廣済堂文庫)「夜歩く子」
  • 十二宮12幻想(2000年、エニックス)「共有される女王」
  • 怪獣文藝の逆襲(2015年、角川文庫)「トウキョウ・デスワーム」
  • 日本怪獣侵略伝 〜ご当地怪獣異聞集〜(2015年、洋泉社)「東京都 まぼろし怪獣ジューニガイン」
  • きっと、夢にみる 競作集 怪談実話系(2015年、角川文庫)「偶像の聖痕」
  • 遥かなる海底神殿(2015年、創土社)「キングダム・カム」
  • 彼方からの幻影(2016年、創土社)「Far From Beyond」
  • 異形コレクションLI 秘密 (2021年6月、光文社文庫)「モントークの追憶」

連載

  • トクサツ映画のディスクール - 特撮雑誌「宇宙船」に掲載。特撮作品の感想や解説、自身の作品について書いたコラム。1993年夏号(65号)から1996年冬号(75号)まで全11回。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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