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日本の漫画家 ウィキペディアから
末次 由紀(すえつぐ ゆき、1975年9月8日[1] - )は、日本の漫画家。福岡県出身[1]。女性。血液型はB型[1]。
小学生高学年の頃より漫画を描き始め、中学1年生の頃より投稿を始める[3]。
高校1年生の頃の1992年、末次由記名義で投稿した「太陽のロマンス」で第14回なかよし新人まんが賞佳作を受賞し、同作品が『なかよし増刊』(講談社)に掲載されデビュー[1]。
1995年から、『別冊フレンドDX Juliet』『別冊フレンド』(いずれも講談社)に移籍し、『君の白い羽根』『エデンの花』などの作品で主力作家陣の一員として活躍する。
2005年、他の漫画家からの構図の盗用が判明し、一時漫画家活動を停止。2007年3月に、『BE・LOVE』(講談社)で活動を再開。
2007年、『BE・LOVE』2007年6号に、読切作品「ハルコイ」を掲載。読者およびファンに対してのお詫びも合わせて掲載し、活動を再開。同誌2008年2号から「ちはやふる」の連載を開始。
2009年、「ちはやふる」で第2回マンガ大賞2009を受賞するとともに『このマンガがすごい!2010』のオンナ編で第1位となった。2011年でも第35回講談社漫画賞少女部門を受賞。
2018年、初の原画展「ちはやふるの世界」を東京・大阪・名古屋で開催[4]。
2019年7月1日、2年半前に描いたマンガをツイッターで公開し、4児の親であることを明かした[5]。
2020年1月、末次が発起人となり競技かるたの発展等を目的として「一般社団法人ちはやふる基金」が設立された[6][7][8]。同年2月「ちはやふる小倉山杯」が開催される[9]。
『ちはやふる』の連載中に結婚、4人の子供を出産[10]。
2005年10月、日本のインターネット掲示板である2ちゃんねるで、他の漫画家と構図が似ているとの指摘があり、講談社が調査を開始。同社は10月18日に、『エデンの花』『君の白い羽根』などで井上雄彦の『SLAM DUNK』『リアル』などからの作画トレースがあり、作者本人もその事実を認めたと発表。『別冊フレンド』2005年11月号に謝罪文を掲載するとともに、連載中だった『Silver』の連載中止(事実上の打ち切り)と既刊の単行本すべてを絶版とし、回収する措置をとった[11][12]。このことは新聞やテレビの全国ネットのニュースでも報道されるところとなり、2007年3月まで漫画家活動を停止した。
2009年3月に連載復帰一作目の『ちはやふる』が第2回マンガ大賞を受賞した際、末次は授賞式を欠席し(代理の編集部員が出席)、関係者に謝辞を表しつつも「過去に犯した間違いというものがあり、自分はまだこういう場に出て行けるような人間ではない。一生懸命マンガを描いていくことでしか恩返しはできない」[13]というコメントを発表している。
※印の単行本・短編集は、構図の盗用が判明した際に絶版となっている。
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