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マンガ大賞

日本のマンガ賞 ウィキペディアから

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マンガ大賞(まんがたいしょう、英題:Cartoon grand prize)は、マンガ大賞実行委員会によって主催される漫画賞である。友達に勧めたくなる漫画を選ぶことをコンセプトにしている。発起人はニッポン放送アナウンサーの吉田尚記2008年3月末に第1回マンガ大賞が発表された。

「マンガの直木賞」を目指し[1]、書店員の推したいという気持ちが詰まった賞で、日常的に漫画をあまり読まない層にもアプローチし、テレビ番組で受賞作が紹介されると売れ行きに大きな反響があったり、映像化される作品が多いと10数年選考員を務めている書店員らが座談会で語っている(2022年時点[2])。

マンガ大賞について

  • 今、何がおもしろいの?と思う方や、面白いと思ったマンガを、その時、誰かに薦めたい事。その思いを形にした賞。
  • このマンガ大賞は、他の類似である○○(企業名)大賞などと違い、利害関係が無い方を中心とする。
  • ノミネート公開が1月、大賞発表が3月、前年度作品を本年度で発表と評価とする。
  • 発表後、ニッポン放送『ミュ〜コミ+プラス』にてもマンガ大賞や順位など放送される。

要領

選考年の前年の1月1日 - 12月31日に出版された単行本の最大巻数が8巻までに限定された漫画作品(過去にマンガ大賞受賞作は除外、2018より電子書籍も含む)を対象としている。これは「8巻まで出ていれば、人に勧めたいマンガの面白さは発揮されているだろう」「それ以上の長さのものは、面白さは世間に知れ渡っているだろう」「これ以上長いと、気軽に手に取るにはちょっと量がありすぎる」ためだという[3]

選考員は完全に公表されていない(例年一般人を含む70〜100人以上が参加)が、マンガ大賞実行委員が「直接存じ上げている方に声をかけて」いるという[3]。また「そのマンガが売れることに直接の利害関係がある」と思われることから、漫画家編集関係者、ブックデザイナー等は選考委員に参加させていない[3]。営利を目的としていないことから、大賞の運営、選考作業、ホームページのデザインや管理などは全てボランティアがノーギャラで参加している[3]

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マンガ大賞実行委員会

マンガ大賞の運営組織[4]で、書店員を中心とした普段からマンガの現場でマンガに接しており[5]、かつマンガ大賞の趣旨に賛同したボランティア有志[6]で構成されている。一般募集はしていない[7]。発起人はニッポン放送アナウンサーの吉田尚記[8]。男女8人により発足[9]。なお、発起人である吉田が「委員長」とこのウィキペディアでも誤認されてきたが、2011年1月17日の『ミュ〜コミ+プラス』の放送で「私は実行委員長ではない」との発言があった。「あくまで実行委員の1人」ということである。

選考方法

  • 前年の1月1日から12月31日に出版された単行本(電子書籍を含む)の内、最大巻数が8巻までの作品。
第1次選考
一次選考では、各選考員が「人にぜひ薦めたいと思う作品を5作品」を選出。
第2次選考
二次選考では、一次選考の結果から得票数10位までの作品がノミネートされる。選考員はその全てを読み、トップ3を選出。
集計結果
その結果を集計し、『マンガ大賞』を決定。

〜2013年度

第1次選考
各選考員が推薦する最大5作品を選考し、メールで投票。投票数の多かった上位10作品をノミネート作品とする。
第2次選考
ノミネート作品の中から各選考員が上位3作品を選考し、メールで投票。順位ポイント制(1位=3P、2位=2P、3位=1P)により、集計後に決定される[10]

第1回(2008年)

マンガ大賞
岳 みんなの山石塚真一) 68P
ノミネート作品
選考員
第1次選考76人、第2次選考73人
備考

第2回(2009年)

マンガ大賞
ちはやふる末次由紀) 102P
ノミネート作品
選考員
第1次選考89人、第2次選考87人
備考

第3回(2010年)

マンガ大賞
テルマエ・ロマエヤマザキマリ) 94P
ノミネート作品
選考員
第1次選考89人、第2次選考89人
備考

第4回(2011年)

マンガ大賞
3月のライオン羽海野チカ) 75P
ノミネート作品
選考員
第1次選考89人、第2次選考93人
備考

第5回(2012年)

マンガ大賞
銀の匙 Silver Spoon荒川弘) 76P
ノミネート作品
選考員
第1次選考98人、第2次選考103人

第6回(2013年)

マンガ大賞
海街diary吉田秋生) 89P
ノミネート作品
選考員
第1次選考103人、第2次選考94人
備考

第7回(2014年)

マンガ大賞
乙嫁語り(森薫) 94P
ノミネート作品
選考員
第1次選考98人、第2次選考88人
備考

第8回(2015年)

マンガ大賞
ノミネート作品
選考員
第1次選考92人、第2次選考95人
備考

第9回(2016年)

マンガ大賞
ノミネート作品
選考員
第1次選考96人、第2次選考91人
備考

第10回(2017年)

マンガ大賞
ノミネート作品
選考員
第1次選考94人、第2次選考89人

第11回(2018年)

マンガ大賞
ノミネート作品
選考員
第1次選考100人、第2次選考89人

第12回(2019年)

マンガ大賞
ノミネート作品
選考員
第1次選考94人、第2次選考95人
備考
大賞『彼方のアストラ』はウェブコミック初の受賞[15]

第13回(2020年)

マンガ大賞
  • ブルーピリオド(山口つばさ) 69P[16]
ノミネート作品
選考員
第1次選考94人、第2次選考93人
備考

第14回(2021年)

マンガ大賞
ノミネート作品
選考員
第1次選考95人、第2次選考98人

第15回(2022年)

マンガ大賞
ノミネート作品
選考員
第1次選考99人、第2次選考94人

第16回(2023年)

マンガ大賞
ノミネート作品
選考員
第1次選考102人、第2次選考102人
備考

第17回(2024年)

マンガ大賞
ノミネート作品
選考員
第1次選考101人、第2次選考98人
備考

第18回(2025年)

マンガ大賞
ノミネート作品
選考員
第1次選考97人、第2次選考94人
備考

脚注

外部リンク

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