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日本の外交官 ウィキペディアから
杉山 晋輔(すぎやま しんすけ、1953年〈昭和28年〉5月14日 - )は、日本の外交官。外務事務次官を経て、アメリカ合衆国駐箚特命全権大使を務めた[1]。2021年より、三井不動産株式会社顧問[2]。
愛知県出身。父は国際法学者で法大教授だった杉山茂雄。学習院初等科[3]、東京教育大学附属中学校・高等学校(現・筑波大学附属中学校・高等学校)を経て、早稲田大学法学部在学中に外交官試験に合格し、外務省入省。
アジア大洋州局長、外務審議官等の要職を歴任し、第2次安倍内閣の下で外務事務次官を、安倍・菅義偉政権で駐米大使を務めた。
2001年に発覚した外務省機密費流用事件において、当時の斎藤邦彦次官付き秘書官をしていた杉山も、2億円の流用着服疑惑等で名前が挙がった[11]。
外務省アジア大洋州局長在職中の2012年、中国当局の船が尖閣諸島の日本側海域に侵入する問題がたけなわの頃、駐日中国大使館の韓志強公使に、電話を通じて「日本の領海への侵入は容認できない」との抗議を行った[12]。
2015年7月6日、ユネスコ諮問機関イコモスによる端島の第39回世界遺産委員会における登録勧告に対して、登録反対運動をしていた韓国と取り付けた日韓合意が韓国側により突如反故にされた。この対応で、岸田文雄外相、杉山晋輔政務担当外務審議官らと連携をとる佐藤地ユネスコ大使は、韓国代表側が求める徴用工に言及する“強い言葉(「forced labor」)”を一段和らげた形ながら、その趣旨を大幅に盛り込む形で譲歩した。
2017年12月19日、中国外交部の報道官華春瑩が定例記者会見で恩賜上野動物園のパンダ「シャンシャン」(香香、Xiāng Xiāng)について日本人記者から質問を受け、当時外務次官だった杉山(中国語読みでShān Shān、つまりシャンシャン)に関する質問と勘違いするという珍事が発生した[13]。
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