艶姿ナミダ娘」(あですがたナミダむすめ)は小泉今日子の7枚目のシングル。1983年11月1日ビクター音楽産業から発売された。

概要 「艶姿ナミダ娘」, 小泉今日子 の シングル ...
「艶姿ナミダ娘」
小泉今日子シングル
初出アルバム『Celebration
B面 乱れるハート
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ビクター音楽産業
作詞 康珍化
作曲 馬飼野康二
ゴールドディスク
チャート最高順位
小泉今日子 シングル 年表
半分少女
(1983年)
艶姿ナミダ娘
(1983年)
クライマックス御一緒に
1984年
テンプレートを表示
閉じる

背景

1980年代に入ると化粧品のコマーシャルを中心に、和語を使ったキャッチコピーが広告業界で流行し始めた。ディレクターの田村充義によると、当時はコピーライターの活躍にかなりの勢いがあり、その影響もあって小泉のシングルのタイトルにはキャッチコピーと思えるところがあったと言う[4]。作詞を手掛けた康珍化静岡県出身であり、夏の終わり頃仕事を終えて帰宅する途中の清水港付近で、花火大会の帰りと思しき浴衣姿の女性をよく見掛け、「彼女らが涙ぐんだら艶っぽいだろうな」との想像からタイトルにある ″艶姿″ という言葉が浮かんだという。また、子供の頃にディック・ミネが歌う「旅姿三人男」をよく耳にしたことを思い出し、″旅姿″ が ″艶姿″ に、″三人男″ が ″涙娘″ に転じたとも話している[4]。康はタイトルについて、インパクトはあるが本当にこれでいいのだろうかという不安もあったと言うが、田村はこれを受け入れた。

作曲は「ひとり街角」以来となる馬飼野康二が担当。康は、楽曲制作の際に完全に詞先にしてしまうとメロディの展開を縛ってしまうとして、タイトルとサビの部分の ″艶姿ナミダ娘、色っぽいね″ と ″意味深 I LOVE YOU″ のフレーズだけを伝えて作曲を依頼した[4]。馬飼野は田村と康の作ったキャッチコピーを表現するメロディーをいかに作るかが課題で、和のイメージの強い歌詞だから曲も日本的なものにしようか悩んだと言うが、歌入れの済んだ音源を聴いて小泉の表現力が素晴らしく、感激したことを覚えていると振り返っている[4]

1991年11月には8cmCDがリリースされている(カップリングは「まっ赤な女の子」)。

収録曲

艶姿ナミダ娘

  1. 艶姿ナミダ娘 (4分14秒) 
  2. 乱れるハート (4分27秒)

まっ赤な女の子/艶姿ナミダ娘

  1. まっ赤な女の子
    作曲:筒美京平/編曲:佐久間正英
  2. 艶姿ナミダ娘
    作曲・編曲:馬飼野康二
  3. まっ赤な女の子(カラオケ)
  4. 艶姿ナミダ娘(カラオケ)

脚注

参考資料

関連項目

外部リンク

Wikiwand in your browser!

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.

Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.