「虹」(にじ)は、日本のロックバンド、L'Arc〜en〜Cielの7作目のシングル。1997年10月17日発売。発売元はKi/oon Sony Records。
4thアルバム『True』からおよそ10ヶ月ぶりとなる新譜で、前作「Lies and Truth」からおよそ11ヶ月ぶりとなるシングル。表題曲は、『劇場版 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 維新志士への鎮魂歌』のオープニングテーマに起用された。1stシングル『Blurry Eyes』から前作『Lies and Truth』までのシングル作品にカップリング収録されていた、表題曲からhydeのボーカルトラックを除いたインストバージョン「hydeless version」(又は「Voiceless version」)は、本作にて初めて収録が見送られている。
1997年2月、ドラマー・sakuraの逮捕(覚醒剤取締法違反)により、事実上の活動休止状態だったバンドにとって、活動再開第一弾となるリリース。本作のレコーディングは、前述の逮捕によりsakuraは参加せず、hyde、ken、tetsuyaの3人体制によるL'Arc〜en〜Cielが唯一発表した作品である。3人体制でのリリースに踏み切ったことについて、メンバーは「この曲は3人で出さなければならない」と発売当時のインタビューで語られている。
サポートドラマーとして、のちに正式加入となるyukihiro(ex.DIE IN CRIES、ex.OPTIC NERVE、ex.ZI:KILL)がレコーディングに参加。ドラマーの変更により、sakuraの"即興的かつ肉体的なリズム&グルーヴを生むドラムプレイ"から、yukihiroの"緻密かつタイトで、マシーン・ビートとの同期も好んだドラムプレイ"へと、サウンドにおける大きな変化を見せた。また、バンドのディレクターを務める中山千恵子の手配でマニピュレーターの斎藤仁もレコーディングに参加している[2]。なお斎藤は、yukihiroがリハーサル不参加のときのために「虹」のドラムパターンの打ち込みを担当している[2]。斎藤は本作をきっかけに、マニピュレーターとして長きにわたりL'Arc〜en〜Cielやhyde(ソロ)の楽曲制作に携わることとなる[3]。
本作についてhydeは「(このシングルは)セールスとか関係なく、いろんな人に聴いてほしい。ホントに聴いてほしくて、詞書いたし、曲も作ったから。自分もすごく満足した作品ができて。ラルク アン シエルとして、いろんな人に聴いてもらえたら嬉しい曲です。買わなくてもいいよって感じ(笑)。人のCDでもいいから、聴いてよって[4]」と発売当時のインタビューで語っている。また、tetsuyaは「完成するまでに、とにかくもっとよくしようもっとよくしようって。トラックダウンも何回かやり直したおかげで、かなりいいものが出来たから。そのことが何より、今は凄く嬉しい[5]」と述べている。
8cmシングルとして発表。初回盤は特殊ジャケットとなっている。2006年には8cmシングル14作品の再発企画が行われ、12cmシングルとして再発売された。なお、7作目のシングルとして発表予定だった「the Fourth Avenue Café」もこの再発企画に合わせ、29作目となるシングルとして発表されている。
1997年10月27日付(発売初週)のオリコン週間シングルチャートでは週間3位を記録。L'Arc〜en〜Cielとして初となる週間シングルチャートTOP3入りを果たした。また、オリコン調べでは初動売上枚数は30万枚を突破している。累計売上枚数は前作を大幅に超える約72.3万枚を記録。
当初7作目のシングルは『True』収録の「the Fourth Avenue Café」になる予定だった。このシングルカットは、同曲がテレビアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(フジテレビ)のエンディングテーマに起用されたことがきっかけである。1997年3月26日、同曲を表題曲としたシングル発売を予定し音楽雑誌などでプロモーション活動を行っていた。しかしsakuraの逮捕にともない、アニメタイアップはわずか4話で打ち切られ、シングルカットの構想も白紙となった。結果的に『虹』が7thシングルの表題曲に抜擢され、奇しくもシングルのナンバリングと虹の色数である「7」がリンクすることとなった。
- 虹
- 『劇場版 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 維新志士への鎮魂歌』オープニングテーマ。
- 力強さと希望が秘められたドラマティックかつスケールの大きな楽曲[6]。バンド名の「L'Arc〜en〜Ciel」が、フランス語で「虹(=空に架かる弧)」を意味していることもあり、彼らの代表曲の一つとして位置づけられている。
- メンバーにとっても思い入れの強い楽曲であり、2005年放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日)出演時には、司会のタモリから「ラルクの中で大切にしたい曲はある?」と問われ、hydeは『虹』を挙げている。また、同番組の別の放送回には、「21世紀に残したい曲」というテーマにおいてもこの曲を挙げている。ライヴにおいても頻繁にセットリストに加えられ、特に記念ライヴの本編やアンコールでのラストに演奏されることが多い。2006年開催の結成15周年記念ライヴ「15th L'Anniversary Live」、2011年開催の結成20周年記念ライヴ「20th L'Anniversary LIVE」の初日公演、2022年開催の結成30周年記念ライヴ「30th L'Anniversary LIVE」では、公演を締めくくる最後の曲として披露されている。L'Arc〜en〜Ciel名義での初披露ライブは、1997年開催の「1997 REINCARNATION」(東京ドーム)[注 1]。同ライブにて1曲目およびラストナンバーとして、1公演で計2回演奏した。また、2011年放送の『ミュージックステーションスーパーライブ 2011』では、約14年ぶりにテレビで披露している。また、2023年6月27日、「FENDER FLAGSHIP TOKYO」(東京・原宿)のグランドオープニングパーティーを開催時、ken、MIYAVI、Suspended 4thのセッションコーナーにて『虹』が演奏されている[7]。
- 1997年5月(本作発表のおよそ5ヶ月前)、前述したsakuraの逮捕を受け、残りのメンバー3人はリフレッシュも兼ね、イギリス・ロンドンへ渡航[8]。ロンドンではhyde、ken、tetsuya及びマネージャー2人の計5名でフラットを借り[8]、同年5月8日から5月23日まで共同生活を送ったという[8]。ロンドンでの生活については、市街のクラブへ遊びに行ったり、様々なアーティストのライヴに足を運んだと、帰国後に受けたインタビューでメンバーたちが語っている。特に印象的だったとしてkenが、ザ・フーやニック・ケイヴのライヴをあげている[9]。また、kenは渡航先の楽器屋にて、目についたアコースティック・ギター、ギブソン・J-50を購入[10]。日本に戻った後、kenがこのギターを何気なく鳴らしていたとき、偶発的に表題曲の原型が生まれている[11]。この原曲をもとに、メンバーとセッションを重ね楽曲が仕上げられた[6]。
- 楽曲の原型が生まれた経緯について、作曲を担当したkenは「(ロンドンで買ったアコギを)日本に持ち帰ってポロポロ弾いてるうちに出来てきた曲なんです。最近だとキーボードの前にちゃんと座って曲作ろうと思って作ったりしたんだけど、今回は遊んで弾いてる間に3分くらいで出来ちゃって。それを皆で合わせて演奏して、またいいほうへ持ってった[11]」と語っている。
- 原型の制作時には具体的なイメージはなく、偶発的に曲の着想が浮かんだため、ken自身も「俺、今まであり得ないと思ってたんだけどね。スラスラッと無意識に出来るなんてことは。いつもは部屋を暗くしたりとかして、少しフレーズが出来たら、それに対してこういう風なフレーズに進んだらカッコいいとか、そうやってきたから。だから曲をいじってるっていう時間もあるから、イメージもどんどん膨らんで、メロディ以外のことを考えたりっていうのが並行して進んでたんだけど、この曲はもうスッと出来ちゃって。NOイメージだった[11]」としている。本楽曲は、日本におけるメジャーシーンの主流である、Aメロ、Bメロ、サビという明確な展開ではない[11]。これについて、kenは「気持ち的には洋楽っぽくしたいとは思ってなかったんですけど、日本で聴いてかっこいいと思う曲が海外で聴いてあんまりよくないなということもあるし、逆にどこがいいのこんな曲?って思ってた海外の曲をロンドンで聴いたらしみてきたりとか。今回ロンドンに行ってそういうのを感じたから、それが無意識に出てるのかもしれない[11]」と振り返っている
- kenは楽曲の仮タイトルに香港にある有名ホテルから取られた「ペニンシュラ」と名付けていたという[12]。kenによれば、香港の主権がイギリスから中華人民共和国へ返還前に、一度香港を見ておきたかったため、曲提出の締め切り前であることを承知で旅行に出かけたという[12]。そこでkenは、香港に遊びに行っていると思われないようにするため、すでに原型ができていた『虹』、香港を彷彿とさせる仮タイトルを付けたという[12]。これについてkenは、「香港でずっと遊んでたと思われると困るので(笑)、"香港に曲書きに行ってきます"ということにして。だから、あたかも香港でイメージがわいたかのように、仮タイトルが「ペニンシュラ」[12]」になったと音楽雑誌のインタビューで述懐している。ちなみに、香港にはtetsuyaとyukihiroも訪れており、これと似たエピソードが「DIVE TO BLUE」の制作時にも存在する(詳細は「DIVE TO BLUE」の楽曲解説の項目を参照)[13]。
- ちなみに、本作の表題曲候補は数多く存在したというが、tetsuyaは「ごく自然にこの曲かなって…。みんなの意見が一致したっていう感じでした[14]」と語っている。また、hydeは「俺は最初からこの曲しか見えなかったんです。次のシングルは、こういう…強くて美しい雰囲気を持った楽曲でいきたいっていうイメージが先に頭の中にあったから[14]」と、決定した経緯を語っている。
- ドラムのレコーディングにてkenは、「何々っぽくとかいうんじゃなくて、叩いてる人の顔が見えるようなドラミングなら何でもOK[15]」とyukihiroへリクエストを出していたという。また、プロデュースおよびアレンジ作業として、CHOKKAKUが参加している。この起用はバンドのディレクターを務めた中山千恵子の推薦によるもの。kenは「(アレンジは)いろんなことを削っていく方向、ギターが前に出る方向でCHOKKAKUさんは動いてたかな[11]」と振り返った。
- 作詞者であるhydeはタイトルに込めた想いを、「虹っていうのは、雨が止んで太陽が出た時に、空に咲く花のようなものだと思うんですよ。つまりそういう想いや状況になっていてこそ伝わるものが、きっとあるはずだって。そう思ってタイトルを"虹"にしたんです。でもそれは僕の個人的な気持ちだから。このタイトルを見て、この曲を聴いた人、ひとりひとりがそれぞれに、その意味を考えてくれていいと思ってます[5]」と述べている。ただ、タイトルを決めた当初は安直な曲名と感じていたため、hyde自身あまり納得していなかったという[16]。タイトルを決めた経緯についてhydeは「詞を書き始めた時から、なんとなくその言葉("虹")はアタマの中にあって。"くさいタイトルやなぁ"と思いながらも詞を進めて行って、まぁタイトルは最後に考えればいいやと思ってたんだけど、いざ最後にタイトルを考えようと思ったら、もうそれ以外はどうも色あせた感じになってしまって。で、もうクサイけどこれはメンバーに言うしかない!と思って、"クサイと思うんやけどどうかなぁ?"って。そうしたらみんなも微妙な顔して(笑)、"いや、確かに分かるけどぉ"って感じ(笑)。でも最終的にもうそれ以外に見つからなかった[16]」と述べている。「虹」というタイトルをhydeから聞いたときの心境について、作曲者のkenは「単純に"あ、いいなあ"っていうのと"思いっきしすぎるかな"っていうのがありましたね。でも、次第に"こういう思いっきしすぎるのもいいんじゃないか"ってなった[17]」と語っている。また、tetsuyaは「最初にhydeから聞いたとき、時間をおいて慣れたら絶対もっと印象がよくなる言葉だと思った[17]」と述懐している。
- 曲の完成以前から歌詞のイメージはhydeの中にあったようで、「人に訴えるような詞にしたい[14]」と思っていたという。また、作詞について「きっと何を書いてもsakuraの事件にからめた、いろんな解釈の仕方をされるでしょ。で、それは避けられないことでもあると思ってるから。そういう部分で、最初はちょっととまどいがあった[14]」としている。完成した歌詞については、「最終的には…。なんていうか、自分のまわりすべてを包み込めるような詞になったなと思います[14]」「とにかく前向きでいようと。その気持ちは絶対に失くしちゃいけないなって思ってました[14]」と述べている。
- 歌詞にはhydeの得意とする叙情的な言い回しが展開されるが、<全ては真実と共にある>というフレーズは、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する台詞をオマージュしたものである[18]。これは、前述のアニメに登場するキャラクター、加持リョウジが葛城ミサトに宛てたメッセージの一節「葛城、"真実は君と共にある"、迷わず進んでくれ[19]」に着想を得たものであり[18]、tetsuyaのリクエストにより歌詞へ採用された[18]。ちなみにこのオマージュは、楽曲制作時にhydeとtetsuyaが同作品を熱心に観ていたことが影響している。後年tetsuyaは「加持さんのセリフをもとに僕が提案したんですよ。リスペクトして引用してるっていうか、モチーフにしてるというか[18]」と語っている。またtetsuyaによれば、本作のジャケットに関してもエヴァンゲリオンの雰囲気を意識したデザインを採用したという[20]。ちなみに、本作に関するインタビューが掲載された音楽雑誌『WHAT's IN?』(1997年10月号)の表紙にて、tetsuyaは同アニメに登場する秘密結社・ゼーレを表す7つの目の紋章が刺繍されたシャツを着用している。また、音楽雑誌『B=PASS』(1997年11月号)のtetsuya掲載ページでは、同アニメに登場するキャラクター、第2使徒のリリスが刺繍されたシャツを着用している[14]。
- 間奏にはhydeによるポエトリーリーディングが取り入れられた。音源ではhydeが詩を読み上げるが、ライヴではkenが担当することもある。ちなみに、当該リリックは1997年に東京ドームで開催したライヴ「1997 REINCARNATION」のグッズTシャツにも綴られている。
- 5thアルバム『HEART』にはバージョンの異なる「Album Version」として収録。こちらは、シングルバージョンとミックスが異なり、顕著な箇所として間奏部分のポエトリーが聴き取りやすくなっている。ミックスには、レコーディング・エンジニアの比留間整の意向が大きく反映された。hydeは「エンジニアの比留間さんが"僕はこうしたい"っていう感じ[21]」と表現している。ミュージック・ビデオに使用された音源も間奏のポエトリー部分が聴き取りやすいミックスだが、当該箇所以外はシングル収録版のミックスと差違はない。ちなみに、本作収録のシングルバージョンは、2001年発表のベストアルバム『Clicked Singles Best 13』にて初収録された。
- 1998年4月22日発表のMV・ライヴ映像集『A PIECE OF REINCARNATION』にてミュージック・ビデオが初収録された。また、2019年12月11日、公式YouTubeチャンネルにおいて無料公開が開始。映像のディレクターは、前作『Lies and Truth』・前々作『flower』のMVを手掛けた竹内スグルが務めている。イギリス・ロンドンで撮影され[22]、映像には馬の仮装をした黒服や、謎の少女が登場する。映画評論家のくれい響は、「これはカルトムービー『ウィッカーマン』の影響が強い[23]」と分析している。なお撮影は、1997年8月31日からの2度目となるロンドン渡航の際に行われた[8]。同渡航ではyukihiroも参加し[8]、ロンドンに加えドイツにも訪れている[8]。映像を公開した1997年には、『スペースシャワーTV』主催による音楽賞「SPACE SHOWER Music Video Awards 97」において「BEST GROUP CLIP」を受賞した。
- THE GHOST IN MY ROOM
- 作詞・作曲: hyde / 編曲: L'Arc〜en〜Ciel & Takeyuki Hatano
- 表題曲と打って変わり、ホワイト・ファンクのようなギターが印象的なダンサンブルで明るい楽曲[4]。リリックは表題曲からの流れを受け、前向きな想いが込められた。作詞・作曲を手掛けたhydeは、「"虹"がこの半年近くの僕達に問われてきたものの答えだとしたら、その次の曲で暗い雰囲気にしたくなかった[5]」「もっとノリのいい形で気持ちがフェイド・インする感じのものにしようと思ったんです[5]」と述べており、表題曲からの流れを意識しカップリングとして収録したという。
- 書き下ろした経緯について、hydeは「今回は、ラルクお得意のちょっともの悲しい哀愁めいたことは避けたかったんですよ。すごく前向きな曲を2曲そろえたくて。(中略)1曲目は最終的に前向きに作ったつもりだから、それが2曲目でまた悲しい曲をやってしまうと、意味がなくなってしまうっていうか。曲順どおりに"虹"を聴いて"THE GHOST IN MY ROOM"を聴いて次に行けるようなものにつなげたかった[24]」と発売当時のインタビューで語っている。
- 楽曲制作の経緯について、tetsuyaは「カップリングどうしようって考えた時に、hydeが"これをシングルにするなら、カップリングはご機嫌なロックンロール・ナンバーが欲しい"って言い出して。そんなタイプの曲は、その時なかったんで"じゃあ、俺が作る"ってhydeが作ってきたんです。セッションしながら作った感じの曲で、すごく気に入ってます[25]」と語っている。
- また、バンドのディレクターを務める中山千恵子は、本作発売当時のインタビューにてで「カップリングに関してはINXSとか'80年代のロックっぽい曲でいきたいということになりまして。でもそれはこの段階(1997年6月24日に実施した2回目の曲出し会のとき)ではまだ出ていなかったんですけどhydeが"書く"って自分で言って[8]」と述懐している。本楽曲のプロデュースおよびアレンジ作業には、L'Arc〜en〜Cielのサポートキーボーディストを務める秦野猛行が参加。
- 本楽曲に取り入れられたブレイクビーツは、yukihiroが手掛けている[26][27]。2004年の音楽雑誌でのインタビューにてyukihiroは、「(この曲に)ブレイクビーツとかを入れるって話になってて、まあ僕そういうことずっとやってたから"ちょっとやってみていい?"とか、そういうのもやらせてくれた[27]」「"こんなこと俺やっていいのかな"とか思いながらやってたんですけど、メンバーでもないのに(笑)[26][27]」と述懐している。kenは「この曲の音作りをした時は、最初yukihiro欠席で。マニピュレーターの人が、何気なく機械をいじってループを出したんですよ。で、それいいね、使ってみようかって言ってて、そこへ、yukihiroが出席して。彼がどんどんそれを形にしていって、最終的にループのところはyukihiroのアイデアのものに差し換えていったんです[5]」「ループと差し換えた後にyukihiroもドラムを叩いて、俺らの音も全部突っ込んだ時点でね。なんていうか、ゴムマリが弾むような?そんな感覚が出てたんで凄いよかった。ほら、この手のビートって、そういう感覚がないまんまのものもあるけど、それがあるからラルクの楽曲として凄く完成度の高いものになってる[5]」と発売当時に語っている。またtetsuyaは「こういうブレイクビーツみたいなことって初めてやったから。作業を見てるだけで面白かったです[5]」と述懐している。
- ちなみに、1999年開催のライヴツアー「1999 GRAND CROSS TOUR」の一部公演で演奏したきり、現在までライヴで披露されていない。
(※)音源がフィジカルに収録されているものに限り記載する。
オリジナルアルバム
ベストアルバム
- コンピレーションアルバム
- 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- COMPLETE CD-BOX』 (#1)
- 『るろうに剣心 Complete Collection』 (#1)
- 『WHAT's IN?』、ソニー・マガジンズ、1997年10月号
- 『uv vol.23』、ソニー・マガジンズ、1997年
- 『PATi PATi』、ソニー・マガジンズ、1997年11月号
- 『B=PASS』、シンコー・ミュージック、1997年11月号
- 『hv vol.5』、ソニー・マガジンズ、1997年
- 『uv vol.28』、ソニー・マガジンズ、1998年
- 『WHAT's IN? PICTORIAL Vol.6』、ソニー・マガジンズ、1998年
- 『uv vol.29』、ソニー・マガジンズ、1998年
- 『ROCKIN'ON JAPAN』、ロッキング・オン、2004年3月号
- 『哲学。』、ソニー・マガジンズ、2004年
- 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 01』、ソニー・マガジンズ、2006年
- 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 02』、ソニー・マガジンズ、2006年
- 『別冊宝島1399 音楽誌が書かないJポップ批評47 L'Arc-en-Cielの奇跡』、宝島社、2007年
- 『BASS MAGAZINE SPECIAL FEATURE SERIES / tetsuya L'Arc〜en〜Ciel』、リットーミュージック、2010年
- 『音楽プロデューサー 岡野ハジメ エンサイクロペディア CATHARSIS OF MUSIC』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2019年
- 『Rolling Stone Japan L'Arc-en-Ciel 30th L'Anniversary Special Collectors Edition』、CCCミュージックラボ、2021年
注釈
L'Arc〜en〜Ciel名義ではライヴ「1997 REINCARNATION」が「虹」の初披露となっている。ただ、同ライヴの1週間前に変名バンドthe Zombiesとして開催したライヴ「Live Tour NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS EVE」にて実質的な「虹」の初披露が行われた。
出典
『音楽プロデューサー 岡野ハジメ エンサイクロペディア CATHARSIS OF MUSIC』、p.169、シンコーミュージック・エンタテイメント、2019年
『音楽プロデューサー 岡野ハジメ エンサイクロペディア CATHARSIS OF MUSIC』、p.168、シンコーミュージック・エンタテイメント、2019年
『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 01』、p.117、ソニー・マガジンズ、2006年(『uv vol.23』の再掲)
『B=PASS』、p.17、シンコー・ミュージック、1997年11月号
『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 01』、p.136、ソニー・マガジンズ、2006年(『hv vol.5』の再掲)
『B=PASS』、p.25、シンコー・ミュージック、1997年11月号
『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 01』、p.112、ソニー・マガジンズ、2006年(『WHAT's IN? 1997年10月号』の再掲)
『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 01』、p.139、ソニー・マガジンズ、2006年(『hv vol.5』の再掲)
『WHAT's IN? PICTORIAL Vol.6』、p.30、ソニー・マガジンズ、1998年
『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 02』、p.68、ソニー・マガジンズ、2006年(『uv vol.29』の再掲)
『B=PASS』、p.16、シンコー・ミュージック、1997年11月号
『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 01』、p.140、ソニー・マガジンズ、2006年(『hv vol.5』の再掲)
『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 01』、p.137、ソニー・マガジンズ、2006年(『hv vol.5』の再掲)
『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 01』、p.119、ソニー・マガジンズ、2006年(『PATi PATi 1997年11月号』の再掲)
『哲学。』、p.88、ソニー・マガジンズ、2004年
『BASS MAGAZINE SPECIAL FEATURE SERIES/tetsuya L'Arc〜en〜Ciel』、p.17、リットーミュージック、2010年
『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 02』、p.45、ソニー・マガジンズ、2006年(『uv vol.28』の再掲)
『Rolling Stone Japan L'Arc-en-Ciel 30th L'Anniversary Special Collectors Edition』、p.54、CCCミュージックラボ、2021年
『別冊宝島1399 音楽誌が書かないJポップ批評47 L'Arc-en-Cielの奇跡』、p.12、宝島社、2007年
『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 01』、p.138、ソニー・マガジンズ、2006年(『hv vol.5』の再掲)
『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 01』、p.143、ソニー・マガジンズ、2006年(『hv vol.5』の再掲)
『ROCKIN'ON JAPAN』、p.77、ロッキング・オン、2004年3月号
『ROCKIN'ON JAPAN』、p.78、ロッキング・オン、2004年3月号