Loading AI tools
千葉県船橋市の寺院 ウィキペディアから
金蔵寺(こんぞうじ)は、千葉県船橋市金杉にある真言宗豊山派の寺院。山号は御瀧山(おたきさん)。本尊は不動明王ということから、御滝不動尊(おたきふどうそん)とも呼ばれている。吉橋大師八十八ヶ所巡りの第58番目札所でもある。
創建は1423年(応永30年)。伝承によると、常陸国の守護大名佐竹義仁に招かれた越後国出身の僧・能勝阿闍梨が下総国の金杉村(現・船橋市金杉)には夜も明るくなるほど光を放って輝いていた場所があると聞き、21日間の護摩を修した。夢に現れた円仁(慈覚大師)から不動明王像がこの地に埋まっているとのお告げを受けた能勝は、村人の協力を得てその場所を掘ると、円仁作の不動明王像が出土し、その掘った跡から水が湧き出し、滝となった。不動明王像が安置された小堂は金蔵寺の始まりと言われている。
江戸時代に入ると、境内が幕府直轄の小金牧の範囲になったため住職の居住を村内に移し、8月のみ入山を許され大祭を続けていた。明治時代になると、牧馬がなくなったことから元の敷地に戻ったとされている[1]。
『千葉県誌 稿本 巻上』(1919年)は当山の由来について以下のように述べている。
伝へ云ふ、応永三十年七月越後の僧能勝来り草庵を結び不動尊を安置し、同三十年堂宇を営み之を移す 金蔵寺是なり、天和三年(1683年)再び此の地に移し本堂を造り、嘉永六年(1853年)再建すと。[2]
|
|
「下総国金椙御滝山不動堂之図」という滝不動の四季を描いた4枚組である。作年不明。幕末から明治には、滝にうたれて修業する行者もいたといわれる。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.