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Across The View(アクロス・ザ・ビュー)
東京のFMラジオ局・J-WAVEが、アメリカのミュージシャン・リチャードバーマーに依頼し制作された、エレクトロニック・リラクゼーション・ミュージック。同タイトルのアルバム『Across The View』に収録されている。1988年当時は日本での発売はなかったが、後述のJ-WAVEでのオンエアをきっかけに「J-WAVE開局記念」として発売された。現在このCDは廃盤となっているが、2009年にインターネットでの楽曲配信が始まった。
また、2008年放送の開局20周年特番「VISIONARY WORLD」でも特別パッケージにしてリスナープレゼントされた。
おおたか静流と加藤みちあきのユニット「DIDO」のバージョンも存在する。
J-WAVEは、『Across The View』を局として最も重要な楽曲と位置づけている。現在でもJ-WAVEのイメージを象徴する楽曲である。
J-WAVE(当時はエフエムジャパン)サービス放送時からこの楽曲がオンエアされると、凄まじい量の問い合わせが局に殺到し、その量は本放送開始前までに1500件に迫るものだったという。
J-WAVE開局翌年の1989年に放送開始。1998年3月までは新日本製鐵(現・日本製鉄)グループがスポンサーだったため、「Nippon Steel Group Across The View」(ニッポン・スティール・グループ・アクロス・ザ・ヴュー)が正式タイトルだった。
当初は、世界のトピックスを伝えながら音楽を流す番組であったが、1991年にモーリー・ロバートソンがナビゲーターに就任してからは、数々の実験的な企画が立てられた。このとき、モーリー・ロバートソンがメインで、不定期にロバート・ハリスが代役で一週間出てくる、という構成であり、ナビゲーター就任当初は、毎回海外の複数の知人に国際電話をかけて英語でトークし、後から日本語で要約する、という割と穏やかな構成であった。モーリーは次第にリスナーやバンドを番組に参加させ、音楽性を追求するようになっていった。さらにパソコン通信も巻き込んだ。しかしモーリーの負担が大きかったのか、番組改編時期にリスナーを巻き込んで降板を宣言したが、改編後、結局毎週一日ぶんだけ続投した。
1994年頃より、一部曜日のナビゲーターの交代によりアーティスト担当番組の色が出てきた。モーリーの完全降板後は、後継ナビゲーターはアーティストであり、日替わりアーティストDJ番組へと変化した。
1999年4月より、放送時間が20:00-21:30に移動となり、曜日ごとにサブタイトルがつくようになった。
2001年9月28日をもって、放送時間を多少遅い時間にずらした「OH! MY RADIO」に移行する形で終了となった。
番組タイトルは前述のとおり、リチャード・バーマーの楽曲『Across The View』に由来しており、番組中で流された時期もあった。しかし、番組後期この楽曲は流されず、オープニングテーマはKOOL & THE GANGの『Chocolate butterMilk』[1]であった。
(50音順)
(曜日・担当時期順)
“”内はサブタイトル名
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