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日本映画 ウィキペディアから
『BECK』(ベック)は、2010年9月4日公開の日本映画。ハロルド作石の漫画『BECK』を原作とした青春映画である。松竹・日本テレビ放送網提携作品。主演は水嶋ヒロ。
キャッチコピーは「奇跡の出会いによって生まれたバンド、ベック。青春のすべてが、ここにある。」。
原作1巻から10巻までの内容を元に実写映像化された。
監督は『20世紀少年』や『TRICK』の堤幸彦、主演は『ドロップ』の水嶋ヒロ、『ROOKIES』の佐藤健や桐谷健太ら映画やドラマで高く注目されている俳優を起用。その中で水嶋ヒロ、佐藤健、向井理、忽那汐里は『メイちゃんの執事』でも共演している。
劇中「グレイトフル・サウンド」野外ライブシーンは、フジロックフェスティバルの舞台監督や照明・音響他技術スタッフの協力のもと、2009年フジロック終了翌日に苗場スキー場で撮影された。また堤幸彦は「楽器の描写はもちろんのこと登場人物が身につける服や靴も、無いものは作って原作に忠実に再現した」と小道具や衣装へのこだわりを語っている[3]。
2010年8月21日には朝刊6紙ジャック企画で、デイリースポーツ(首都圏版)に忽那汐里、読売新聞に水嶋ヒロ、朝日新聞に佐藤健、産経新聞に桐谷健太、東京新聞に中村蒼、毎日新聞に向井理がそれぞれ全面広告に掲載された[4]。また8月28日の特別先行上映と舞台挨拶では、松竹配給映画で史上初となる丸の内ピカデリー1、2、3の3館をジャックを敢行した[5]。
全国316スクリーンで公開され、2010年9月4,5日初日2日間で興収3億1,357万4750円、動員は23万151人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となった[6]。松竹配給作品の1位は2009年3月の『ヤッターマン』以来。また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)でも第2位になるなど高く評価されている一方、町山智浩などの映画評論家、ミュージシャンでは宇多丸や大槻ケンヂ、音楽ライターでは磯部涼、映画雑誌『映画秘宝』からは酷評を受けている。TBSラジオ『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』のシネマハスラー2010年全映画ランキングでは対象56作品中ワースト6位[7]。HIHOはくさいアワード第7位[8]。
原作者のハロルド作石の意向によりコユキ(佐藤 健)のボーカルパートが別の音に挿げ替えられる、あるいは無音で処理されて聴くことができない。また竜介と栄二のバンドであるシリアルママのボーカルも聴くことができない。ハロルド作石自身は「何回観ても発見があるし、それぞれのキャラクターに物語があっていろんな形で感情移入できるのがすごい」と映画の出来を評価している[3]。
非凡なボーカルの才能を持つ田中幸雄(コユキ)は平凡な高校生活を送っていた。そして、ある日、偶然、ニューヨーク帰りの天才ギタリスト南竜介と出会う。竜介は元いたバンドを喧嘩別れし、独立して才能溢れる千葉、平を誘い、「BECK」というバンドを結成し、そこにコユキとサクという若いメンバーも加わり、バンド活動を始める。そのうちに音楽にのめりこんでいき、ライブハウスでの活動やCDデビューなどを果たしていった。ある日、そんな彼らのもとに国内最大のロックフェス「グレイトフル・サウンド」出演の依頼がやってくる。
いずれも発売・販売元はバップ。
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