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N-バス(えぬバス)は、愛知県長久手市が運行するコミュニティバスの愛称である。正式名称は長久手市循環バス(ながくてしじゅんかんバス)。全路線の運行を長久手市内に所在する名鉄バス名古屋営業所に委託している。
1998年(平成10年)7月運行開始。2005年(平成17年)のリニモ開業に伴い、リニモ各駅に停留所を設置して市内の各地域とリニモの駅を結ぶようになる。現行路線の詳細は後述。 年末年始(12月31日 - 1月3日)を除き、毎日運行する。
2021年4月1日からは、以下の5路線8コースで運行している。いずれも市役所を発車して市役所に戻ってくる循環路線で、全便が福祉の家を経由する。
平日は右回り7本、左回り6本、土・休日は右回り5本、左回り4本が運行される。 市南西部から中心部へのアクセス路線として利用されているほか、長久手古戦場駅・杁ヶ池公園駅から愛知淑徳大学への通学手段としても利用される。 片平東~愛知学院口間で日進市を走行するが、停留所は設置されていない。
長久手古戦場駅、名都美術館、淑徳大学、杁ヶ池公園駅、文化の家、愛知医大
平日は右回り6本、左回り7本、土・休日は右回り4本、左回り5本が運行される。 中央線と同様、愛知学院西~愛知学院口で日進市を走行するが、停留所は設置されていない。
長久手古戦場駅、長久手住宅、杁ヶ池公園駅、はなみずき通駅、文化の家、愛知医大
平日、土・休日ともに同時刻で5本運行される。循環部分は左回りの一方向運行である。 枦木~塚田西間で名古屋市名東区を走行し、藤が丘駅東側のバス通り上に「藤が丘」停留所が設置されている。 この路線のみ唯一、安昌寺~福祉の家間で「大草西」停留所[注釈 2]を経由する。
文化の家、藤が丘
平日は両回りとも3本、土・休日は右回り2本、左回り3本が運行される。1周の所要時間は5路線の中で最も短い。 土・休日は福井にある平成こども塾に乗り入れる。
平日は5本、土・休日は4本が運行される。市南東部の三ケ峯ニュータウンとの往復運行だが、ニュータウンを跨いで乗り通しが可能なほか、帰りは市北部の立花・愛知医大を経由して運行する。 三ケ峯ニュータウン内は乗用車同士でも離合が難しい狭隘路を通過する。
1乗車100円均一で、中乗り前降りの運賃後払い。2011年3月31日までは前乗り中降りの運賃先払い方式であった。
2009年9月1日より「市役所」「福祉の家」「杁ヶ池公園駅(北口・南口)」の3か所でN-バスの他路線に乗り換える場合、無料乗継券が発行されるようになった。現在は「長久手古戦場駅」でも発行される。同路線での使用はできない。
運賃支払いには、現金のほか交通系ICカード「manaca・TOICA」および交通系ICカード全国相互利用サービス対応カードが利用可能。ただし乗継券以外での無料乗り継ぎはできず、マイレージポイントは付与されない。
また、1ヶ月1,500円で全路線乗り放題となるフリーパス券や100円券11枚つづり1,000円の回数券が発売されている。
過去には通勤通学者向けに「朝夕便」限定の定期券(1か月)があり、一般2,000円、学生1,000円で発売されていた。
なお、市が65歳以上および12歳以上で各種障害者手帳を所持している住民に発行している「赤あったかあど」を提示することで無料で乗車できるサービスは、収支率の改善を目的として廃止となっている[10]。
車両は専用カラーの小型ノンステップバス、日野・ポンチョ(2ドアロングボディ)を使用する。車両点検などで専用車両が使用できない場合は、名鉄バスの中型車または小型車が「N-バス」のステッカーを貼付して代走する。
銀色ベースにカラフルな色彩が施された専用カラーは運行開始時に採用されたもので、現行車両も同じカラーリングを引き継いでいる。
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