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おもちゃのマーチ
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「おもちゃのマーチ」は、日本の童謡。1923年(大正12年)1月に童謡楽譜集『子供達の歌 第二集』で発表された[1][2]。ラジオ初放送は1926年(大正15年)6月18日[1]。作詞は海野厚[1][2]、作曲は小田島樹人[2]。
大正時代から盛んに歌われ[5]、現代まで歌い継がれてきた作品の一つであり、亀田製菓が設立40周年記念文化事業として選んだ「日本の歌百選」(2000年)に選出された。また、NHK教育テレビ(Eテレ)の幼児向け番組「おかあさんといっしょ」では、横山だいすけ・三谷たくみ、しゅうさえこ、小鳩くるみといった、幅広い世代のうたのおねえさん、うたのおにいさんによって歌われカバーされてきた[注 1]。
作詞の海野厚が1925年没、作曲の小田島樹人が1959年没なので、著作権の保護期間が満了し、歌詞も楽曲もパブリックドメインとなっている[注 1]。
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歌詞
作詞は海野厚[1][2]。歌詞の中の「わんわ」は犬の幼児語。「キューピ」はキューピー人形。「ポッポ」は鳩であることが発表誌で明示されており、汽車という解釈もあるが誤りである[2]。
やっとこやっとこ くりだした
おもちゃのマーチが ラッタッタ
にんぎょうのへいたい せいぞろい
おうまもわんわも ラッタッタ
やっとこやっとこ ひとまわり
キューピもポッポも ラッタッタ
フランスにんぎょうも とびだして
ふえふきゃたいこが パンパラパン
楽曲
作曲は小田島樹人。小田島の代表作である。ヘ長調、4分の2拍子で、テンポは=120「無邪気に」。

歌手
- 日本コロムビアの前身である日本蓄音機商会から、1925年(大正14年)頃に村山久子の歌唱で、1928年(昭和3年)頃に佐藤怡子の歌唱で、それぞれレコードが発売された(ニッポノホン15412[3]、ニッポノホン16827[6])。
- ポリドール・レコードから、1936年(昭和11年)、戦前のハリウッドスター子役で日本でも人気があったシャーリー・テンプルが日本語で日本の童謡を歌った『テンプルの童謡』(4曲入りSP盤、規格品番2409)が発売された。このB面1曲目に「おもちゃのマーチ」が収録された。
- 1999年(平成11年)に発売された、ファースト・アカデミー『みんなのどうよう 3』(KEEP/日本クラウン FGS-304/2008年の再発盤はMCD-272)の12曲目に「おもちゃのマーチ」が収録された。
- 2025年5月現在、日本音楽著作権協会(JASRAC)のデータベースには、横山だいすけ・三谷たくみ、由紀さおり・安田祥子、しゅうさえこら18の個人・団体がアーティスト登録されている[注 1]。
- 他にも、タンポポ児童合唱団、森の木児童合唱団、益田恵/コロムビアゆりかご会など、さまざまな合唱団によるカバーが存在する。
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絵本
童謡に挿絵をつけた「童謡絵本」が、1950年代にコロムビアから出版された。
同形態のものに「うたうえほん」、「うたの絵本」などがある。
これらが発展して、1990年(平成2年)前後から音の出る絵本が刊行されるようになった[8]。以下はその一例であり「おもちゃのマーチ」が収録されている。
- たかいよしかず 他 絵『うたって たたこう! わくわく リズムあそびどうようえほん』金の星社、2017年9月、ISBN 978-4-323-89052-4
関連項目
脚注
参考文献
外部リンク
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