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だんちがい
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『だんちがい』は、米田和佐による日本の4コマ漫画作品。『まんが4コマぱれっと』(一迅社)にて、2011年8月号から2021年11月号まで連載された。オンラインマガジン『ぱれっとonline』においても、オンラインオリジナルコミックが掲載されている。
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また、『月刊ComicREX』2015年10月号に、4コマ漫画では無く通常のコマ割りでの番外編『団地外のだんちがい』が掲載された[1][2]。
テレビアニメが2015年7月から9月にかけて放送された。
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ストーリー
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マンションでも一戸建でもアパートでもない、昭和の香りがする団地に住まう4女1男の仲野きょうだいによるホームコメディー。夢野団地の3LDKに両親を含めた7人家族で住まう仲野一家の日常が、きょうだいの生活中心に描かれる。コミックス第1巻のカバー折り返しに、「プライバシーのない家族関係というのも、幸せだなーと思います。」との作者コメントに、本作のテーマが垣間見える。
基本的には、唯一の男子である仲野晴輝と姉妹との絡みが中心であり、個性的な仲野家の姉妹たちに翻弄される晴輝、という図式のドラマが展開される。両親は「多忙」「長期出張中」「旅行中」等の理由で不在であることが多く、作中で一度も姿を見せていない[3]。
コミックス帯には「複数ヒロインラブコメ」とあるが、仲野きょうだいの間には恋愛や背徳的な感情は一切無く、家族愛のラブであることを特徴とする。
舞台はJR立川駅周辺がモデルであり、これは原作者の行動範囲にある団地のイメージに由来している[4]。
ストーリーの進行は極めてゆっくりであり、1号棟(第1話)時点で4月、コミックス第4巻収録の42号棟(第42話)時点で同じ年の夏服衣替えを迎えた。
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登場人物
- 仲野 夢月(なかの むつき)
- 声 - 明坂聡美
- 一家の長女で、きょうだいの最年長。高校2年生。名前の由来は旧暦1月を意味する「睦月」。1月2日生まれ。
- 多忙な両親に代わり家事全般を一手に引き受け、そのレベルは高い。学力も運動も学年トップクラス、容姿端麗、スタイル抜群で、胸の成長が止まらないのが悩み。妹たちの前では完璧な姉だが、晴輝の前では気が抜けていることも多く、彼のベッドで制服姿のスカートがまくれそうになりながら昼寝する、風呂上がりにタオル1枚のまま晴輝の部屋でくつろぐなど、ギャップが激しい。怒らせると怖い。
- 晴輝と2人きりで歩くと、かなりの高確率で恋人同士に見られるうえ、苗字が同じことから新婚夫婦と間違われたこともあった。高校においては、晴輝と夢月それぞれの友人に限っては2人が姉弟であることは周知だが、それ以外には公認カップル扱いをされている。
- 弱点が無いわけではなく、ファッションに対してこだわりがあまりないため、ダサい服を躊躇なく着てしまうこともある。基本的に夢月の私服は弥生のコーディネートである。
- 日本姉大賞2015で3位に入賞した[5]。
- 仲野 晴輝(なかの はるき)
- 声 - 阿部敦
- 一家の長男で、きょうだいの2番目。高校1年生。名前の由来は旧暦2月を意味する「仲の春(なかのはる)」。12月12日生まれ。
- 唯一の男子のためか、家庭内女難の渦中にある。暇さえあればゲームばかりしているインドア派で、アニメ好きマンガ好きのややオタク。中学時代は文字どおりの中二病の気があった。
- 学力はそこそこで運動が苦手でスタミナも無いが、足を怪我した夢月を背負ってバスの停留所まで全力疾走するなど、基礎体力だけはある。夢月と同じ高校のため、何かと比較されることが悩み。目つきが悪いので不良っぽく見られるが、実際はぼーっとして小心者である。きょうだいに対してはなんだかんだ言って面倒見が良い。
- アニメのオープニングに登場する金魚鉢の金魚は、晴輝のペット・ギョリーンである。
- 仲野 弥生(なかの やよい)
- 声 - 小松未可子
- 一家の次女で、きょうだいの3番目。中学3年生。名前の由来は旧暦3月を意味する「弥生」。3月23日生まれ。
- 勉強は全くダメだが運動神経はずば抜けて良く、部活(バスケットボール部)に打ち込んでいる。受験生だが、スポーツ特待生で進学できないかと目論むほど勉強が苦手。
- 晴輝とはケンカばかりしているが、内心では幼い頃からのお兄ちゃん大好きっ子である。夢月とは正反対に、晴輝と2人きりで歩くと、当人はカップルに見られないかと意識するが、周囲には兄妹にしか見られない。晴輝を「ばかルキ」「エロキ」と呼ぶ、すぐに手が出るなど、晴輝に対する普段の態度は最悪だが、勉強だけは晴輝に頼りたがる。これは、夢月のほうが学力が高くても、天才肌ゆえに教え方が下手で理解不能なためでもある。
- 夢月の項にもあるように、ファッションセンスが良い。
- 仲野 羽月(なかの うづき)
- 声 - 徳井青空
- 一家の三女で、咲月の双子の姉。きょうだいの4番目。小学3年生。名前の由来は旧暦4月を意味する「卯月」。6月22日生まれ。
- 晴輝を兄とも思わずオモチャ扱いしている。年齢の割に行動が幼いが、勉強はよくできる。趣味は晴輝へのイタズラ。
- 天真爛漫で行動的。咲月とは似ているようで、趣味が違う部分もあり、その点は干渉はしないなど思慮深いところも見られる。
- 動物好きで心優しい面もある。
- 仲野 咲月(なかの さつき)
- 声 - 堀野紗也加
- 一家の四女で、羽月の双子の妹。きょうだいの末っ子。小学3年生。名前の由来は旧暦5月を意味する「皐月」。6月22日生まれ。自分一人称は「ぼく」。
- いつでもどこでも羽月と行動を共にしている。言いたいことは全て羽月が言ってくれる(言ってしまう)ため、羽月の言葉の語尾しか口にしないことが多い。1人になると、途端に人見知りで引っ込み思案になる。兄や姉を「お兄さん」「お姉さん」と呼ぶ。アニメやマンガが大好きで、晴輝と趣味が合う。
- 夢見がちで、ともすれば中二病に近い妄想をすることがよくある。その意味で晴輝とよく似ているが、本人はそう言われることを嫌がる。晴輝のことは好きなようだが、目的を果たすと素っ気なくなるなど、若干気まぐれなところがある。
- 西城 百合香(さいじょう ゆりか)
- 田中 夏海(たなか なつみ)
- 夢月の同級生で友人。夢月の天然ぶりを面白がっている様子。
- 江里原 あや(えりはら あや)
- 佐藤 里美(さとう さとみ)
- 弥生の同級生で友人。二人とも弥生のブラコンぶりには気づいている。
- 里美は彼氏持ち。あやは弥生を「やよやよ」と呼ぶ。
- 鈴木 翼(すずき つばさ)
- 田中 充則(たなか みつのり)
- 晴輝の同級生で友人。二人とも仲野家を晴輝のハーレムだと思っている。ゲーム好きで晴輝と気が合う。
- うずまき
- 声 - 田口香織
- 額にうずまき模様のある仔猫。原作では第1巻・3号棟(第3話)のみに登場。アニメでは第1話冒頭、携帯電話の目覚まし待ち受け画面にキャラクターとして登場している。原作者のツイッターアイコン(2015年7月時点)など、原作者のアバターとして登場することがある。
作中作の登場人物
- 魔法少女エコー(まほうしょうじょ エコー)
- 声 - 島彩乃
- 作中作の魔法少女ものアニメ『プリティー魔法少女エコー!』の主人公。咲月は本作品の大ファンで、実は晴輝もファン。「魔法を使わない魔法少女」という触れ込み。作中のテレビニュースでは、子供たちに大人気と報じられている。主題歌が電波ソングという評判。
- 作者の旧作『えこぱん』の主人公と同名だが、直接の関連性は無い。
- エイコちゃん
- 声 - 齋藤翔子
- 魔法少女エコーの正体。兄に甘える姿が、羽月の晴輝に対するイタズラの元ネタになった。
- お兄ちゃん
- 声 - 東城咲耶子
- エイコちゃんの兄。
- じいや
- 声 - 橘諒
- 『プリティー魔法少女エコー!』の登場キャラクター。ヒゲの生えた猫のような外見。
- 亡者バーニー(もうじゃバーニー)
- 声 - 河端悠平
- 『プリティー魔法少女エコー!』の敵役。札束を持った老人とF1マシンが合体したような姿。バーニー・エクレストンとの関連性は現時点で立証されていない。
- D・Cガイ(ディー・シー ガイ)
- 声 - 長谷川和也
- 作中作の冒険マンガのタイトルであり主人公。晴輝、咲月ともに本作の大ファン。作中のマンガ誌『月刊少年バレット』で好評連載中。テレビアニメ化やゲーム化もされ、いずれも大人気という設定。「D・Cガイパン」というタイアップ菓子パンも存在する。
- スラミ、姉・ラナ、妹・レナとパーティーを組む。名前の由来は「Dan・Chiガイ」。
- スラミ
- 声 - 藤森涼美
- D・Cガイの仲間。丸い顔に羽が生えただけのキャラクター。
- 春花(はるか)[6]
- 声 - 明坂聡美
- 咲月が読んでいた作中作のマンガの登場人物。夏美とは双子の姉妹と思われていたが、実は魔法国の姫だった。
- 夏美(なつみ)
- 声 - 小松未可子
- 咲月が読んでいた作中作のマンガの登場人物。春花とは双子と思われていた。
- 吸血姫(きゅうけつひめ)
- 声 - 藤森涼美
- 春花と夏美の物語を読んだ咲月が、本当は自分も羽月と双子ではないのではないかと思い込み、自分の正体として妄想したキャラクターの1つ。
- 悪魔王女(あくまおうじょ)
- 声 - 木下鈴奈
- 吸血姫同様、咲月が自分の正体として妄想したキャラクターの1つ。
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書誌情報
- 米田和佐 『だんちがい』 一迅社〈4コマKINGSぱれっとコミックス〉、全11巻
- 2012年11月22日発売 ISBN 978-4-7580-8159-7
- 2014年12月22日発売 ISBN 978-4-7580-8226-6
- 2015年4月22日発売 ISBN 978-4-7580-8230-3
- 2015年9月19日発売 ISBN 978-4-7580-8246-4
- 2016年9月21日発売 ISBN 978-4-7580-8270-9
- 2017年9月22日発売 ISBN 978-4-7580-8294-5
- 2018年10月22日発売 ISBN 978-4-7580-8315-7
- 2019年7月22日発売 ISBN 978-4-7580-8333-1
- 2020年4月22日発売 ISBN 978-4-7580-8342-3
- 2021年1月25日発売 ISBN 978-4-7580-8359-1
- 2021年10月21日発売 ISBN 978-4-7580-8374-4
番外編
『姉妹ちがい 米田和佐短編集』一迅社REXコミックス
- 晴輝の高校入学時の夢月とのエピソードを描いた『団地外のだんちがい』を収録[7]。
テレビアニメ
要約
視点
『まんが4コマぱれっと』2015年4月号および同誌編集部ツイートにて、テレビアニメ化が発表され[8]、5分枠のショートアニメが2015年7月から9月にかけて放送された。全12話。2015年7月1週目はキャスト出演の実写番宣番組が放送された。ニコニコ動画及びdアニメストア、アニメパス、アニメ放題、バンダイチャンネルでも2015年7月以降随時配信。
スタッフ
- 原作 - 米田和佐(『だんちがい』(一迅社『まんが4コマぱれっと』連載中))
- 監督・シナリオ・コンテ・演出 - 木村寛
- キャラクターデザイン - 伊藤依織子
- 美術監督 - 田代一志
- 色彩設計 - 小山知子
- 撮影監督 - 柏木健太郎
- 編集 - 金山慶成
- 3DCG - 宮坂忠邦
- 音楽 - shusei
- 音響監督 - 大室正勝
- 音響制作 - ダックスプロダクション
- 企画・プロデュース - 石塚治寿
- プロデューサー - 内野健志、新宿五郎、斉田秀之、平田実、西岡瞳、ひらさわひさよし
- 制作プロダクション - ドリームクリエイション
- アニメーション制作 - Creators in Pack
- 製作著作 - 夢野団地自治会
主題歌
4姉妹それぞれのテーマ主題歌がある。
- 「Let a good day」(第1、6、11話)
- 作詞・作曲・編曲 - shusei / 歌 - 仲野弥生(小松未可子)
- 「Gentle Mischief」(第2、8、9話)
- 作詞・作曲・編曲 - shusei / 歌 - 仲野羽月(徳井青空)
- 「Early Morning」(第3、7、10話)
- 作詞・作曲・編曲 - shusei / 歌 - 仲野夢月(明坂聡美)
- 「Princess Durandal」(第4、5、13話)
- 作詞・作曲・編曲 - shusei / 歌 - 仲野咲月(堀野紗也加)
第12話は主題歌なし。
各話リスト
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脚注
外部リンク
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