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ちょこっと京都に住んでみた。

日本のテレビドラマ ウィキペディアから

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ちょこっと京都に住んでみた。』(ちょこっときょうとにすんでみた、フランス語: J'ai essayé de vivre un peu à Kyoto)は、テレビ大阪製作により「年末スペシャルドラマ(以下、年末SP)」としてテレビ東京列6局ネットで2019年12月29日の11時25分から12時50分に放送されたテレビドラマ[1]。主演は木村文乃[1]

概要 ちょこっと京都に住んでみた。 J'ai essayé de vivre un peu à Kyoto, 別名 ...

「観光地に一切行かない京都案内」と「住んでいる人しか知らない京都」をコンセプトに、東京でデザイナーを目指し挫折した女性が京都の町家に住む大叔父のもとで過ごす5日間を通じて次第に心がほぐれていくさまを、ドキュメンタリー×ドラマの手法で描く[1][2]

第57回ギャラクシー賞テレビ部門奨励賞を受賞し、2020年7月25日の14時5分から15時30分に再放送された[3]

2022年7月7日(6日深夜)から8月11日(10日深夜)までテレビ大阪開局40周年記念ドラマ(以下、連続ドラマ)として、テレビ大阪で木曜(水曜深夜)0時 - 0時30分(JST)、テレビ東京で木曜(水曜深夜)2時35分 - 3時5分(JST)に続編(全6回)が放送された[4]

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あらすじ

年末SP

仕事を辞めて実家に戻り暇にしていた江東佳奈は、母から怪我をしたという大叔父・大賀茂の身の回りの世話をするよう頼まれて東京から京都へとやってくる。大叔父の怪我は大したことはなかったが、せっかくだからと佳奈はしばらく京都に滞在することにする。

長く京都に暮らしさまざまなこだわりを持つ大叔父からお使いを頼まれた佳奈は、渡された手描きの地図を頼りに自転車に乗って大叔父こだわりの店々を連日訪ねる。さらに、自分の好きなものは自分で探すようにという大叔父の言葉に、美味しい和菓子屋や隠れた絶景を求め勘を頼りに京都の街を気ままに巡る。訪れた先々で出会う人々との穏やかな会話、住むことで初めて目に触れる若い女子には目新しい奥深い京都の生活文化、ゆったりと静かに流れる時間。

好きなデザイナーの職を辞め人生に失敗したと言う佳奈に、大叔父は人生はもっとシンプルに、何でもやって好きなこと1つずつ増やしていけばいいと語る。5日間の滞在を通じて次第に佳奈の心はほぐれていき、「ちょっと大人になった」と東京へと戻っていく。

連続ドラマ

東京でデザイン事務所に再就職した佳奈は、長期出張で大阪支社に通うことになり、京都の大叔父・茂の家にひと月の間滞在することに。

佳奈は大叔父を慕うバイク店店主の小山一紫やグラフィックデザイナーの吉田宗忠を紹介され、彼らに連れ出され、二人が勧める山や河原でのピクニック、レトロな喫茶店での朝食などを体験し、自身も自転車で京都の街に繰り出すなど、京都を満喫する。

そんな中、佳奈はかつての同僚で、現在大阪に住む親友の三島結から近々結婚すると報告を受ける。大阪の街で結と再会することになった佳奈は、茂の後押しもあり彼女の結婚を嬉しいと思うだけでなく、なぜか寂しいと感じ、素直に祝福できない気持ちを正直に伝えると、結も以前同様の気持ちとなったことがあると告げられ、少し気持ちが楽になる。

佳奈は茂に、結婚する親友に寂しいという思いを素直に伝えることができたことを感謝すると、茂もその言葉に触発され、誤解から友情が壊れてしまった仕事仲間の藤沢と再会し、今でも親友と思っている気持ちを素直に伝え、彼との友情を回復する。

佳奈は結の挙式の帰りに、茂は藤沢の葬儀の帰りにすき焼き店で合流する。佳奈は以前賑やかなパーティーでふと感じた「淋しさ」の正体を知りたいと思っていたことから茂に「一人で淋しくないか」と問うと、彼は「ただ、一緒に寄り添うんや。上手に付き合うだけや」と答える。佳奈は茂の言葉に「淋しい」という気持ちが否定的な感情ではないと感じ取る。そして佳奈は茂の家を間もなく引き上げる。

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登場人物

主要人物

江東佳奈〈27〉
演 - 木村文乃
東京でデザイナーをしていたが挫折したことにより寮から実家に戻る。大叔父・茂が怪我をしたとの知らせに京都へとやって来る。(年末SP)
2年後には東京の別のデザイン事務所に再就職しており、長期出張で大阪支社へ通うため京都の茂の家へひと月の間滞在する。(連続ドラマ)
大賀茂〈70〉
演 - 近藤正臣[5]
佳奈にとっての母方の大叔父。京都にやって来た佳奈に色々と頼みごとをする。
グラフィックデザイナーで、かつてパリで生活していた。
小山一紫
演 - 古舘寛治(連続ドラマ)[4]
中古バイクショップ経営者。大阪出身。
学生時代にヨーロッパをバイク旅行した際、当時パリ在住だった茂と出会い、彼とはそれ以来の付き合い。茂には彼の愛車である赤いキャトルの整備を頼まれることもある。
吉田宗忠
演 - 玉置玲央(連続ドラマ)[4]
グラフィックデザイナー。静岡出身。京都の大学に入学して以降、京都在住。
先輩グラフィックデザイナーの茂を慕い、70年代のデザインについて教えてもらうため交流を持つようなった。小山とは茂を介して知り合いになっている。
買い付けた払い下げのロンドンバスロールサインを材料に、自身がデザインしたカバンを京都の職人に縫合してもらい販売している。
三島結
演 - 徳永えり(連続ドラマ)[4]
佳奈の親友。元同僚。近々、大阪で結婚する予定。
「おめでとう」という気持ちと共に、「寂しい」という正直な気持ちを佳奈から伝えられ、自身も佳奈の様に親しい友人の結婚に、同様な気持ちを感じたことがあったと佳奈に伝える。
藤沢
演 - 桜木健一(連続ドラマ)[6]
茂の仕事仲間。誤解から茂との友情が壊れ、没交渉となっていたが、佳奈が結に伝えたい気持ちを伝えたことに触発された茂が歩み寄り、友情を回復する。しかし程なくして亡くなってしまう。
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佳奈が訪れた店

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スタッフ

特記なき場合、年末SP、連続ドラマ共通。

  • 企画・原案 - 清水啓太郎(連続ドラマ)
  • 監督 - 吉見拓真
  • 脚本 - 横幕智裕[7]
  • 音楽 - ベンジャミン・ベドゥサック[8]
  • 主題歌 - miwa「あたりまえに」(Sony Records)(連続ドラマ)[4]
  • 挿入歌 - 阿児万寿美「Les couleurs de l'autome」「Prends-moi la main」(年末SP)
  • 技術協力 - IMAGICA Lab.ビデオサービス
  • チーフプロデューサー - 金岡英司(テレビ大阪)(年末SP)
  • プロデューサー - 岡本宏毅(テレビ大阪)[9]、清水啓太郎(松竹撮影所)、東島真一郎(松竹撮影所)
  • コンテンツプロデューサー - 金森 啓(テレビ大阪)
  • 制作プロダクション - 松竹撮影所
  • 製作著作 - テレビ大阪

ネット局

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受賞歴

  • 第57回(2019年度)ギャラクシー賞 テレビ部門 奨励賞
  • 第8回 ATP上方番組大賞 グランプリ

関連項目

脚注

外部リンク

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