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名建築で昼食を
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『名建築で昼食を』(めいけんちくでちゅうしょくを、フランス語: Déjeûnons dans un célèbre édifice)は、文筆家である甲斐みのりの著書『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』(エクスナレッジ)を原案として、テレビ大阪と松竹撮影所の共同制作により、2020年8月16日(15日深夜)から10月18日(17日深夜)まで、BSテレ東(衛星波・4K)およびテレビ大阪の「真夜中ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ[2]。主演は池田エライザと田口トモロヲ[2]。
2021年日本民間放送連盟賞テレビ/ドラマ番組部門優秀賞受賞[3]。
2022年8月18日(17日深夜)から9月22日(21日深夜)まで「テレビ大阪開局40周年ドラマ」として続編となる『名建築で昼食を 大阪編』が放送された[4][5]。
本稿では便宜上、2020年の連続ドラマを「東京編」、2022年の連続ドラマを「大阪編」、2021年のスペシャルドラマを「SP横浜編」と呼称する。
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概要
本作品では意外と知られていない名建築の中で食べることができる絶品ランチを紹介しており、アドリブを交えながら名建築を巡るドキュメンタリーパートをドラマパートと組み合わせたハイブリッドな作りに挑戦している[2]。本作品は仕事と恋に悩む主人公のOLがSNSを通じて出会った人生経験豊富な建築模型士から発せられる一風変わった視点の何気ない言葉に心動かされることで、挫折と葛藤を繰り返しながら成長していく物語である[2]。
あらすじ
東京編
有名建築家を父に持つ建築模型士の植草千明はノスタルジックで可愛らしい建築(千明曰く「乙女建築」)を巡るのが趣味で、訪れた時の様子をSNSで随時更新しており人気を博していた。一方、広告代理店で働く春野藤は別れた彼氏・小林健吾からぬか床を預かる羽目に遭い、複雑な心境を抱いたまま、かき混ぜる毎日を過ごしていた。そんな藤だが、実は親友の山口綾子と一緒にカフェを開くことを夢見ており、その参考になればという気持ちから千明のSNSをフォローしていた。いつしかSNSを通じてメッセージを交換していくうちに、2人は「東京の名建築」と呼ばれる建築物で昼食をすることになる。
大阪編
春野藤は、大阪で一人暮らしする大学時代からの親友・堀川美和が家庭の事情[注 2]で滋賀に一時帰省する間、ペットの亀の世話に困っていることを知り、長期有給休暇を消化しなければならない事情もあり、美和の大阪の自宅で留守を預かっていた。藤は植草千明が関西でも「乙女建築」を巡っていることをSNSで知り、来阪中であることを千明に伝えたところ、「大阪の名建築」に数えられる綿業会館でランチを兼ねて再会することになる。千明は大学時代を京都で過ごし、当時から「大阪の名建築」を訪ね歩いていた。
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キャスト
- 春野藤(はるの ふじ)
- 演 - 池田エライザ
- 都内の広告代理店勤務の女性。千明の名建築巡りの弟子。横浜出身。
- カフェを開く夢があり、その参考に植草のSNSをフォローしている。
- 長期有休消化を兼ね、親友・美和の大阪の家で過ごす。(大阪編)
- 植草千明(うえくさ ちあき)
- 演 - 田口トモロヲ
- 建築模型士。藤の名建築巡りの師匠。有名建築家・植草幸一の息子。
- 「乙女建築」を巡るのが趣味で、SNSで訪問した時の様子を更新している。
- 山口綾子(やまぐち あやこ)
- 演 - 小川紗良[6](東京編)
- 藤の大学時代からの友人。
- 藤とともにカフェを共同経営するのが夢で、その参考にチェーン店のカフェで修業中。
- マスター
- 演 - 三上寛[6](東京編・SP横浜編)
- 千明行きつけの喫茶店のマスター。
- 千明の悩みを聞きアドバイスする良き相談相手。
- 小林健吾(こばやし けんご)
- 演 - サトウヒロキ[7](東京編)
- 藤の元恋人。
- 藤にぬか床を預けて姿を消すが、ある日突然藤のところに姿を現す。
- 堀川美和
- 演 - 佐藤玲[8](大阪編)
- 藤の大学時代の友人。
- 一人暮らしの大阪から一時的に滋賀に帰省するため、藤に亀の世話をお願いする。
- 女将
- 演 - 安奈淳[8](大阪編)
- 千明行きつけの大阪の喫茶店「みさ」の店主。
スタッフ
特記なき場合、東京編、大阪編、SP横浜編共通。
- 原案[注 3] - 甲斐みのり『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』(エクスナレッジ)
- 監修 - 甲斐みのり
- 企画[注 4] - 清水啓太郎(松竹撮影所)
- 監督 - 吉見拓真
- 脚本 - 横幕智裕
- 音楽 - ベンジャミン・べトゥサック
- オープニングテーマ - Gi Gi Giraffe「Picture」[6]
- エンディングテーマ
- 浦上想起「未熟な夜想」(美しすぎた牛レコード)(東京編)[6]
- スカート「しるしをたどる」(PONY CANYON)(大阪編)[8]
- チーフプロデューサー - 金岡英司(東京編、SP横浜編)(テレビ大阪)
- プロデューサー
- 山本博紀(東京編、SP横浜編)、岡本宏毅(大阪編)(以上、テレビ大阪)
- 清水啓太郎、東島真一郎(以上、松竹撮影所)
- 製作
- テレビ大阪、松竹撮影所、「名建築で昼食を」製作委員会(東京編)
- テレビ大阪、松竹撮影所(大阪編)
- テレビ大阪、松竹撮影所、「名建築で昼食を スペシャル」製作委員会(SP横浜編)
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放送日程
- 東京編
- 大阪編
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ロケ地
- アンスティチュ・フランセ東京
- 自由学園明日館
- ビヤホールライオン
- 東京都庭園美術館
- 目黒区総合庁舎
- 国際文化会館
- 山の上ホテル
- 旧白洲邸 武相荘
- 国際子ども図書館
- 江戸東京たてもの園
ビジターセンター
(旧皇居外苑光華殿)
- 綿業会館
- 生駒ビルヂング
- 芝川ビル
- 船場ビルディング
- 大阪農林会館
- 日本銀行大阪支店 旧館
- 大阪ガスビルディング
- 神戸女学院大学 理学館
- 大阪市中央公会堂
- 大阪府立中之島図書館
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スペシャルドラマ
2021年1月23日に『名建築で昼食を スペシャル 横浜編』が放送された(テレビ大阪:13時25分 - 14時25分、BSテレ東・BSテレ東4K:12時00分 - 13時00分)[15]。主演は東京編と同じ池田エライザと田口トモロヲ[15]。ゲストとして加藤登紀子が出演した[15]。
キャスト(SP)
スタッフ(SP)
- 連続ドラマのスタッフ欄を参照。
ロケ地(SP)
- 神奈川県立図書館
- 神奈川県立音楽堂
- 横浜市開港記念会館
- ホテルニューグランド
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受賞歴
- 2021年日本民間放送連盟賞テレビ/ドラマ番組部門優秀賞
書誌情報
- 甲斐みのり(著)『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』、エクスナレッジ、2018年6月20日発売、ISBN 978-4-76-782478-9[16]
関連項目
- ちょこっと京都に住んでみた。 - 本作と同じくロケ地を散策するテレビ大阪と松竹撮影所の共同制作によるドキュメンタリーテイストのテレビドラマ。
- 京都のお引越し - 本作と同じくロケ地を散策する朝日放送テレビと松竹撮影所の共同制作によるドキュメンタリーテイストのテレビドラマ。
- マニアさんと歩く関西 - 本作と同じくロケ地を散策するNHK大阪放送局と松竹撮影所の共同制作によるドキュメンタリーテイストのテレビドラマ。
脚注
外部リンク
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