われら一族

『われら一族』（われらいちぞく）は、1969年4月6日^[1]から同年9月28日^[2]まで、TBS系列にて放送されていたドキュメンタリー番組である。放送時間は毎週日曜9:00 - 9:30 （日本標準時）。同年10月4日^[3]から翌1970年3月28日^[4]までは、系列各局の放送時間の変更に伴い『新・われら一族』と改題して放送された。毎回、番組ネット局が持ち回りで制作。いずれもカラー放送、放送番組センターの第1回協賛番組である^[5]。

われら一族 ↓ 新・われら一族
ジャンル	ドキュメンタリー番組
放送
放送局	TBS系列各局持ち回り[1]
映像形式	カラー放送[1]
音声形式	モノラル放送
放送国・地域	日本
われら一族
放送期間	1969年4月6日[1] - 1969年9月28日[2]
放送時間	日曜 9:00 - 9:30[1][2]
放送分	30[1][2]分
回数	26
新・われら一族
放送期間	1969年10月4日[3] - 1970年3月28日[4]
放送時間	土曜 23:00 - 23:30[3][4]
放送分	30[3][4]分
回数	26
特記事項： 放送番組センターの第1回協賛番組

概要

TBS系列の番組ネット局20局（『新・われら一族』では21局）が、毎週各局で一本ずつ制作。その土地土地の風俗習慣、行事、美しい風土等を背景に、その地にどっかりと住みついた”一族”の姿を描くカラードキュメンタリー番組である^[1]。

当時はテレビ番組の全面カラー化に向けてカラー番組の増加が著しい時代であり、当時キー局を始めとする大都市のテレビ局ではカラー化が進んでいるのに対し、系列地方局では未だカラーによる番組制作を行っていない局もあったため、そういう地域でのカラーでの番組制作を促す目的もあった。

放送時間

判明分のみ記載

われら一族

放送局	放送時間	ネット形態	備考	脚注
TBS	日曜 9:00 - 9:30	番組送出局	現・TBSテレビ	[1][2]
北海道放送		同時ネット		[6]
新潟放送				[7]
信越放送				[8]
北陸放送				[9]
朝日放送			現・朝日放送テレビ 放送当時はJNN準キー局	[10]
山陽放送			現・RSK山陽放送 当時の放送対象地域は岡山県のみ	[11]
RKB毎日放送				[12]
大分放送
中部日本放送	日曜 8:00 - 8:30	1時間先行放送（事前素材送りで対応）	現・CBCテレビ	[13][14]
福島テレビ	土曜 9:30 - 10:00	不明	書籍「福島テレビ20年史」249ページの1969年10月の番組表に、10月4・11両日に放送記載があり（開始時期不明）。	[15]

新・われら一族

放送局	放送時間	ネット形態	備考	脚注
TBS	土曜 23:00 - 23:30	番組送出局	現・TBSテレビ	[3][4]
朝日放送	日曜 23:50 - 24:20	1日遅れ	現・朝日放送テレビ 放送当時はJNN準キー局	[16]
RKB毎日放送	金曜 9:00 - 9:30	6日遅れ		[17]
中部日本放送	金曜 11:00 - 11:30	6日遅れ	現・CBCテレビ	[18]
北海道放送	土曜 17:00 - 17:30	7日遅れ		[19]
新潟放送	日曜 15:45 - 16:15（原則）	8日遅れ	フジテレビ系の『競馬中継』の同時放送（当時は不定期）により、番組時間が繰り下がる場合あり[注 1]。	[21]
大分放送	火曜 23:35 - 24:05	10日遅れ		[22]
信越放送	水曜 23:30 - 24:00	11日遅れ		[23]
福島テレビ	土曜 9:30 - 10:00 → 9:45 - 10:15	開始時は14日遅れ。その後編成の都合により更なる遅れの可能性あり。		[24]

各回の詳細

放送日はいずれもTBSでのもの。「備考」内の☆は放送番組センター 放送ライブラリーで閲覧可。

われら一族

回	放送日	放送タイトル	制作局	備考	脚注
1	1969年 4月6日	水軍の末えい - 塩屋忠次郎	山陽放送（RSK）		[1][25][26]
2	4月13日	東京の異邦人	TBS		[25]
3	4月20日	やきいも大作戦	RKB毎日放送	☆	[25][27]
4	4月27日	ある山林王の生活	山陰放送（BSS）		[25]
5	5月4日	唐桑漁民	東北放送（TBC）		[25]
6	5月11日	地主八代	新潟放送（BSN）	BSN初のカラー制作番組 BSNでは同年10月5日の15:45 - 16:15に再放送 ☆	[25][28][29][30]
7	5月18日	山伏神楽	岩手放送（IBC）		[31]
8	5月25日	千家十職	朝日放送（ABC）[注 2]		[31]
9	6月1日	土地と舞台と人生と	大分放送（OBS）		[31]
10	6月8日	陶工・沈寿官	南日本放送（MBC）		[31]
11	6月15日	能登の時国	北陸放送（MRO）	☆	[31][9]
12	6月22日	千四〇〇年の法灯	信越放送（SBC）		[31]
13	6月29日	何くそ経営愕	中国放送（RCC）		[31]
14	7月6日	伊賀の忍者	中部日本放送（CBC）	☆	[31][14]
15	7月13日	門中墓	琉球放送（RBC)[注 3]		[31]
16	7月20日	花蜜頃	熊本放送（RKK）		[31]
17	7月27日	アシリ・ウタリ	北海道放送（HBC）		[31]
18	8月3日	神話部隊	宮崎放送（MRT）		[31]
19	8月10日	有朋自遠方来	長崎放送（NBC）		[31]
20	8月17日	野猿のいる長寿村	静岡放送（SBS）		[31][32]
21	8月24日	海女	中部日本放送		[31]
22	8月31日	京の町衆	朝日放送[注 2]		[31]
23	9月7日	カチンコ長屋	TBS		[31]
24	9月14日	相馬馬追い	東北放送		[31]
25	9月21日	蒸気機関車C55-3	RKB毎日放送	☆	[31][33]
26	9月28日	北海道家庭学校	北海道放送	北海道紋別郡遠軽町留岡にある男子児童自立支援施設（旧教護院）「北海道家庭学校」のドキュメンタリー。 HBCでは視聴者の再放送の要望が多く寄せられ、同年11月3日に再放送している。	[2][34][35]

新・われら一族

回	放送日	放送タイトル	制作局	備考	脚注
1	1969年 10月4日	突棒船	大分放送		[3][31]
2	10月11日	席亭夜ばなし	TBS		[31]
3	10月18日	心境部落	朝日放送[注 2]		[31]
4	10月25日	冠婚葬祭よろず引受け	RKB毎日放送	RKBでは6日遅れで放送 ☆	[31][36]
5	11月1日	女島灯台	長崎放送		[31]
6	11月8日	南嶋異聞	南日本放送		[31]
7	11月15日	いいあんびやす	静岡放送		[31]
8	11月22日	五家荘の殿さんたち	熊本放送		[31]
9	11月29日	日本刀 ―関の刀匠たち―	中部日本放送	CBCでは6日遅れで放送 ☆	[31][37]
10	12月6日	能登のいちがいもん	北陸放送		[31]
11	12月13日	人間牧場	宮崎放送		[38]
12	12月20日	倭寇の子孫、汝と我	中国放送		[38]
13	12月27日	太平洋テンガロン	岩手放送		[38]
14	1970年 1月3日	角兵衛獅子	新潟放送	BSNでは8日遅れで放送 ☆	[38][39][40]
15	1月10日	日本のふるさと	琉球放送[注 3]		[38]
16	1月17日	祖谷の豪族たち	山陽放送	RSKでは2月に放送	[26][38]
17	1月24日	てんがさま	東北放送		[38]
18	1月31日	坂部の冬祭	信越放送	SBCでは11日遅れで放送	[38]
19	2月7日	神々の末えい	山陰放送		[38]
20	2月14日	屯田兵の末えい	北海道放送	HBCでは7日遅れで放送	[38]
21	2月21日	尾瀬とソバと歌舞伎の村（檜枝岐村）	福島テレビ（FTV）[注 4]	FTVでは、2週間後の3月7日に放送。	[38][41]
22	2月28日	盲僧琵琶	RKB毎日放送		[38]
23	3月7日	文楽の若もの	朝日放送[注 2]		[38]
24	3月14日	闘争人生	琉球放送[注 3]		[38]
25	3月21日	カモシカ家族	新潟放送	BSNでは8日遅れで放送	[20][38]
26	3月28日	雪を求めて	北海道放送	HBCでは7日遅れで放送	[4][38]