トップQs
タイムライン
チャット
視点
アダカヤヌシタキキヒメ
『出雲国風土記』に登場する神 ウィキペディアから
Remove ads
アダカヤヌシタキキヒメ(阿陀加夜努志多伎吉比売、阿陀加夜怒志多伎吉比売、阿陀加夜怒志多岐吉比売、阿陀加夜奴志多岐喜比賣)は、日本神話に登場する神。
概要
『出雲国風土記』神門郡の多伎郷条に登場し、親神にオオナモチが伝わる。他には見られない[1][2][3]。島根県松江市東出雲町にある出雲郷(あだかや、あだかえ、あだかい)の地の神とされる[3][4][5]。
記述
出雲国風土記
神門郡
多伎郷。郡家の南西二十里にある。所造天下大神の御子である阿陀加夜努志多伎吉比売命が、ここにいらっしゃる。よって、この地を多吉と言うようになった。神亀三年に字を多伎とした。[1]
考証
『出雲国風土記』意宇郡に不在神祇官社として阿太加夜社が記載されており[1]、多伎郷条の記述と関連付けて考察されている。神名は意宇郡にある出雲郷の守護神だった後、多伎に来て鎮座された神の意であるとされ[3][4]、阿陀加夜の努志(主)・多伎吉の比売(姫)と区分できることから、主を称する阿陀加夜の方が本拠地であると考えられている[5]。カヤの語から『延喜式』巻八に収録されている祝詞「出雲国造神賀詞」に見えるカヤナルミ(賀夜奈流美命)と同一神とする説があり[6][7][8]、さらに阿陀加夜努志をカムヤタテヒメ(神屋楯比売)の名から取った大高屋主の意、多伎吉比売を高比売と同義と見て、シタテルヒメとも同一神であるとする説も提示されている[6][8]。
祀る神社
Remove ads
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads