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Ο

ギリシア文字の第15字母 ウィキペディアから

Ο
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Ο, ο(オミクロン、古代ギリシア語: οὖ ウーギリシア語: όμικρον、英: omicron)は、ギリシア文字の第15字母。数価[注 1]は 70、音価は /o/。ラテンアルファベットOキリル文字Оはこの文字に由来する。「オ・ミークロン」とは小さい「O」という意味で、「オ・メガ」、大きな「O」(Ω)と対になる名前である。 

概要 ギリシア文字, 使われなくなった文字 ...

この1字でギリシャ語の男性主格単数の定冠詞を表す。例)ο θεός(神)

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起源

フェニキア文字 𐤏 (アイン)に由来する。この文字はセム語では有声咽頭摩擦音/ʕ/を表していた。ギリシア語にはこの子音がないので、母音/o/を表すために転用された[1]

本来の文字名称は/o/の長母音である/oː/だったが、古典期前後の音韻変化の結果/uː/に変化した[2]。2-3世紀ごろに母音の長短の区別が消滅すると、短い「Ο」と長い「Ω」を区別するため、前者を「小さなオ」(ὂ μικρόν、オ ミクロン)、後者を「大きなオ」(ὦ μέγα、オ メガ)と呼んで区別した[3]

記号としての用法

符号位置

さらに見る 大文字, Unicode ...

脚注

参考文献

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