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カラム・スミス
イングランドのプロボクサー ウィキペディアから
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カラム・スミス(Callum Smith、1990年4月23日 - )は、イギリスのプロボクサー。マージーサイド州リヴァプール出身。現WBO世界ライトヘビー級暫定王者。元WBA世界スーパーミドル級スーパー王者。世界2階級制覇王者。
元プロボクサーでトレーナーのポール・スミス、元スーパーフェザー級世界ランカーのスティーブン・スミス、元WBO世界スーパーウェルター級王者のリアム・スミス[1] を兄に持つ。トレーナーはジョー・ギャラガー[2]。
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経歴
要約
視点
アマチュア時代
アマチュア時代に2010年コモンウェルスゲームズに出場し、ウェルター級で銀メダルを獲得。2012年ロンドンオリンピックにも出場を目指したものの、予選で敗退した。その後、プロに転向してマッチルーム・スポーツと契約[3]。
プロ時代
スーパーミドル級
2012年11月17日、ノッティンガムのキャピタル・FM・アリーナ・ノッティンガムでダン・ブラックウェルとデビュー戦を行い、4回判定勝ちを収めた[4]。
2013年9月21日、リヴァプールのM&S・バンク・アリーナでパトリック・メンディとBBBofCイングランドスーパーミドル級王座決定戦を行い、初回KO勝ちを収め王座獲得に成功した[5]。
2013年10月26日、シェフィールドのモーターポイント・アリーナ・シェフィールドでルーベン・エドゥアルド・アコスタとWBCインターナショナルスーパーミドル級王座決定戦を行い、6回KO勝ちを収め王座獲得に成功した[6]。
2014年5月17日、カーディフのモーターポイント・アリーナ・カーディフでトビアス・ウェッブと対戦し、2回KO勝ちを収めWBCインターナショナル王座の初防衛に成功した[7]。7月12日、M&S・バンク・アリーナでブラディン・ビオセと対戦し、10回3-0(99-91、99-91、100-90)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[8]。11月22日、M&S・バンク・アリーナでニコラ・スジェクロカと対戦し、12回3-0(118-111、118-110、120-108)の判定勝ちを収め3度目の防衛に成功した[9]。
2015年6月26日、リヴァプールのM&S・バンク・アリーナでクリストファー・リブラッセとWBC世界スーパーミドル級シルバー王座決定戦を行い、12回3-0(118-110、118-110、120-107)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[10]。
2015年11月7日、リヴァプールのM&S・バンク・アリーナでWBCシルバー王座の防衛戦とBBBofC英国スーパーミドル級王座決定戦としてロッキー・フィールディングと対戦し、初回2分45秒TKO勝ちを収めWBCシルバー王座の初防衛に成功、BBBofC英国王座の獲得に成功した[11]。
2016年4月2日、リヴァプールのエコー・アリーナ・リヴァプールでEBUスーパーミドル級王者のハディラ・モホマディと対戦し、初回TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[12]。
2016年9月10日、ロンドンのO2アリーナでノルベルト・ネメサパティと対戦し、ネメサパティが7回終了時に棄権したためWBCシルバー王座の初防衛に成功した[13]。
2016年12月10日、マンチェスターのマンチェスター・アリーナでルーク・ブラックレッジと対戦し、10回KO勝ちを収めBBBofC英国王座の初防衛に成功した[14]。
2017年7月8日、モナコのモンテカルロでWBSSスーパーミドル級トーナメントの組み合わせ発表会が開催され、第2シードとなったスミスは初戦の対戦相手にエリック・スコグランドを指名した[15]。9月16日、M&S・バンク・アリーナで行われたWBSSスーパーミドル級トーナメント準々決勝でスコグランドとWBC世界スーパーミドル級ダイヤモンド王座決定戦を行い、12回3-0(116-112、117-110、117-111)の判定勝ちを収め王座獲得に成功するとともにWBSS準決勝に進出した[16][17]。
準決勝では元ライトヘビー級2冠王者でWBC世界スーパーミドル級8位のユルゲン・ブリーマーと対戦する予定であったが、ブリーマーがインフルエンザの感染を理由に急遽出場を辞退したため、代役としてWBC世界スーパーミドル級35位のニキー・ホルツケンに対戦相手が変更になった[18][19]。2018年2月24日、ドイツのニュルンベルクにあるアレーナ・ニュルンベルク・フェアズィッヒェルングでホルツケンとWBSS準決勝を行い、12回3-0(117-111、117-111、118-110)の判定勝ちを収めWBCダイヤモンド王座の初防衛に成功するとともにWBSS決勝に進出した[20][21]。
2月26日、決勝でスミスと対戦する予定だったWBA世界スーパーミドル級スーパー王者のジョージ・グローブスが、準決勝のクリス・ユーバンク・ジュニア戦で肩を脱臼し手術することを発表したため、6月2日にO2アリーナで開催されると発表されていた決勝戦は7月以降に延期されることになった[22][23]。イギリス人同士の対決であったため、当初は延期後も変わらずイギリスで行われる予定であったが、最終的には2018年9月にサウジアラビアのジッダで開催されることになった[24][25]。
9月28日、ジッダのキング・アブドゥッラー・スポーツシティでグローブスと決勝を行い、7回2分4秒KO勝ちを収めWBSSを制するとともにWBAスーパー王座とリングマガジン認定王座を獲得、WBCダイヤモンド王座の2度目の防衛に成功した[1][26][27]。
2019年6月1日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで元WBA世界ミドル級王者でWBA世界スーパーミドル級10位のハッサン・ヌダム・ヌジカムと対戦し、3回2分56秒TKO勝ちを収めWBAスーパー王座は初防衛、WBCダイヤモンド王座は3度目、リングマガジン認定王座は初防衛に成功した[28][29][30]。
2019年11月23日、リヴァプールのM&S・バンク・アリーナでWBA世界スーパーミドル級暫定王者のジョン・ライダーと王座統一戦を行い、12回3-0(117-111、116-112、116-112)の判定勝ちを収めWBAスーパー王座は王座統一による2度目の防衛、WBCダイヤモンド王座は4度目、リングマガジン認定王座は2度目の防衛に成功した[31][32][33] が、ライダーが勝っていたとする声が多数挙がる疑惑の判定となった[34]。
2020年12月19日、テキサス州サンアントニオのアラモドームで新型コロナウイルスの影響で集客制限がある中で11,426人の観客を動員して[35]、WBA世界スーパーミドル級正規王者サウル・アルバレスとWBA王座統一戦並びにWBC世界スーパーミドル級王座決定戦で対戦。試合は終始アルバレス有利の一方的な展開となり、12回0-3(111-117、109-119、109-119)のプロ初黒星となる判定負けを喫しWBAスーパー王座王座から陥落、WBC王座の獲得にも失敗しスーパーミドル級2冠とはならなかった[36]。
→詳細は「サウル・アルバレス 対 カラム・スミス戦」を参照
ライトヘビー級
2024年1月13日、ケベック州ケベック・シティーのビデオトロン・センターでWBC・IBF・WBO世界ライトヘビー級3団体統一王者のアルツール・ベテルビエフと対戦したが、7回2分TKO負けを喫し2階級制覇に失敗した[37]。本来は2023年8月19日に同会場で対戦する予定だったが、ベテルビエフが顎の骨感染症の手術を受けたため延期されていた。
2025年2月22日、サウジアラビア・リヤドのザ・ヴェニューにてWBO世界ライトヘビー級暫定王者のジョシュア・ブアツィとWBO暫定世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0(119-110、115-113、116-112)の判定勝ちを収め王座獲得と2階級制覇に成功、無敗記録を保っていたブアツィに初黒星を与えた[38]。
2025年7月21日、WBOはWBO世界ライトヘビー級暫定王者のスミスと同級3位のデビッド・モレルとの間で行われるWBO暫定世界同級タイトルマッチを指令した。交渉期間は同年8月20日までの30日間で、同意に達しない場合は入札が行われる[39]。
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戦績
- プロボクシング:33戦 31勝 (22KO) 2敗
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獲得タイトル
脚注
関連項目
外部リンク
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