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クオン (出版社)

日本の出版社 ウィキペディアから

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株式会社クオン(英文名称:CUON inc.)は、東京都千代田区を拠点とする日本の出版社。韓国の作家による小説や詩集、ノンフィクション作品の翻訳書を出版している。

概要 クオン (出版社), 正式名称 ...
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概要

日本の広告代理店での勤務経歴のある代表の金承福(キム・スンボク)が、「韓国の本を日本に紹介」することを目的に2007年に創業[2][3]韓国文学の出版仲介業を経て、2011年に叢書『新しい韓国の文学』の出版を開始。第1作となる『菜食主義者』(ハン・ガン著)は、朝日新聞をはじめとする大手新聞の書評で紹介され[4][5][6]、2016年に同書がイギリス・ブッカー国際賞を受賞したことにより大きな話題を呼んだ[7][8][9]。2015年7月には、韓国書籍専門書店「チェッコリ」をオープンし、同書店でのイベントも開催している[10][11]。また、ECサイト「CHEKCCORI BOOK HOUSE」(チェッコリブックハウス)の運営も行っている他[12]、2020年より記事配信サイトnoteにてウェブマガジン「クオンの本のたね」を配信している[13]

沿革

  • 2007年7月:金承福により創業。当初の本社所在地は東京都中央区月島[14]
  • 2011年:叢書『新しい韓国の文学』出版開始。同年、代表取締役の金が「K-BOOK振興会」を発足[15][16]
  • 2014年:叢書『クオン人文・社会シリーズ』出版開始。
  • 2015年7月:本社を現在の千代田区神田神保町に移転。同地に書店「チェッコリ」をオープン[17]。同年、叢書『日韓同時代人の対話シリーズ』出版開始。
  • 2016年11月:小説『土地』(朴景利著)の完訳版の出版を開始。2024年までに全20巻を刊行[18][19]
  • 2018年:叢書『韓国文学ショートショート きむふなセレクション』出版開始。
  • 2019年:叢書『CUON韓国文学の名作』出版開始。
  • 2020年:noteにてウェブマガジン「クオンの本のたね」配信開始。同年、叢書『K-BOOK PASS』出版開始。
  • 2022年:叢書『セレクション韓・詩』出版開始。
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主な刊行物

要約
視点

同社サイト内の書籍情報を参照。

韓国文学

  • 朴景利『完全版 土地』(金正出 監修、吉川凪/清水知佐子 訳、2016年11月 - 2024年10月、全20巻)
  • クォン・ジエほか『ワタリガニの墓 韓国現代短編選』(金明順 訳、2021年4月、ISBN 978-4-910214-23-8)

日本語文学

  • セレクション韓・詩
  • 『地球にステイ! 多国籍アンソロジー詩集』(四元康祐 編、岡野要ほか 訳、2020年9月、ISBN 978-4-910214-63-4
  • 『月の光がクジラの背中を洗うとき 48カ国108名の詩人によるパンデミック時代の連歌』(イオアナ・モルプルゴ 編、四元康祐/吉川凪 訳、2022年2月、ISBN 978-4-910214-31-3

エッセイ・ノンフィクション

人文書

  • クオン人文・社会シリーズ
    • 五十嵐 暁郎ほか『再生する都市空間と市民参画 ―日中韓の比較研究から』(2014年4月、ISBN 978-4-904855-22-5
    • 『朝鮮の女性(1392‐1945) ―身体、言語、心性』(金賢珠ほか 編、2016年3月、ISBN 978-4-904855-36-2
    • 金暻和『ケータイの文化人類学 ―かくれた次元と日常性』(2016年2月、ISBN 978-4-904855-37-9
    • 廉宗淳『「ものづくり」を変えるITの「ものがたり」 ―日本の産業、教育、医療、行政の未来を考える』(2016年8月、ISBN 978-4-904855-39-3
    • 姜仁淑『韓国の自然主義文学 ―韓日仏の比較研究から』(小山内園子 訳、2017年5月 ISBN 978-4-904855-63-8
    • 崔禎鎬『韓国の文化遺産巡礼』(舘野晳 訳、2018年8月、ISBN 978-4-904855-66-9
    • マーク・カプリオ『植民地朝鮮における日本の同化政策 1910~1945年』(福井昌子 訳、2019年6月、ISBN 978-4-904855-87-4
    • ユ・ガンハ『美、その不滅の物語 ―韓国・中国に美しき伝説を訪ねて』(水谷幸恵ほか 訳、2020年6月、ISBN 978-4-910214-00-9
    • パク・ソンヒ『日・中・韓伝統インテリア ―四合院、書院造、班家韓屋の装飾と美』(吉川凪 訳、2020年6月、ISBN 978-4-910214-01-6
    • ソ・ウンミ『緑茶耽美 日・中・韓 茶文化の美』(瀧澤織衣 訳、2022年8月、ISBN 9784910214306
    • パク・ウニョン『風景から見た東アジア庭園の美 ―詩的風景と絵画的風景』(姜信子 監訳、申樹浩 訳、2023年8月、ISBN 9784910214290
    • アジアの美探検隊 『「パラサイト 半地下の家族」を見る七つの視線』(廣岡孝弥 訳、2024年4月、ISBN 978-4-910214-61-0
    • キム・ヨンフン『美を感じる』(砂上麻子・伊賀山直樹・村山哲也 訳、2024年12月、ISBN 978-4-910214-60-3
  • 知のフォーラム

その他

  • K-BOOK PASS
    • チャン・リュジン『仕事の喜びと哀しみ』(牧野美加 訳、2020年12月、ISBN 978-4-910214-15-3
    • シン・ギョンスク『月に聞かせたい話』(村山俊夫 訳、2021年1月、ISBN 978-4-904855-65-2
    • ヨジョ『とにかく、トッポッキ』(澤田今日子 訳、2021年3月、ISBN 978-4-910214-18-4
    • キム・ウォニョン『希望ではなく欲望 ―閉じ込められていた世界を飛び出す』(牧野美加 訳、2022年11月、ISBN 978-4-910214-39-9
    • チョン・ソヨン『#発言する女性として生きるということ』(李聖和 訳、2023年3月、ISBN 978-4-910214-44-3
    • ユ・ヒョンジュン『空間の未来』(オ・スンヨン 訳、2023年10月、ISBN 978-4-910214-48-1
    • 成川彩『映画に導かれて暮らす韓国—違いを見つめ、楽しむ50のエッセイ』(2024年10月、ISBN 978-4-910214-52-8
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脚注

外部リンク

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