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サイバー犯罪

主にコンピュータネットワーク上で行われる犯罪の総称 ウィキペディアから

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サイバー犯罪(サイバーはんざい)とは、主にコンピュータやネットワーク上で行われる犯罪の総称。ネット犯罪(ねっとはんざい)とも称される。近年においても犯罪数や規模が増加している。

警察庁はいくつかの報告書にてサイバー犯罪を「インターネット等の高度情報通信ネットワークを利用した犯罪やコンピュータ又は電磁的記録を対象とした犯罪等の情報技術を利用した犯罪」としている[1][2][3]

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概要

ネットワーク上の不法取引やデータの大量配布による著作権侵害法律に違反するデータの公開などが主だが、その他に匿名掲示板を用いた信用毀損や業務妨害名誉毀損もある。国によって適用する法律が異なる。ネットワークが世界規模(ワールドワイド)であることやコンピュータの発達、新技術などを用いた手口の巧妙化などを背景に、これら犯罪は複雑化と高度化が進んでいる。

詳細

ネットにおける不正行為の一部を掲載する。

国際間の対策

日本の対策

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事例

  • 2011年1月16日 パチンコ業界団体東日本遊技機商業協同組合」を解雇された元顧問であったソフトウェア開発会社の社長が、その団体のサーバに侵入し、秘密情報を取得し不正競争防止法などの疑いで逮捕された。団体理事長の会社に損害を与えようと、情報をもとに文章を作成し、加盟各社に送付していた。2009年4月改正後、初適用[7][8][9]
  • 2011年1月27日 フェイスブックに、連続して不正なメッセージを掲載されたと報道された。まず、1月23日の日曜日の夜、フランスニコラ・サルコジ大統領が、「私は辞任します」という偽情報が掲載された[10]。続いて、1月27日 Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOファンページにも偽情報が書き込まれた[11]。また、Facebookは1月25日、7月1日からすべてのFacebookゲーム開発者に、同社の仮想通貨システム「Facebook Credits」を使った決済処理を義務づける。と報道されている[12]
  • 2014年2月、仮想通貨ビットコインを扱う東京の大手取引所マウントゴックスから、不正アクセスにより同社が管理していたビットコイン85万枚(約490億円相当)が流出していたことが判明した。不正アクセスによりほぼ全ての資産を失ったマウントゴックスは、同月28日に約65億100万円の負債を抱え倒産した[13]。ただし本件については内部犯行の可能性も強く指摘されている[14]
  • 2015年1月、サイバー攻撃にて不正に入手した情報を利用してのインサイダー取引が欧米で報告されている事が報じられた。米セキュリティ企業のレポートを引用する形で報じた産経新聞によれば、2013年ごろから既に100件以上の攻撃例があり、組織的に行われた場合に発覚が難しく、既に日本で発覚していないだけで行われている可能性があると報じている[15]
  • 2016年2月、バングラデシュ中央銀行への不正アクセスによる同国の外貨準備10億ドル(約1100億円)を狙ったハッキング事件が発生した。担当者が異常に気付くまでに8100万ドル(約92億円)が不正に送金されてしまい、同年3月現在資金は回収できていない[16]。その後の調査の結果、本件は北朝鮮によるサイバー攻撃であったと結論されている[17]
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脚注

関連項目

外部リンク

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