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サマーナイトフェスティバル

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サマーナイトフェスティバルは、2005年度から行われている競輪のGII競走である。7月中旬、海の日を決勝実施日とする4日間の日程で開催される。大会名の通り、第1回からナイター開催で行われている。

概要 概要, 格付け ...

概要

本大会は、ナイター開催を実施している競輪場を舞台としたレースである[注 1]

本大会の優勝者は、競輪マスコミではしばし夜王と称される[1]

2014年の第10回から2024年の第20回までは、併せてガールズケイリンフェスティバルも同時に開催された。

全国的なナイター競走の場外発売体制が整っていないため、一部の競輪場または場外車券売場においては昼間開催の時間までしか車券の場外発売が行われないところがある。

賞金

以下は、第21回大会(2025年)の決勝戦における各着順の賞金額[2]。( )内は副賞(1〜3着に授与)を含めた金額[3]。いずれも単位は万円。

さらに見る 1着, 2着 ...
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歴史

本大会は徐々に開催日程が延長されていく歴史があり、2005年2014年は2日間、2015年2024年は3日間、2025年からは4日間の日程で開催されている。

2005年及び2006年は9レース制だったが、2007年においては、国際競輪レース(両日とも1個レースずつ)を併催するため、両開催日とも10レース制で開催された。2014年から女子選手によるガールズケイリンフェスティバルも同時に開催されるようになり、2015年から3日制で開催されることになった。

新型コロナウイルス感染症の流行期に開催された第16回大会(2020年)、第17回大会(2021年)は、事前抽選による入場制限[4][注 2][注 3]が行われたが[5][6]、巣ごもり特需によるインターネット投票の増加により、目標を大きく上回る売り上げを達成した[7][8]。特に第16回大会の総売上額57億4570万8300円は、当時サマーナイトフェスティバルにおける過去最高の売り上げ記録を樹立した[9][10]

入場制限が撤廃された第18回大会(2022年)[注 4]、続く第19回大会(2023年)も、好調な売り上げを継続している[11][12][注 5]

3日間制としては最後の開催となった第20回大会(2024年)では、総売上額64億6833万2900円(目標額55億円)となり、3日間制時代としては過去最高の売上額となり大成功を収めた[13][9]

2025年より4日間・12レース制となり、優勝賞金も前年2024年の1500万円から2900万円(いずれも本賞金)と倍近くに増額され、他のGIIであるウィナーズカップ共同通信社杯競輪と同額となった。

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出場選手選抜方法

選考期間中の各開催の優勝者が一堂に集結するように選抜されるのが特徴であり、S級S班とトラック強化指定選手を除き、競走得点が高くても未優勝での出走は困難である。毎回若干変更・修正されるものの、概ね以下の資格順位により正選手108名、補欠選手8名を選抜する[14]

  • 選考期間…前年11月〜当年4月(6ヶ月)、選考月…5月、最低出走回数…24出走[注 6](但し変更になる可能性がある)
  1. S級S班在籍者
  2. 選手選考対象期間において2ヶ月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(開催時S級1班所属が条件)
  3. GIGIIヤンググランプリを含む)・GIIIの優勝者
  4. FIの優勝回数上位者
    なお、優勝回数が同じ場合は平均競走得点の上位者を、それも同じ場合は賞金獲得額の上位者を選抜

補欠選手は正選手を除くFIの優勝回数上位者からさらに順次選抜される。

正選手のうち、以下の条件を満たした合計27名については、特別選抜予選に出走できる。

特別選抜予選(27名)

  1. 前年のKEIRINグランプリ優勝者・選考期間中のGI・GII優勝者
  2. 選考期間中のGIII優勝者。優勝回数上位が優先、同数の場合は選考期間中の平均競走得点上位より選抜
  3. 選考期間中のFI優勝者。優勝回数上位が優先、同数の場合は選考期間中の平均競走得点上位より選抜

概定番組

要約
視点

2025年度の番組

さらに見る 優秀, 初日 ...

全4日間、12レース制で開催される。途中帰郷はない。

  • 「特別選抜予選」 1日目に3レース実施され、各レース3着までが「アルタイル賞」に、4着~6着が「二次予選A」に、7着~9着が「二次予選B」に進出。
  • 「一次予選」 合計9レース行われ、各レース1・2着18名が「二次予選A」に、3・4着18名が「二次予選B」に進出。
  • 「アルタイル賞」 2日目最終レースで行われ、失格にならない限り、9名全員が「準決勝」進出。
  • 「二次予選A」2日目に3レース行われ、各レース1-4着12名が「準決勝」進出。
  • 「二次予選B」2日目に3レース行われ、各レース1-2着6名が「準決勝」進出。
  • 「準決勝」 3日目に合計3レース行われ、各レース1-3着9名が「決勝」進出を決めると同時に、朝日新聞社杯競輪祭の出走権を獲得する。
  • 「決勝」 4日目最終レース。

2024年度以前の番組

以下は、3日間制であった2024年のもの

第1日第2日第3日
特別選抜予選準決勝 x3決勝
特選予選 1-9位 (9)
予選 1-2位 (16) 3位 (2)
準決勝 1-3位 (9)
0
予選 x8特選 x3特秀 x2
予選 3位 (6)
4-5位 (16) 6位 (5)
準決勝 4-6位 (9)
特選 1-3位 (9)
選抜 x3特選 x2
予選 6位 (3) 7-9位 (24)
0
準決勝 7-9位 (9)
特選 4-6位 (9)
選抜 x2
特選 7-9位 (9)
選抜 1-3位 (9)
凡例:  勝ち上がり戦   敗者戦 一般 x2
選抜 4-9位 (18)
勝ち上がり戦
  • 「特別選抜予選」 第1日最終レース。失格にならない限り、9名全員が「準決勝」進出。
  • 「予選」 合計8レース行われ、各レース1-2着16名と3着8名のうち平均競走得点上位2名が「準決勝」進出。
  • 「準決勝」 合計3レース行われ、各レース1-3着9名が「決勝」進出。
  • 「決勝」 第3日最終レース。第14回(2018年)以降は、第11レースが「ガールズケイリンフェスティバル」決勝戦、第12レースが「サマーナイトフェスティバル」決勝戦で固定されていた。

その他、2日目以降に敗退者を対象とした「一般」(3日目のみ)、「選抜」、「特選」、「特別優秀(特秀)」が開催される。

過去のレース編成

2007年

2007年においては、国際競輪レース(両日とも1個レースずつ)を併催するため、両開催日とも10レース制で開催された。

さらに見る 初日(7月20日), レース種別 ...
2014年

2014年から女子選手によるガールズケイリンフェスティバルも同時に開催されるようになり、2015年から3日制で開催されることになった。

さらに見る 初日(8月8日), レース種別 ...
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過去の優勝者

さらに見る 回, 開催日 ...
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今後の開催予定

決勝戦テレビ中継

  • 第3回(2007年)までは地上波中継もあったが、現在は放送される場合でもBSのみになっている。

エピソード

  • 初の4日間制となった第21回(2025年)では、前検日(7月17日)当日に脇本雄太が欠場を発表。初日(18日)第12レース(1予特選)では組替が発生、欠場した脇本雄太に代わり寺崎浩平が繰り上がった[17]。また、4日間の総売上額は目標を10億円も上回る85億円となった[18]

脚注

外部リンク

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