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シロティ・ナグリ文字 (Unicodeのブロック)
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シロティ・ナグリ文字(シロティ・ナグリもじ、英語: Syloti Nagri)は、Unicodeの130個目のブロック。
解説
バングラデシュ東部のシレット管区などで話されるシレット語を表記するためのシロティ・ナグリ文字を収録している。
シロティ・ナグリ文字はブラーフミー文字から派生したいわゆるブラーフミー系文字の一つであり、音素文字のうち、デーヴァナーガリーなどと同様に子音字に暗黙の随伴母音/-a/が含まれており、母音記号によって別の母音に変えるアブギダに分類される。書字方向はラテン文字などと同様に左から右への横書き(左横書き)であり、単語毎に分かち書きをする。デーヴァナーガリー同様単語はシローレーカーと呼ばれる上に付いた水平線で繋げて書かれる。
符号位置の順序はおおむね伝統的なブラーフミー系文字の順序に従っている。
独自の数字体系は持たず、ベンガル文字の数字が用いられる[1]。
Unicodeのバージョン4.1において初めて追加された。
収録文字
要約
視点
「ラテン文字転写」の列はブラーフミー系文字のラテン文字への翻字方式の一つであるISO 15919(及び一部はIAST)に従う。
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小分類
このブロックの小分類は「独立母音字及び二重母音化記号」(Independent vowels and dvisvara)、「記号」(Sign)、「子音字及び子音記号」(Consonants and consonant signs)、「Dependent vowel signs(の翻訳)」(Dependent vowel signs)、「詩用記号」(Poetry marks)、の5つとなっている[2]。本ブロックでは、Unicodeのバージョン更新時の文字追加が隙間を埋める形で行われた影響で、同一の小分類に属する文字が飛び飛びの符号位置に割り当てられていることがある。
独立母音字及び二重母音化記号(Independent vowels and dvisvara)
この小分類にはシロティ・ナグリ文字のうち、頭子音のない母音の音節を表す際に用いられる独立した母音字と、dvisvaraと呼ばれる他の母音字や母音記号と結合して別の二重母音を表すための記号が収録されている。
記号(Sign)
この小分類にはシロティ・ナグリ文字のうち、子音字に結合して随伴母音を発音しないことを表すための殺母音記号が収録されている。
子音字及び子音記号(Consonants and consonant signs)
この小分類にはシロティ・ナグリ文字のうち、基本的な子音字及び子音記号が収録されている。
従属母音記号(Dependent vowel signs)
この小分類にはシロティ・ナグリ文字のうち、子音字に結合する母音記号が収録されている。
詩用記号(Poetry marks)
この小分類にはシロティ・ナグリ文字のうち、韻文で用いらる記号が収録されている。
文字コード
シロティ・ナグリ文字(Syloti Nagri)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+A80x | ꠀ | ꠁ | ꠂ | ꠃ | ꠄ | ꠅ | ꠆ | ꠇ | ꠈ | ꠉ | ꠊ | ꠋ | ꠌ | ꠍ | ꠎ | ꠏ |
U+A81x | ꠐ | ꠑ | ꠒ | ꠓ | ꠔ | ꠕ | ꠖ | ꠗ | ꠘ | ꠙ | ꠚ | ꠛ | ꠜ | ꠝ | ꠞ | ꠟ |
U+A82x | ꠠ | ꠡ | ꠢ | ꠣ | ꠤ | ꠥ | ꠦ | ꠧ | ꠨ | ꠩ | ꠪ | ꠫ | ꠬ | |||
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
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出典
関連項目
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