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ジョン・ハード
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ジョン・ハード(John Heard, 1946年3月7日[1][2] - 2017年7月21日[3])はアメリカ合衆国ワシントンD.C.出身の俳優。
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来歴
要約
視点
本名は、ジョン・マシュー・ハード・ジュニア。国防総省勤務のジョン・マシュー・ハードとヘレン・スパーリング・ハードの長男として生まれた。四人兄弟で、姉妹と弟がいる(弟のマシューは1975年に交通事故で死去)。ワシントン郊外のチェビー・チェイスのカトリック家庭で育ち、イエズス会系の男子校ゴンザガ高校に入学、演劇部に入り初めて舞台に立った。卒業後はクラーク大学とアメリカ・カトリック大学大学院で演劇を学ぶが、大学院の研修先の劇団に加わり、学業を放棄して俳優になる道を選んだ[4]。姉のコーディス・ハードとともにシカゴのオーガニック・シアター・カンパニーに在籍[5]した後ニューヨークへ移り、1979年と1980年にはオフ・ブロードウェイの舞台でオビー賞を受賞している。
舞台時代は、リチャード・ドレイファスと親交があったことでも知られる。1970年代後半には映画界に進出。当初は『男の傷』や『アフター・アワーズ』などのエキセントリックな役柄が多かった。だが、初主演作『プリズン・ウォー』やナスターシャ・キンスキーとの共演で話題を呼んだ『キャット・ピープル』の恋人役など、寡黙で心優しいキャラクターを演じさせても巧さを生かせた。90年代前後にかけては代表作が続き『バウンティフルへの旅』での繊細な性格の息子役を皮切りに『レナードの朝』での冷静な医師役など脇役での活躍が光った。また、『ホーム・アローン』での陽気なパパ役は好評を博しシリーズ2作目まで演じて当たり役となっている。しかし本人はかつてのインタビューで「ホーム・アローンの父親役として残りの俳優人生を終わらせたくない」と語っていた[6]。その後、『ペリカン文書』や『スネーク・アイズ』などのヒット作に出演している。
『特捜刑事マイアミヴァイス』、『LAW & ORDER』、『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』、『CSI:マイアミ』、『プリズン・ブレイク』、『NUMBERS 天才数学者の事件ファイル』などのテレビシリーズにもゲスト出演している。特に『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』で演じた警察官役ではエミー賞にノミネートされるなど演技力にも定評があった[6]。
2017年7月21日、7月19日に受けた腰の手術の療養の為に滞在していたカリフォルニア州パロアルトのホテルの部屋で死亡しているのが発見された[3]。死因は、高血圧とアテローム性動脈硬化に伴う心臓疾患に因る心停止[7][8]。
数本の公開待機作と製作中の新作も控えていた[9]ほか、退院後にはスタジオシティーの自宅付近で自転車に乗っている姿が撮影されており[10]、全く予期せぬ死だった。
葬儀は、先祖の地であるマサチューセッツ州エセックス郡イプスウィッチで行われた。希望の聖母教会(Our Lady of Hope Church)の神父によるヨハネの福音書1章の読み上げのほか、家族によってイェイツの「イニスフリーの湖島」と、シェイクスピアのソネットが朗読され、遺灰は一族の眠るOld South Graveに埋葬された[11]。
私生活
3度の結婚・離婚歴があり、最初の妻はマーゴット・キダー。その後、女優のメリッサ・レオと交際し1児の父となったが養育権の問題で確執を生んだ。 2番目の妻との間に一男一女がある。
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主な出演作品
映画
テレビドラマ
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脚注
外部リンク
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