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スローモーション (中森明菜の曲)
中森明菜の楽曲 ウィキペディアから
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「スローモーション」は、日本の歌手・中森明菜の楽曲。この楽曲は中森の1枚目のシングルとして、1982年5月1日にワーナー・パイオニア(現:ワーナーミュージック・ジャパン)のリプリーズ・レコードレーベルよりリリースされた(EP: L-1600)。
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背景
要約
視点
「スローモーション」は、1982年7月1日発売のスタジオ・アルバム『プロローグ〈序幕〉』からの先行シングルとして、1982年5月1日にシングル・レコード (EP: L-1600)で発売された[2][5][6]。
シングル・レコードのライナーノーツには「スローモーション」の楽譜が掲載された[2]。初回盤にはアンケート用紙付き4P見開きカラーピンナップが封入されていた。
中森にとって、この楽曲はデビュー・シングルにあたる[5][6]。この楽曲は来生えつこ・来生たかお姉弟による作詞・作曲で、船山基紀が編曲を手掛けた[2][6]。プロデュースは小田洋雄が務めた[2]。
本作のレコーディングはロサンゼルスで行われた[5]。自身にとって初のレコーディングであったが、「スローモーション」のレコーディングでは、どうしても「スローモションー」と歌ってしまい、ディレクターの島田雄三に複数回注意されてしまったと中森は明かしている[5][2]。
「スローモーション」をリリースしてから3年後の1985年5月1日発売の映像作品『はじめまして 中森明菜』にて、本曲のレコーディング風景が収録された[7]。
ロスでのレコーディングより帰国直後、デビュー曲の選考作業に入った[5]。デビュー曲の候補としては、スタジオ・アルバム『プロローグ〈序幕〉』収録曲から本曲をはじめ、「銀河伝説」、「あなたのポートレート」、「Tシャツ・サンセット」の4曲が挙がっていた[5]。これらの楽曲のテープを持ち各地のレコード会社の営業所を周った後、さらに中森は「若い子の意見も聞きたい」との理由から、母校である清瀬中学校に赴き、生徒にアンケートをとっている[5]。このクラスでは「Tシャツ・サンセット」が一番人気となり、次点が本曲「スローモーション」だったという[5]。中森本人は「銀河伝説」が好きだったが、最終的には「スローモーション」がデビュー曲となった[5]。
中森は次作「少女A」でTBS系音楽番組『ザ・ベストテン』に出演した際に(1982年9月23日放送)、「少女A」よりも「スローモーション」の方が好きですとのコメントを残している[8]。
「スローモーション」は後の作品でも新録されており、1995年12月リリースのベスト・アルバム『true album akina 95 best』と、2002年12月リリースのベスト・アルバム『Akina Nakamori〜歌姫ダブル・ディケイド』にそれぞれ収録された[9][10][2]。2010年には、中森をモチーフとしたパチンコ台『CR中森明菜・歌姫伝説〜恋も二度目なら〜』に本曲が新録された[11]。
シングル盤「スローモーション」のB面として発表された「条件反射」は、中里綴の作詞と三室のぼるの作曲に、「スローモーション」に続いて船山が編曲を手掛けた楽曲である[2]。この楽曲もスタジオ・アルバム『プロローグ〈序幕〉』からの先行シングルカットである[6]。
シングルのジャケット写真が通常盤とプロモーション盤の2種類存在する。
2023年2月27日より株式会社ファンデリー「旬をすぐに」のテレビCMに使用されている(関東限定)[12]。
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批評
『CDジャーナル』は「スローモーション」について「当然ながらその時代の様相が滲み出ている」と指摘した上で、「意外なほど初々しい歌声のおかげもあってか、今の耳で聴いてもかなり新鮮に響く」と批評した[13]。
チャート成績
「スローモーション」は、オリコン週間シングルチャートの1982年5月10日付で初登場58位を記録した[3][14]。その後1982年7月26日付で最高順位30位を記録し、翌週の1982年8月2日付でも2週連続となる30位を記録した[14]。同チャートの100位以内においては、計39週に渡ってランクインしている[15]。
収録曲
規格
クレジット
「スローモーション」のライナー・ノーツより[2]
収録アルバム
スローモーション
条件反射
カバーしたアーティスト
- 来生たかお - 1983年12月に発表した企画アルバム『Visitor』でセルフカバーした[25]。
- 鈴木トオル - 1993年にこの楽曲をカバーしシングルとしてリリースされ、鈴木のバージョンはノエビアのCMソングに使われた。編曲:富田素弘[26][27]。
- 河村隆一 - 2006年発売のカバー・アルバム『evergreen 〜あなたの忘れ物〜』に収録[28]。
- 折原みか - 2007年発売のシングル「おりりん☆トランス 〜ハートフルvoice〜」に収録[29]。
- 白雪みぞれ (釘宮理恵) - アニメ『ロザリオとバンパイア』キャラクターソングとして2008年にカバー[30]。
- Acid Black Cherry - 2008年発売のカバー・アルバム『Recreation』に収録[31]。
- Donna Fiore - 2008年発売のカバー・アルバム『fiore』に収録[32]。
- 高月彩良 - 2009年発売のbump.yのカバー・コンピレーション・アルバム『Sweet Hits☆』で本曲をカバーした[33]。
- つるの剛士 -2012年発売の『つるのうた2』に収録。
- 中田裕二[注釈 1] - 2014年6月18日発売のカバーアルバム『SONG COMPOSITE』に収録[34][35]。
- 徳永英明 - 2015年発売の『VOCALIST 6』に収録[36]。
- 真心ブラザーズ - 2015年発売のカバーアルバム『PACK TO THE FUTURE』に収録[37]。
- 矢川葵 - 2022年発売の『See the Light』に収録[38]。
- 森愁斗 - SDRのクリエイティブレーベル“MeMe Meets”新プロジェクト「Re:spect」の第4弾として2022年11月30日デジタルリリース。[39]
- 玉井詩織(ももいろクローバーZ) - 2025年発売予定のトリビュート・アルバム『中森明菜 Tribute Album “明響”』に収録[40]。
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脚注
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