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タイラー・ヒギンス
アメリカの野球選手 (1991 - ) ウィキペディアから
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タイラー・E・ヒギンス(Tyler E. Higgins、1991年4月22日 - )は、アメリカ合衆国ミシガン州アルマ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。愛称はヒギー(Higgy)[1]。
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経歴
要約
視点
プロ入り前
ミシガン州のマウント・プレザント高等学校在学中の2009年にMLBドラフト47巡目(全体1414位)でテキサス・レンジャーズから指名を受けるが、この時はプロ入りを選択せず、同州のランシング・コミュニティ・カレッジに進学した。
プロ入りとマーリンズ傘下時代
2011年のMLBドラフト23巡目(全体703位)でフロリダ・マーリンズから指名を受け、6月21日に契約を結び、プロに進んだ[2]。同年は傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・マーリンズからプロキャリアをスタートさせた[2]。
2017年までの在籍期間に徐々にクラスを上げ、AA級ジャクソンビル・ジャンボシュリンプまで昇格した[3]。オフの11月6日にFAとなった[2]。
独立リーグ時代
2018年3月17日にアトランティックリーグのニューブリテン・ビーズと契約した[4]。14試合に登板して1勝0敗3セーブ、防御率1.88の成績を残した。
マリナーズ傘下時代
2018年6月2日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結び[2]、同日中に傘下AAA級タコマ・レイニアーズに配属された[2]。28試合に登板し1勝1敗3セーブ、防御率2.83を記録した[3]。オフの11月2日にFAとなった[2]。
パドレス傘下時代
2018年12月21日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングには招待選手として参加することになった[2]。
2019年はA+からAAAまで3つのカテゴリを渡り歩き、AAA級エル・パソ・チワワズでは救援投手として33試合に登板し、4勝1敗4セーブ、防御率5.52の成績を残した[2]。オフの12月18日にFAとなった[2]。
オリックス時代
2019年12月23日にNPBのオリックス・バファローズが、同じくAAA級エルパソ所属のアデルリン・ロドリゲスと同時にヒギンスの獲得を発表した[5]。1年契約で年俸は推定7000万円、背番号は52となった[6]。日本球界についての情報は、パドレスOBでもあり、中日ドラゴンズからパドレスAAA級エルパソへの派遣コーチを務める大塚晶文から詳しく聞いていたといい、入団会見では「ここにいるのは大塚さんのおかげ」と感謝の弁を述べた[7]。
2020年6月19日の開幕一軍メンバーからは外れた[8]。6月26日の一軍の千葉ロッテマリーンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)中に、先発投手の山岡泰輔が左内腹斜筋損傷を起こしわずか3球で緊急降板するアクシデントに伴い、翌27日に山岡に代わり急遽一軍出場選手登録された[9]。山岡の負傷発生時、ヒギンスは27日の舞洲バファローズスタジアムでの二軍戦に登板する予定で大阪におり、電話で一軍の滞在する千葉への招集連絡を受けたのは26日の22時45分であった[10]。27日、単身で千葉に向かい、東海道新幹線と東京駅からタクシーを利用して、14時開始のデーゲームに間に合わせたという[10]。同日のロッテ戦において、5番手投手としてNPB初登板を果たした。9回裏、0対0のスコアで無死一・三塁という緊迫した局面からの登板であったが、レオネス・マーティンをベンチからの申告敬遠により満塁策を採った後、中村奨吾を二飛、鳥谷敬を見逃し三振、角中勝也を空振り三振に抑えてロッテのサヨナラ得点を許さず、NPB初ホールドを記録した[10]。7月11日の対北海道日本ハムファイターズ戦(京セラドーム大阪)で1対1の8回表に登板して1イニングを無失点に抑えると、直後の8回裏にチームが4点を勝ち越しそのまま逃げ切り勝ちを収めたことで、NPB初勝利を記録した[11]。その後はセットアッパーに定着し、41試合で3勝3敗19ホールド、防御率2.40の成績を残した[12]。
2021年は49試合に登板し、リーグ2位の28ホールドを記録するなどリリーフ陣の柱として活躍したが[13]、東京ヤクルトスワローズとの日本シリーズでは第5戦で山田哲人に同点3ラン本塁打を浴びる[14]など3試合に登板して5失点と精彩を欠き[15]、オフの12月2日に自由契約公示された[16]。
パドレス傘下復帰
2022年3月7日に古巣パドレスとマイナー契約を結び[17]、3月8日に傘下AAA級エルパソに配属された[2]。7月12日に自由契約となった[2]。
独立リーグ時代
2022年8月4日にアトランティックリーグのハイポイント・ロッカーズと契約した[2]。
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選手としての特徴・人物
オーバースローの投球フォームから、最速97マイル(約156km/h)[18]のストレートを投じる。変化球は、スラーブとも評されるカーブ[19][20]と、チェンジアップ[21]を主に用いる。
私生活では、オリックス入団が発表された直後の2019年のクリスマスに婚約し、来日後の3月に結婚していたことを、2020年7月11日のNPB初勝利に際して公表した[11]。
詳細情報
年度別投手成績
- 2022年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 2022年度シーズン終了時
記録
NPB
- 初記録
- 初登板・初ホールド:2020年6月27日、対千葉ロッテマリーンズ5回戦(ZOZOマリンスタジアム)、9回裏無死一・三塁から5番手で救援登板、1回無失点
- 初奪三振:同上、9回裏に鳥谷敬から見逃し三振
- 初勝利:2020年7月11日、対北海道日本ハムファイターズ5回戦(京セラドーム大阪)、8回表に4番手で救援登板、1回無失点
- 初セーブ:2021年4月13日、対福岡ソフトバンクホークス4回戦(福岡PayPayドーム)、9回裏二死一・二塁から5番手で救援登板・完了、1/3回無失点
背番号
- 52(2020年 - 2021年)
登場曲
脚注
関連項目
外部リンク
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