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タガログ文字 (Unicodeのブロック)
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タガログ文字(タガログもじ、英語: Tagalog)は、Unicodeの45個目のブロック。
解説
フィリピンで話されるタガログ語やイロカノ語などのフィリピン北部~東部で話される諸言語を表記するためのタガログ文字、或いはバイバイン(アリバタ)(タガログ語:baybayin)を収録している。なお、現在のタガログ語やイロカノ語では基本的にラテン文字が使用されており、バイバインは現代の文書ではあまり使用されていない。

バイバインはデーヴァナーガリーなどと同様に、ブラーフミー文字から派生した所謂ブラーフミー系文字(インド系文字)の一つであり、音素文字のうち、子音字に母音記号を付加することで発音を切り替えるアブギダに分類される。書字方向はラテン文字などと同様に左から右へ横書き(左横書き)する。分かち書きは原則しない。
符号位置の順序はおおむね伝統的なブラーフミー系文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン3.2において初めて追加された。
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収録文字
要約
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小分類
このブロックの小分類は「独立母音字」(Independent vowels)、「子音字」(Consonants)、「従属母音記号」(Dependent vowel signs)、「ヴィラーマ」(Viramas)、「古典的な字母」(Archaic letter)の5つとなっている[1]。
独立母音字(Independent vowels)
この小分類にはバイバインのうち、頭子音のない母音の音節を表す際に用いられる独立した母音字が収録されている。
子音字(Consonants)
この小分類にはバイバインのうち、基本的な子音字が収録されている。
従属母音記号(Dependent vowel signs)
この小分類にはバイバインのうち、子音字に結合する母音記号が収録されている。
ヴィラーマ(Viramas)
この小分類にはバイバインのうち、ヴィラーマ(殺母音記号)と呼ばれる、子音字の持つ暗黙の母音/-a/を読まずに子音のみを発音することを表す記号2種類が収録されている。
古典的な字母(Archaic letter)
この小分類にはバイバインのうち、サンバレス州[1]などで用いられていた子音字RAの異体字1文字のみが収録されている。なお、小分類名は「古典的な字母」となっているが、実際には古典タガログ語では使われておらず、現代的に派生した文字である[1]。
文字コード
タガログ文字(Tagalog)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+170x | ᜀ | ᜁ | ᜂ | ᜃ | ᜄ | ᜅ | ᜆ | ᜇ | ᜈ | ᜉ | ᜊ | ᜋ | ᜌ | ᜍ | ᜎ | ᜏ |
U+171x | ᜐ | ᜑ | ᜒ | ᜓ | ᜔ | ᜕ | ᜟ | |||||||||
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
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出典
関連項目
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