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チヤペルブラムプトン

イギリスの競走馬・種牡馬 (1912-1934) ウィキペディアから

チヤペルブラムプトン
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チヤペルブラムプトン (Chapel Brampton1912年[1] - 1934年12月1日[2]) とはイギリス産の競走馬種牡馬である。読みはチャペルブラムプトン。名前の由来はイギリスのノーサンプトンシャー州ダヴェントリーにある村落(en:Chapel Brampton)。下総御料牧場が購入、種牡馬として日本に輸入され、昭和初期に産駒が活躍。おもに牝馬を通じてのちの日本の競馬に影響を残した。

概要 チヤペルブラムプトン, 品種 ...

経歴

要約
視点

父Beppoは二流馬だったが、種牡馬としては当時すでに大レースの勝ち馬を輩出していた。牝系は競馬史に残る大繁殖牝馬Pochahontasにさかのぼる由緒ある血統であった。輸入後は下総御料牧場で繋養され、全国各地の帝室御賞典勝ち馬を17頭輩出。少なくとも1930年リーディングサイアーとなっている[3]

輸入種牡馬全盛の時代ゆえ、有力な後継種牡馬は現れなかったが、ブルードメアサイアーとしては、小岩井農場の基礎輸入牝馬の牝系に属する繁殖牝馬から多数の活躍馬を輩出した。ビューチフルドリーマー系出身で代表産駒でもあるアストラルからは、内国産種牡馬としても活躍したカブトヤマ、その弟ガヴアナーの2頭の東京優駿大競走勝ち馬と、帝室御賞典(秋)勝ち馬のロッキーモアーの三兄弟が誕生。アストニシメントの牝系に属する賢藤からは、史上唯一の変則三冠を達成するなど11戦無敗の名牝クリフジ、その全兄で帝室御賞典勝ち馬のリヨウゴクと帝室御賞典(秋)を制したハツピーマイトの三兄妹を送り出した。フラストレート系からも東京優駿競走を勝ったイエリユウが出ている。

牝系に本馬の名を残す活躍馬には、アストラルの子孫にニッポーテイオータレンティドガールの兄妹、タケフブキタケホープの姉弟、ビクトリアクラウンなどがいる。また、サラブレッド系種ミラを祖母に持つ竜玉の子孫から、シーエースランドプリンスヒカルイマイといった活躍馬が輩出されている。

代表産駒

母の父としての代表産駒

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血統表

チヤペルブラムプトン血統マッチェム系 / St.Simon 4×4=12.50%、Stockwell 5x5=6.25%)(血統表の出典)

Beppo
1903 黒鹿毛
父の父
Marco
1892 栗毛
Barcaldine
1878 鹿毛
Solon
Ballyroe
Novitiate
1882 鹿毛
Hermit
Retty
父の母
Pitti
1898 鹿毛
St.Frusquin
1893 鹿毛
St.Simon
Isabel
Florence
1880 鹿毛
Wisdom
Enigma

Mesquite
1904
Sainfoin
1887 栗毛
Springfield
1873 鹿
St.Albans
Viridis
Sanda
1878 栗
Wenrock
Sandal
母の母
St.Silava
1897 鹿毛
St.Serf
1887 鹿
St.Simon
Feronia
Golden Iris
1891 栗
Bend Or
Gardenia F-No.3-n
  • 父Beppoは重賞を2勝したものの大レースには手が届かなかった。種牡馬となってからはミドルパークステークスチャンピオンステークスを勝った強豪だが原因不明の病気で現役中に死亡したPicaroon、オークス勝ち馬My Dear、ゴールドカップを勝ったAleppoなどを輩出して一定の成功を収めた。父系としてはすでに途絶えているが、その父Marcoから孫のHurry Onへと経るラインが21世紀に入ってもわずかながら存続している。
  • 5代母AraucariaはPochahontasの末子。現役時は1勝に終わったが、母としては大レースを勝ちまくった名馬で、フランス産馬として初の北米リーディングサイアーとなったRayon d'Orを生んだ。
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脚注

参考文献

外部リンク

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