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デキサメタゾン
ステロイド系抗炎症薬のひとつ ウィキペディアから
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デキサメタゾン(英: Dexamethasone)は、ステロイド系抗炎症薬 (SAID) の一つである。炎症の原因に関係なく炎症反応・免疫反応を強力に抑制する[1]。急性炎症、慢性炎症、自己免疫疾患、アレルギー性疾患などの際に使用される。内服薬の商品名デカドロン。ステロイド外用薬として使われ、日本での格付けで5段階中2-3のストロングとミディアムの医薬品がある[2]。デキサメタゾンは1957年に発見された[3]。WHO必須医薬品モデル・リストに収載されている[4]。

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形態
先発品はデキサメタゾン(錠剤、エリキシル)またはそのリン酸エステルナトリウム塩(注射液。ネブライザーでも用いる)であるが、後発品にはメタスルホ安息香酸エステルナトリウム塩、シペシル酸エステル、吉草酸エステル、プロピオン酸エステル、パルミチン酸エステルといったバリエーションがあり、剤形も軟膏、クリーム、ローション、カプセル、口腔用軟膏、眼軟膏、点眼液、点鼻液、点耳液と多様である。
ステロイド外用薬では、日本での格付けで5段階中3のストロングでは、プロピオン酸デキサメタゾン(商品名メサデルム)や吉草酸デキサメタゾン(ボアラ、ザルックス)[2]。2のミディアムでは、デキサメタゾン(グリメサゾン、オイラゾン)[2]。
歴史
- 錠剤
日本では1959年7月、デカドロン錠(0.5 mg)の販売を開始し、2008年3月7日、医療事故防止対策に基づき「デカドロン錠」から「デカドロン錠0.5mg」に販売名変更の承認を得た[5]。DECA(デカ)は「10」の意味を持つ接頭語であり、プレドニゾロンの約10倍の効力を有し、また、コルチゾンの10年後に開発されたという意味が込められた[5]。2005年5月、抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)の効能が追加となった[5]。
2010年11月、萬有製薬株式会社から日医工株式会社に製造販売承認が承継された[5]。2010年7月、多発性骨髄腫の治療薬として、セルジーン株式会社から「レナデックス錠4mg」が発売された[6]。多発性骨髄腫の治療薬であるレナリドミド(Lenalidomide)に併用するデキサメタゾン に由来する[6]。2014年6月20日、日医工は「デカドロン錠4mg」の販売を開始した[5]。
- エリキシル剤
1961年4月、デキサメタゾンにグリセリンやエタノールなどを添加したエリキシル剤が、「デカドロンエリキシル」として販売を開始し、2008年6月20日、「デカドロンエリキシル0.01%」に名称変更され、錠剤と同様、日医工に承継された[7]。
- 注射剤
1961年(昭和36年)1月25日、デキサメタゾンリン酸エステルナトリウムの「デカドロン注射液」が承認を得て発売に至った[8]。2009年9月に販売名を「デカドロン注射液」から「デカドロン注射液1.65mg・3.3mg・6.6mg」に変更し、2015年6月より、アスペンジャパン株式会社が承継、販売移管を受けた[8]。
- 外用剤
1987年5月、デキサメタゾンプロピオン酸エステル外用剤(メサデルムクリーム・軟膏)(0.1 %)が、1994年7月、同ローション剤が、大鵬薬品工業から販売開始された。後発医薬品が多数販売されている。
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効能・効果
要約
視点
リウマチ、多くの皮膚疾患、重症アレルギー、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、クループ、脳浮腫などである[1]。結核などで抗生物質と併用される。急性副腎不全では、より強力な鉱質コルチコイドであるフルドロコルチゾンなどと併用される[1]。早期陣痛に対して、確実な挙児のために用いられる[1]。また、内服や静脈内注射で抗がん剤投与時に伴う遅発性嘔吐の抑制に対しても利用される。
各種の内分泌疾患[注釈 1]、リウマチ性疾患[注釈 2]、結合織炎および関節炎[注釈 3]、膠原病[注釈 4]、腎疾患[注釈 5]、心疾患[注釈 6]、アレルギー性疾患[注釈 7]、血液疾患[注釈 8]、消化器疾患[注釈 9]、肝疾患[注釈 10]、肺疾患[注釈 11]、重症感染症[注釈 12]、結核性疾患[注釈 13]、神経疾患[注釈 14]、悪性腫瘍[注釈 15]、抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状、外科疾患[注釈 16]、整形外科疾患[注釈 17]、産婦人科疾患[注釈 18]、泌尿器科疾患[注釈 19]、皮膚科疾患[注釈 20]、眼科疾患[注釈 21]、耳鼻咽喉科疾患[注釈 22]、歯科・口腔外科疾患[注釈 23]に適応がある[9][10]。
- 注:(斜体 は錠剤のみ、下線は注射剤のみ)
デキサメタゾンの効果は多くの場合1日以内に見られ、3日程度継続する[1]。
抗炎症作用
デキサメタゾンは上記の様に多くの炎症や関節リウマチなどの自己免疫疾患、気管支痙攣の治療に用いられる[11]。特発性血小板減少性紫斑病は病的免疫による血小板数の減少であるが、40mg/日×4日間の投与を14日周期で繰り返す事で治療できる。この場合、他の糖質コルチコイドと比較してのデキサメタゾンの優越性は明らかではない[12]。
親知らずの抜歯等の歯科手術の前後に、頬の腫れを抑えるために少量[13]使用される。
足底筋膜炎の治療薬として踵に注射される。しばしばトリアムシノロンアセトニドと併用される。
アナフィラキシーの治療には高用量が用いられる。
眼科手術後等に用いられる点眼薬や、点鼻薬、点耳薬(抗生物質や抗真菌薬と併用)がある。米国では糖尿病網膜症、網膜中心静脈閉塞症、葡萄膜炎の治療薬としてデキサメタゾンの硝子体内留置薬が承認されている[14]。
デキサメタゾンは経静脈的植込式心臓ペースメーカー設置後の心筋の炎症反応を最小限にするために用いられる。ペースメーカー設置後直ぐに心筋内にステロイドを曝露すると、炎症を抑制して急性のペーシング閾値の変動を最小化する。この時の投与量は、通常1.0mg未満である。
細菌性髄膜炎の症例に対しても、抗生物質投与前にデキサメタゾンが使用される。この場合は、抗生物質で死滅した細菌(炎症誘発物質を放出して患者に害を与える)に対する免疫反応を低減させ、予後良好にする[15]。
癌化学療法
化学療法を受けている悪性腫瘍患者に対して、抗がん剤の副作用治療・予防を目的としてデキサメタゾンが投与される。デキサメタゾンはオンダンセトロン等の5-HT3受容体拮抗薬の制吐作用を増強する。
脳腫瘍に対しては、原発性、転移性を問わず、浮腫治療のためにデキサメタゾンを使用し、脳の他の部位への圧迫を取り除く。腫瘍が脊髄を圧迫している場合にも使用される。
デキサメタゾンは一部の悪性血液疾患、特に多発性骨髄腫の治療薬として単剤または多剤併用療法(サリドマイド、レナリドミド、ボルテゾミブなど)の一部として用いられる[16]他、ドキソルビシン、ビンクリスチン、ボルテゾミブ、レナリドミドとも併用される。
内分泌異常治療
デキサメタゾンは非常に稀な疾患であるグルココルチコイド耐性の治療にも使用される[17][18]。
急性副腎不全やアジソン病の場合、プレドニゾンやメチルプレドニゾロンで効果が不十分な時にデキサメタゾンが使用される。
思春期後期から成人の先天性副腎過形成症に対してACTH産生を抑制するために用いられる。この場合は通常夜間に投与する[19]。
妊産婦
デキサメタゾンは未熟児出産のリスクのある妊婦に対して胎児の肺の発達を促すために投与される。これにより児の低体重が増加するが、新生児死亡率は増加しない[20]。
デキサメタゾンの適応外使用として、胎女児の先天性副腎過形成症(CAH)症状の治療への使用がある。CAHは身体の様々な異常の原因となるが、特に注目すべきものは女児の半陰陽である。出生前に早期からCAHを治療する事で一部のCAH症状を軽減できるが、根本的な先天性異常は治療できない。
出生前にデキサメタゾンを投与された小児の言語記憶への長期的影響が小規模臨床試験で見出されたが、患者数が少ないので信頼性の高い結果だとは見做されない[21][22]。出生前のデキサメタゾン投与はCAHの臨床的診断に先立って実施されるので、しばしばインフォームド・コンセントを巡る論争のテーマとされて来ている。
高山病
デキサメタゾンは高地脳浮腫(HACE)や高地肺水腫(HAPE)の治療に用いられる。登山する旅行者の高山病治療に広く使用される[23][24]。
薬物相乗作用
デキサメタゾンをオンダンセトロンに併用すると、オンダンセトロン単剤で用いた場合よりも術後悪心・嘔吐の予防効果が高い[25]。
新型コロナウイルス感染症
オックスフォード大学の行った臨床試験では、デキサメタゾンを新型コロナウイルス感染症(2019年確認)の複数の患者に投与した結果、気管挿管や気管切開を伴う人工呼吸器をつけた患者でおよそ35%、マスクをつけて酸素を供給した患者でおよそ20%、死亡率が下がった。この結果を受け、イギリス政府はデキサメタゾンを同感染症の治療薬として緊急承認した[26]。日本でも2020年7月21日に、レムデシビルに続く2つ目の効果が検証され国内で使用が認められた治療薬となった[27]。
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禁忌
注射剤は感染症のある関節腔内、滑液嚢内、腱鞘内または腱周囲、ならびに動揺関節の関節腔内への投与は禁忌とされている[28]。
米国や豪州の添付文書に記載されている禁忌は[29][30]、
- 未治療の感染
- デキサメタゾンへの過敏症
- 脳マラリア
- 全身性真菌感染症
- 生ワクチンを使用中の患者(天然痘を含む)
である。
副作用
要約
視点
副作用として副腎皮質機能不全、クッシング症候群などがある。長期使用時にはカンジダ症、骨量減少、白内障、皮下出血、筋力低下が発生する[1]。米国の胎児危険度分類はCであるが、豪州ではA(妊婦に多用され児に問題を生じない)である[1][31]。授乳中には服用すべきでない[1]。
重大な副作用として、ショック、アナフィラキシー、誘発感染症、感染症増悪、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎、精神変調、うつ状態、痙攣、骨粗鬆症、大腿骨および上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパシー、脊椎圧迫骨折、長骨の病的骨折、緑内障、後嚢白内障、血栓塞栓症、喘息発作があるが、頻度は不明である。(下線は注射剤のみ)
デキサメタゾンの副作用の正確な発現率は判っていない。添付文書に記載されている副作用は、重大なものも含めて全て“頻度不明”である[9][10]。類縁の糖質コルチコイドから推定された発現率が文書に記載されている[29][30][32][33][34][35]。
一般的な副作用:
頻度不明の副作用:
外用薬では吸収率の高い部位、頬、頭、首、陰部では長期連用しないよう注意し、顔へのストロングのステロイドの使用は推奨されずミディアム以下が推奨される[2]。病変の悪化あるいは変化なしでは中止する必要がある[36]。
離脱症状
長期服用後に突然中止すると、下記の症状が発生し得る[30]。
外用薬について全米皮膚炎学会によれば、ステロイド外用薬離脱の危険性を医師と患者は知っておくべきで、効力に関わらず2-4週間以上は使用すべきではない[36]。
相互作用
相互作用する薬物として、下記のものが知られている[30]。
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医学領域以外での使用
デキサメタゾンは、バングラデシュの売春宿で、所定の年齢に達していない少女の体重を増加させて、合法であると見せ掛けるために使われる[37]。
デキサメタゾンは、いくつかのスポーツでドーピングに指定されている。2014年11月、世界ナンバーワンのバドミントン選手リー・チョンウェイは、デキサメタゾンの陽性反応が出たために、世界バドミントン連盟から出場停止処分を受けた[38]が、彼自身は薬物の使用を否定している。
日本では、2023年、国民生活センターによる調査で、健康茶の内容物からデシサメタゾンが検出。健康に影響を及ぼす可能性があるとして問題となった[39]。
獣医学領域での使用
マルボフロキサシンおよびクロトリマゾールと組み合わせる事で、デキサメタゾンはイヌ等の難治性耳感染症の治療に用いられる。トリクロルメチアジドとの組み合わせは、ウマでの痣および遠位四肢腫張の治療に用いられる[40]。
注釈
- 慢性副腎皮質機能不全(原発性、続発性、下垂体性、医原性)、急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ)、副腎性器症候群、亜急性甲状腺炎、甲状腺中毒症〔甲状腺(中毒性)クリーゼ〕、甲状腺疾患に伴う悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、特発性低血糖症、下垂体抑制試験
- 関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)、リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)、リウマチ性多発筋痛、強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)、強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)に伴う四肢関節炎
- 関節周囲炎(非感染性のものに限る)、腱炎(非感染性のものに限る)、腱鞘炎(非感染性のものに限る)、腱周囲炎(非感染性のものに限る)、滑液包炎(非感染性のものに限る)、変形性関節症(炎症症状がはっきり認められる場合)、非感染性慢性関節炎、痛風性関節炎
- エリテマトーデス(全身性および慢性円板状)、全身性血管炎(大動脈炎症候群、結節性動脈周囲炎、多発性動脈炎、ヴェゲナ肉芽腫症を含む)、多発性筋炎(皮膚筋炎)、強皮症
- ネフローゼ、ネフローゼ症候群
- 鬱血性心不全
- 気管支喘息、喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)、喘息発作重積状態、薬剤その他の化学物質によるアレルギー・中毒(薬疹、中毒疹を含む)、血清病、アナフィラキシーショック
- 紫斑病(血小板減少性および血小板非減少性)、再生不良性貧血、白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)、髄膜白血病、溶血性貧血(免疫性または免疫性機序の疑われるもの)、顆粒球減少症(本態性、続発性)、凝固因子の障害による出血性素因
- 潰瘍性大腸炎、限局性腸炎、重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)
- 劇症肝炎(臨床的に重症と看做されるものを含む)、胆汁鬱滞型急性肝炎、慢性肝炎(活動型、急性再燃型、胆汁鬱滞型)(ただし、一般的治療に反応せず肝機能の著しい異常が持続する難治性のものに限る)、肝硬変(活動型、難治性腹水を伴うもの、胆汁鬱滞を伴うもの)
- サルコイドーシス(両側肺門リンパ節腫脹のみの場合を除く)、瀰漫性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)
- 重症感染症(化学療法と併用する)
- 肺結核(粟粒結核、重症結核に限る)(抗結核剤と併用する)、結核性髄膜炎(抗結核剤と併用する)、結核性胸膜炎(抗結核剤と併用する)、結核性腹膜炎(抗結核剤と併用する)、結核性心嚢炎(抗結核剤と併用する)
- 脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む) (ただし、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状が見られ、かつ他剤で効果が不充分な時に短期間用いること)、末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)、筋強直症、重症筋無力症、多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)、小舞踏病、顔面神経麻痺、脊髄蜘網膜炎
- 悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)および類似疾患(近縁疾患)、好酸性肉芽腫、乳癌の再発転移、多発性骨髄腫(他の抗悪性腫瘍剤と併用する)
- 副腎摘除、副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲、侵襲後肺水腫、臓器・組織移植、蛇毒・昆虫毒(重症の虫刺されを含む)、原因不明の発熱、外科的ショックおよび外科的ショック様状態、脳浮腫、輸血による副作用、気管支痙攣(術中)、手術後の腹膜癒着防止
- 椎間板ヘルニアにおける神経根炎(根性坐骨神経痛を含む)、脊髄浮腫
- 卵管整形術後の癒着防止
- 前立腺癌(他の療法が無効な場合)、陰茎硬結
- 湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部あるいは肛門湿疹、耳介および外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭および鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(ただし、重症例以外は極力投与しない事)、痒疹群(小児ストロフルス、蕁麻疹様苔癬、固定蕁麻疹を含む)(ただし、重症例に限る。また、固定蕁麻疹は局注が望ましい)、蕁麻疹(慢性例を除く)(重症例に限る)、乾癬および類症〔尋常性乾癬(重症例)、関節症性乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群〕、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症(重症例に限る)、扁平苔癬(重症例に限る)、成年性浮腫性硬化症、紅斑症(多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(ただし、多形滲出性紅斑の場合は重症例に限る)、アナフィラクトイド紫斑(単純型、シェーンライン型、ヘノッホ型)(重症例に限る)、ウェーバークリスチャン病、粘膜皮膚眼症候群〔開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病(眼症状のない場合)、リップシュッツ急性陰門潰瘍〕、レイノー病、円形脱毛症(悪性型に限る)、天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡)、デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)、先天性表皮水疱症、帯状疱疹(重症例に限る)、紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)、顔面播種状粟粒性狼瘡(重症例に限る)、アレルギー性血管炎およびその類症(急性痘瘡様苔癬状粃糠疹を含む)、潰瘍性慢性膿皮症、早期ケロイドおよびケロイド防止、新生児スクレレーマ
- 内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺)、外眼部および前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当または不充分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎)、眼科領域の術後炎症
- 急性・慢性中耳炎、滲出性中耳炎・耳管狭窄症、メニエル病およびメニエル症候群、急性感音性難聴、血管運動(神経)性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、進行性壊疽性鼻炎、喉頭炎・喉頭浮腫、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、嗅覚障害、急性・慢性(反復性)唾液腺炎、副鼻腔炎・鼻茸、喉頭ポリープ・結節、食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)および食道拡張術後
- 難治性口内炎および舌炎(局所療法で治癒しないもの)
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出典
参考文献
関連項目
外部リンク
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