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トミー・ポール (テニス)

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トミー・ポール (テニス)
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トミー・ポールTommy Paul, 1997年5月17日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ブアヒーズ・タウンシップ英語版出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス8位、ダブルス97位。これまでにATPツアーでシングルス4勝を挙げている。身長185cm、体重82kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

概要 トミー・ポールTommy Paul, 基本情報 ...
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選手経歴

要約
視点

ジュニア時代

2015年の全仏オープンジュニアではシングルスの決勝でテイラー・フリッツに勝利して優勝。ダブルスではウィリアム・ブランバーグ英語版とのペアで準優勝した。同年の全米オープンジュニアのシングルスでも決勝に進出したが、フリッツに敗れ準優勝となった[1]

2015年 グランドスラム初出場

2015年にプロデビュー。全米オープンに出場したが、1回戦でアンドレアス・セッピに敗れた[2]

2016年 ATPツアー初勝利

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2016年全米オープンでのポール

2016年4月にワイルドカードで全米男子クレーコート選手権に出場し、1回戦で当時ATPランキング53位のパオロ・ロレンツィに勝利。これがATPツアー初勝利となった。

2017年 ATPツアー500で初のベスト8進出

2017年7月、アトランタ・オープンの予選を通過し本選に出場。1回戦で第7シードの鄭現、2回戦でマレク・ジャジリに勝利し、ATPツアーで初のベスト8に進出した。準々決勝では第3シードのジレ・ミュラーに敗れた。この大会での活躍が評価され、シティ・オープンにワイルドカードで出場。1回戦でキャスパー・ルードに勝利すると、2回戦でリュカ・プイユにストレート勝ちし、ATPツアー500で初のベスト8に進出した。準々決勝では錦織圭に敗れた。

2019年 トップ100入り

2019年4月、ATPチャレンジャーツアーのサラソタ・オープンで優勝。9月に開催されたオラクル・チャレンジャーシリーズでも優勝し、ATPランキングで初のトップ100入りを果たした。

2020年 グランドスラム初の3回戦進出

2020年1月のアデレード国際ではベスト4に進出した[3]。ATPランキング80位で臨んだ全豪オープンでは、2回戦で当時ATPランキング20位のグリゴール・ディミトロフに勝利し、グランドスラムで初の3回戦進出となった[4]。3回戦ではマートン・フチョビッチに敗れた[5]

2021年 トップ50入り、対トップ5初勝利、ATPツアー初優勝

2021年1月のデルレイビーチ・オープンでは第5シードで出場したが、2回戦でセバスチャン・コルダに敗れた[6]。ATPランキング53位で臨んだ全豪オープンでは、2回戦でキャスパー・ルードに敗れた。

3月、ABNアムロ・オープンでベスト8に進出。メキシコ・オープンでは1回戦で第4シードのミロシュ・ラオニッチに敗れた。マイアミ・オープンでは1回戦でマルコス・ギロンに敗れた。

ATPランキング52位で臨んだ全仏オープンでは、1回戦でクリストファー・オコネルに勝利したが、2回戦で当時ATPランキング2位のダニール・メドベージェフに敗れた。6月14日、 ATPランキングで初のトップ50入りを果たした。

グラスコートシーズンは足の怪我により、試合に出場しなかった。

7月から8月にかけて開催された東京オリンピックに出場したが、1回戦でアスラン・カラツェフに敗れた。ATPランキング54位で臨んだ全米オープンでは、1回戦でロベルト・カルバリェス・バエナに敗れた。

BNPパリバ・オープンでは、3回戦で当時ATPランキング5位のアンドレイ・ルブレフに勝利。ATPツアー・マスターズ1000における初の3回戦勝利、トップ5選手に対する初勝利を同時に達成した。4回戦ではキャメロン・ノリーに敗れた。

シーズン最後に出場したストックホルム・オープンでは、2回戦でテイラー・フリッツ、準々決勝で元ATPランキング1位のアンディ・マリー、準決勝でフランシス・ティアフォー、決勝でデニス・シャポバロフに勝利し、ATPツアー初優勝を果たした[7]

最終的にATPランキング43位でシーズンを終えた。

2022年 トップ3から2度の勝利、ウィンブルドン4回戦進出、トップ30入り

シーズン最初に出場したアデレード国際では準々決勝でガエル・モンフィスに敗れた。ATPランキング41位で臨んだ全豪オープンでは、2回戦でミオミル・ケツマノビッチに敗れた。

メキシコ・オープンでは準々決勝で元ATPランキング1位のラファエル・ナダルに敗れた。BNPパリバ・オープンでは、2回戦で当時ATPランキング3位のアレクサンダー・ズベレフに勝利。3回戦でアレックス・デミノーに敗れた。翌週のマイアミ・オープンでは初めて3回戦に進出したが、テイラー・フリッツに敗れた。4月4日に更新されたATPランキングでは35位にランクインした。

ムチュア・マドリード・オープンでは1回戦でヤニック・シナーを相手に最初のセットを先取したが、その後逆転負けを喫した。第30シードで出場した全仏オープンでは1回戦でクリスチャン・ガリンに敗れた。

クイーンズ・クラブ選手権では1回戦で第6シードのデニス・シャポバロフに勝利。2回戦ではグランドスラムで3度の優勝歴があるスタン・ワウリンカに勝利した。準々決勝ではマッテオ・ベレッティーニに敗れた。イーストボーン国際では、2回戦で第2シードのヤニック・シナーに勝利。準々決勝でアレックス・デミノーに敗れた。第30シードで出場したウィンブルドン選手権では3回戦でイジー・ベセリーに勝利し、グランドスラムで初の4回戦進出を果たした。4回戦では当時ATPランキング12位のキャメロン・ノリーに敗れた[8]

ナショナル・バンク・オープンでは2回戦で当時ATPランキング4位のカルロス・アルカラスに勝利。通算3度目となるトップ5相手の勝利となった。3回戦でマリン・チリッチに勝利し、ATPツアー・マスターズ1000における初のベスト8進出を果たした。準々決勝ではダニエル・エバンスに敗れた。8月15日に更新されたATPランキングでは自己最高の31位にランクインした[9]

第29シードで出場した全米オープンでは1回戦でベルナベ・サパタ・ミラジェス、2回戦でセバスチャン・コルダに勝利し、初の3回戦に進出した。3回戦ではキャスパー・ルード相手に4時間30分を超える激闘の末、敗れた。

パリ・マスターズ2回戦にて、当時ATPランキング2位のラファエル・ナダルに勝利。トップ10相手にシーズン4度目の勝利となった。3回戦でパブロ・カレーニョ・ブスタに勝利してベスト8に進出。準々決勝でロベルト・バウティスタ・アグートに敗れた。

2023年 全豪ベスト4、世界1位に勝利、トップ15入り

全豪オープンでは1回戦でヤン=レナルト・シュトルフ、2回戦で第30シードのアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ、3回戦でジェンソン・ブルックスビー、4回戦で第24シードのロベルト・バウティスタ・アグート、準々決勝でベン・シェルトンに勝利し、アメリカ人の男子選手としては2009年のアンディ・ロディック以来となるベスト4進出を果たした[10]。準決勝ではノバク・ジョコビッチに敗れた[11]

メキシコ・オープンでは同郷のアメリカ人選手3人に勝利して決勝に進出したが、アレックス・デミノーに敗れ準優勝となった[12]

ナショナル・バンク・オープンでは準々決勝で当時ATPランキング1位のカルロス・アルカラスに勝利し、マスターズで初のベスト4に進出した[13]

全米オープンでは自己最高となる4回戦に進出し、ATPランキングで12位にランクインした。

2024年 マスターズで2度のベスト4、オリンピック銅メダル

ダラス・オープン英語版で決勝に進出し、マルコス・ギロン英語版に勝利してATPツアー2度目の優勝を果たした[14]。続けて開催されたデルレイビーチ・オープンでも決勝に進出したが、テイラー・フリッツに敗れ準優勝となった[15]

BNPパリバ・オープンにてマスターズで2度目のベスト4進出を果たす[16]マイアミ・オープンでは2回戦で途中棄権し敗れた[17]

イタリア国際では前年優勝のダニール・メドベージェフ、当時ATPランキング9位のフベルト・フルカチュに勝利するなど、ベスト4に進出した[18]。また、この大会でATPツアー公式戦通算150勝を記録した[19]

クイーンズ・クラブ選手権で決勝に進出し、ロレンツォ・ムゼッティに勝利して優勝[20]ATPツアー500で初の優勝となり、ATPランキングではアメリカ人選手最高となる12位にランクインした[21]

パリオリンピックではダブルスでテイラー・フリッツとペアを組み、ベスト4に進出。3位決定戦でトマーシュ・マハーチアダム・パブラセク英語版に勝利し、銅メダルを獲得した[22]

2025年 全豪、全仏ベスト8、トップ10入り

アデレード国際では第1シードで出場し、準決勝でフェリックス・オジェ=アリアシムに敗れた[23]

全豪オープンではベスト8に進出。準々決勝でアレクサンダー・ズベレフに敗れた。これによりATPランキングで自己最高の9位にランクインし、自身初のトップ10入りを果たした[24]

全米男子クレーコート選手権では第1シードで出場し、準決勝でジェンソン・ブルックスビーに敗れた[25]

全仏オープンでは自己最高となるベスト8に進出。準々決勝でカルロス・アルカラスに敗れた。これにより、ATPランキングで自己最高となる8位にランクインした[26]

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成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

シングルス

グランドスラム大会

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大会最高成績

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ATPツアー決勝進出結果

シングルス:7回(4勝3敗)

大会グレード
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (0–0)
オリンピック (0–0)
ATPツアー500 (1–1)
ATPツアー250 (3–2)
サーフェス別タイトル
ハード (3–2)
クレー (0–0)
芝 (1–1)
さらに見る 結果, No. ...

対トップ10勝利

さらに見る 年, 合計 ...
さらに見る No., 対戦相手 ...
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脚注

外部リンク

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