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トヨタ・レジアス

トヨタ自動車のミニバン型乗用車 ウィキペディアから

トヨタ・レジアス
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レジアスREGIUS)は、トヨタ自動車が製造・販売していたハイエースをベースとするワンボックス型ミニバンである。1995年平成7年)に発売されたグランビアを基本に、全長と全幅を縮小した実質的な姉妹車である。

概要 トヨタ・ハイエースレジアス/レジアス RCH4#W/RCH42V/KCH4#G/KCH4#W/LXH4#V型, 概要 ...
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ハイエースレジアス

  • 1997年(平成9年)4月8日にハイエース レジアスHIACE REGIUS)として登場した。5ナンバーサイズでグランビアよりも車体が一回り小さく、ディーゼル車は一部モデルを除き5ナンバー登録である。また、商用モデルは「ハイエースレジアスバン」という車名で同年6月に販売が開始された。
さらに見る 型式一覧, ワゴン ...

ワゴンの大きな特徴として、メーカーオプションでフロントシート以外の全シートを欧州製ミニバンのような脱着式に変更でき、ユーザーが自由に外して商用車並みの荷室容積を作る事が出来た。また、内装の質感はグランビアに勝る点が多く(同年のマイナーチェンジでグランビアも内装を中心に手が入れられた)、最上級グレードのG EXパッケージにはグランビアより高額なプライスタグ(グランビア2.7 2WDツインムーンルーフ 発売当初338万7,000円→1998年6月323万2,000円、ハイエースレジアス380万8,000円)が付けられた。これは、それまでのトヨタの最上級1BOXとして君臨したハイエースの実質的な後継車という役割も担っていたためである(実際にはハイエースワゴンも併売された)。テレビCMには宇崎竜童が出演した。また、スポーティーグレードの「ウインドツアラー」も設定された。ややおとなしい外観の標準グレードに比べ、メッシュグリルやエアロパーツで精悍さを演出し、内装も標準グレードと差別化されていた。

  • 1997年(平成9年)8月28日 - 特別仕様車として、車体色に「スーパーホワイトII」を採用した「ウインドツアラー ホワイトバージョン」を設定する。
  • 1998年(平成10年)5月11日 - 一部改良。レジアスGにガソリン2.7 L 4WD車を追加するとともに、デュアル(両側)スライドドアを新たに設定。また、レジアスにオートエアコン、リアスポイラー、スライドドアイージークローザーなどを標準装備した。この時、メーカーオプションのマルチAVステーションを選択した場合は装着位置がセンタークラスター上部となる。なお、この頃からテレビCMには東幹久が出演。
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レジアス

  • 1999年(平成11年)
    • 8月3日 - グランビアと共にハイエースレジアスはワゴンのマイナーチェンジを行い、バンも一部改良を受ける。
    ビスタ店(現・ネッツ店沖縄県は沖縄トヨペットの扱い)とトヨペット店の併売からビスタ店の専売とするとともに、車名の「ハイエース」が取れて『レジアス』(「レジアスワゴン」「レジアスバン」)となり、レジアスワゴンのスポーティーグレードである「ウインドツアラー」については、トヨペット店でも『ツーリングハイエース』として販売することになる。
    このマイナーチェンジでは、当時、Lクラスミニバンの中で好調な販売を維持していた日産・エルグランドを意識した意匠を取り入れ、フロントグリルが大型化され押し出しの強いものとなり、ヘッドランプリアコンビランプの形状変更が行なわれた。バンパー形状も変更され、全幅を除いて全車3ナンバーサイズとなる。また、2.7 Lガソリンエンジンへの電子制御ATの採用、3.0 Lディーゼルターボ車はインタークーラーの装着により出力が向上した。G・G EXパッケージのデュアルスライドドア車は7人乗り、4ドア車は8人乗りのみとなり、内装はステアリングホイールの形状変更(形状はグランビアと同様)、ナビゲーション(ワイドマルチAVステーション)がDVD方式となり、オーディオ位置が全車センタークラスター上部(レジアスバンを除く)とするなど変更点は多い。
    • 10月5日 - トヨタモデリスタインターナショナルは、豪華装備を加えたモデリスタバージョンとして「ハイルーフラウンジ」を発表した。ベース車より175 mm嵩上げされたハイルーフを採用して室内空間を拡充させたほか、樹脂製木目調パネルや上質な室内照明などを採用しているA仕様と、標準内装のB仕様がある。メーカーオプションとして本革シートと木目調パネル、販売店オプションとして225/50R17タイヤ(ブリヂストン・G'GRID)&アルミホイール(3種類から選択)、TRD製ローダウンサスペンションキット(2000年1月発売)を用意する。
    • 12月24日 - VCパッケージをベースとした特別仕様車「V プレジャーサルーン」を発売した。専用ストライプ、熱線反射濃色グリーンガラス(リアサイド・リアクウォーター・バックドア)、前席センターテーブル、ワイヤレスドアロックリモートコントロールなどを採用し装備を充実。
  • 2000年(平成12年)
    特別仕様車「V プレミアムエディション」を追加する。VLパッケージをベースにフロントウインドシールドブロンズガラス(トップシェード付)、フロントサイドドアブロンズガラス、熱線反射濃色ブロンズガラス(リアサイド・リアクウォーター・バックドア)、特別外装色(メーカーオプション)、専用ストライプ、専用シート表皮&トリム表皮、本革&木目調ステアリングホイール、コンライト(オートライト機能)などを特別装備した。
    • 12月1日 - 福祉改造車両の「ウェルキャブ」シリーズを一部改良した。サイドリフトアップシート車に、シートの回転から昇降までの動作を全自動で行うタイプを新設定した。また、車いす仕様車は車いす固定装置を改良した。
  • 2002年(平成14年)
    • 3月末 - 姉妹車種のツーリングハイエースと共に生産終了。以降、在庫分のみの販売となる。
    • 5月21日 - アルファードの登場により姉妹車種のツーリングハイエースと共に販売終了した。
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エンジン

搭載エンジンは直列4気筒のみで、ワゴンのガソリンは2.7L 直列4気筒 DOHC3RZ-FE型ディーゼルは3.0L OHC ターボ付きの1KZ-TE型であり、発売当初のグランビアと共通である。バンは、ガソリンが2.0Lの1RZ型、ディーゼルが3.0Lの5L型である。搭載位置もグランビアと同様、フロントエンジンの形をとる。

車名の由来

車名の「レジアス」はラテン語で「華麗な」、「すばらしい」という意味であり、スタイリッシュなボディと、華麗な走りをイメージして名づけられた。なお、レジアスの名称はハイエースの姉妹車で同じくトヨタビスタ店専売車種であったレジアスエースとして2020年まで残されていた。

脚注

関連項目

外部リンク

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