トップQs
タイムライン
チャット
視点
ハトラ文字 (Unicodeのブロック)
ウィキペディアから
Remove ads
ハトラ文字(ハトラもじ、英語: Hatran)は、Unicodeのブロックの一つ。
解説
紀元前98年から紀元後240年にかけて[1]、セレウコス朝シリア及びパルティア帝国に属していた、現在のイラク北東部のハトラ及びアッシュール地方において話されていたアラム語のハトラ方言を表記するためにかつて用いられていたハトラ文字を収録している。
ハトラ文字は音素文字のうち基本的に母音を表記せず、子音字のみで綴られるアブジャドに分類される。アラビア文字やヘブライ文字などと同様に右から左への横書き(右横書き)であり、分かち書きは碑文によってされる場合とされない場合とがある[1]。
いくつかの字母は字母同士が連続した場合に特殊な合字を形成することがあるが、必須のものではない[1]。
加えて、アラビア文字やタイ文字などと同様に独自の数字体系(ハトラ数字)を有している。
符号位置の順序はおおむね伝統的なハトラ文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン8.0において初めて追加された。
Remove ads
収録文字
要約
視点
Remove ads
小分類
このブロックの小分類は「字母」(Letters)、「数値」(Numbers)の2つとなっている[2]。
字母(Letters)
この小分類にはハトラ文字のうち、基本的な字母が収録されている。
数値(Numbers)
この小分類にはハトラ文字のうち、位取り記数法を用いず、単位数字を並べて表現する数値記号(Unicode上では10進法の位取り記数法を用いる"digit"とは区別される)が収録されている。
文字コード
ハトラ文字(Hatran)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+108Ex | 𐣠 | 𐣡 | 𐣢 | 𐣣 | 𐣤 | 𐣥 | 𐣦 | 𐣧 | 𐣨 | 𐣩 | 𐣪 | 𐣫 | 𐣬 | 𐣭 | 𐣮 | 𐣯 |
U+108Fx | 𐣰 | 𐣱 | 𐣲 | 𐣴 | 𐣵 | 𐣻 | 𐣼 | 𐣽 | 𐣾 | 𐣿 | ||||||
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads