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ファントム・スレッド
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『ファントム・スレッド』(Phantom Thread)は、2017年のアメリカ合衆国のドラマ・ロマンス映画。監督は世界三大映画祭の監督賞を制覇したポール・トーマス・アンダーソン。主演はアカデミー主演男優賞を3度受賞したダニエル・デイ=ルイス。共演はレスリー・マンヴィル、ヴィッキー・クリープスら。音楽はイギリスのロックバンドレディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッド。監督のアンダーソン、主演のデイ=ルイス、音楽のグリーンウッドのタッグは2007年公開の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でも組まれており、本作で二度目のタッグとなった。主演のデイ=ルイスは、本作の主演を最後に俳優業を引退する[3]。
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あらすじ
舞台は1950年代のロンドン、オートクチュールの仕立て屋レイノルズ・ウッドコックは、ある日、若きウェイトレスのアルマと恋に落ちる。二人の関係は幸せに見えたが、やがてアルマは、数々の女性のドレスを仕立て、数々の女性の心や体に触れてきたレイノルズがいまだに結婚していないことに疑問を抱き始める。これまで順風満帆だったレイノルズの生活は、若く攻撃的なアルマによってだんだんと狂い始め、レイノルズやウッドコック家が隠していた過去や秘密が明らかになる。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- レイノルズ・ウッドコック - ダニエル・デイ=ルイス(田中秀幸)
- アルマ・エルソン - ヴィッキー・クリープス(斉藤梨絵)
- シリル・ウッドコック - レスリー・マンヴィル(寺内よりえ)
- ジョアンナ - カミーラ・ラザフォード
- ヘンリエッタ・ハーディング伯爵夫人 - ジーナ・マッキー
- ドクター・ロバート・ハーディ - ブライアン・グリーソン(川中子雅人)
- バーバラ・ローズ - ハリエット・サンソム・ハリス(橘あんり)
- モナ・ブラガンザ王女 - ルイザ・リヒター
- レディ・ボルティモア - ジュリア・デイヴィス
- ロード・ボルティモア - ニコラス・マンダー
- ピーター・マーティン - フィリップ・フランクス
- ティッピー - フィリス・マクマホン
- ルビオ・ゲレロ - サイラス・カーソン
- ジョージ・ライリー - リチャード・グレアム
- ジョン・エヴァンス - マーティン・ドゥー
- 記録 - イアン・ハロッズ
- ミセス・ヴォーン - ジェーン・ペリー
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製作
2016年6月2日、ポール・トーマス・アンダーソンが、ダニエル・デイ=ルイス主演で1950年代のファッション業界を描いたドラマ映画を作ると報道された[4]。同年9月8日、2017年下旬にフォーカス・フィーチャーズとユニバーサル・ピクチャーズ配給で本作を公開することが分かった[5]。2017年1月、レズリー・マンヴィル、リチャード・グラハム、ヴィッキー・クリープスが出演することが決定した[6]。同年1月下旬、主な撮影がイギリスのライスで行われた[7]。同年11月2日、ポール・トーマス・アンダーソンが、自身が本作の撮影をしたという報道をネットニュース内で否定した[8]。
アンダーソンは『レベッカ』を念頭に置きながら本作を製作したと語っている[8]。 ダニエル・デイ=ルイスは本作の役作りのため、1年間ニューヨークの裁縫師のもとでドレス作りを勉強し、実際に作れるまでになったという。また、デイ=ルイスが参考にしたブランドはバレンシアガであるという。また、デイ=ルイスが演じたレイノルズ・ウッドコックは、チャールズ・ジェイムスをベースにしているとアンダーソン監督は語っている[9]。
評価
批評家・観客の反応
本作は批評家・観客双方から賞賛されている。 Rotten Tomatoesでは276の批評家レビューのうち91%が支持評価を下し、平均評価は10点中8.5点となった。 Metacriticでは359のユーザーレビューに基づいて、平均評価は10点中7.7点となった。Metascoreは51の批評家レビューに基づいて、100点中75点となった。
受賞・ノミネート
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出典
参考文献
外部リンク
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