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マンダ文字 (Unicodeのブロック)
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マンダ文字(マンダもじ、英語: Mandaic)は、Unicodeの19個目のブロック。
解説
中東、イラク南部などで信仰されているグノーシス主義系の宗教、マンダ教の聖典言語として用いられるセム系のマンダ語を表記するためのマンダ文字を収録している。
子音字のみを記述するアブジャドに分類されるアラム文字から派生した文字体系だが、マンダ文字自体はラテン文字やキリル文字などと同様に母音字にも独立の文字が与えらているアルファベットである。また、アラビア文字やヘブライ文字などと同様に右から左へと横書き(右横書き)し、アラビア文字同様、単語内での位置によって独立形、語頭形、語中形、語末形の4つの形状に変化する。単語内での位置による字形変化については、基本的には前後が繋がるだけの単純な変化のみであるが、組合せによっては特殊な合字を形成するものも存在する。なお、文字の語内位置による字形変化を説明する場合はゼロ幅接合子(U+200D; ZWJ)を用いることで、その字形を表現することができる。例えば字母ab(U+0841 ࡁ)の語中形はࡁU+200D U+0841 U+200D
の形で表すことができる。
本ブロックはUnicodeのバージョン6.0で初めて追加された。
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収録文字
要約
視点
「ラテン文字転写」の列はDaniels, Peter T.; Bright, William, eds. (1996). The World's Writing Systemsに従う。[1]
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小分類
このブロックの小分類は「字母」(Letters)、「ダイアクリティカルマーク」(Diacritics)、「約物」(Punctuation)の3つとなっている。[4]
字母(Letters)
この小分類にはマンダ文字で用いられる基本的な字母を収録している。Unicodeのバージョン6.0で本ブロックと共に追加された。
ダイアクリティカルマーク(Diacritics)
この小分類にはマンダ文字において、母音字や子音字について発音の変化を表すダイアクリティカルマークを収録している。全て文字幅を持たない結合文字である。Unicodeのバージョン6.0で本ブロックと共に追加された。
約物(Punctuation)
この小分類にはマンダ文字における句読点類に相当する約物を1文字のみ収録している。Unicodeのバージョン6.0で本ブロックと共に追加された。
文字コード
マンダ文字(Mandaic)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+084x | ࡀ | ࡁ | ࡂ | ࡃ | ࡄ | ࡅ | ࡆ | ࡇ | ࡈ | ࡉ | ࡊ | ࡋ | ࡌ | ࡍ | ࡎ | ࡏ |
U+085x | ࡐ | ࡑ | ࡒ | ࡓ | ࡔ | ࡕ | ࡖ | ࡗ | ࡘ | ࡙ | ࡚ | ࡛ | ࡞ | |||
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
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