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マ・レイニーのブラックボトム (映画)
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『マ・レイニーのブラックボトム』(原題: Ma Rainey's Black Bottom)は、2020年に配信されたアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はジョージ・C・ウルフ、主演はヴィオラ・デイヴィスが務めた。本作はオーガスト・ウィルソンが1982年に発表した戯曲『Ma Rainey's Black Bottom』を原作としている。また、本作はチャドウィック・ボーズマンの遺作となった[1]。
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概略
1927年のシカゴ。野心家のトランペッター、レヴィーが所属するバンドは「ブルースの母」と呼ばれた伝説的歌手、マ・レイニーのレコーディングに参加した。レコーディングが進むにつれて、マ・レイニーは白人のマネジャーやプロデューサーと激しく衝突するようになり、スタジオ内がピリピリとした雰囲気になった。揉め事やトラブルが発生するたび、レヴィーたちはリハーサル用の部屋で待機を命じられた。待機中、レヴィーは自らの思いを他のメンバーに吐露し始めたが、それをきっかけにバンドの運命が大きく変わることになった。
キャスト
※括弧内は日本語吹替。
- マ・レイニー:ヴィオラ・デイヴィス(五十嵐麗)
- レヴィー:チャドウィック・ボーズマン(佐藤せつじ)
- トレド:グリン・ターマン(小林操)
- カトラー:コールマン・ドミンゴ(宝亀克寿)
- スロー・ドラッグ:マイケル・ポッツ(樋浦勉)
- ダッシー・メイ:テイラー・ペイジ(阿部彬名)
- シルヴェスター:デューサン・ブラウン(山口智広)
- スターディヴァント:ジョニー・コイン(福沢良一)
- アーヴィン:ジェレミー・シェイモス(牛山茂)
製作
2015年9月17日、デンゼル・ワシントンがHBOと共同で戯曲『Ma Rainey's Black Bottom』の映画化を進めており、ワシントン自らメガホンを取ると報じられた[2]。その後、本作の企画はHBOの手を離れ、Netflixによって進められた。2019年6月、ワシントンに代わってジョージ・C・ウルフが監督を務めることになると共に、ヴィオラ・デイヴィス、チャドウィック・ボーズマン、グリン・ターマン、マイケル・ポッツ、コールマン・ドミンゴが起用された[3]。同月19日、ブランフォード・マルサリスが本作で使用される楽曲を手がけるとの報道があった[4]。7月2日、テイラー・ペイジ、ジョニー・コイン、ジェレミー・シェイモス、デューサン・ブラウンがキャスト入りした[5]。同月上旬、本作の主要撮影がペンシルベニア州のピッツバーグで始まった[6]。
マーケティング
2020年10月1日、本作の劇中写真が初めて公開された[7]。18日、本作のポスターが公開された[8]。19日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[9]。
評価
本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには277件のレビューがあり、批評家支持率は98%、平均点は10点満点で8.2点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「ヴィオラ・デイヴィスとチャドウィック・ボーズマンのエネルギッシュな名演のお陰で、『マ・レイニーのブラックボトム』はブルース界の伝説だけではなく、黒人文化全体に対して心からの敬意を払った作品に仕上がっている。」となっている[10]。また、Metacriticには46件のレビューがあり、加重平均値は87/100となっている[11]。
受賞・ノミネート
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出典
外部リンク
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