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宝亀克寿

日本の俳優、男性声優 (1946-) ウィキペディアから

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宝亀 克寿(ほうき かつひさ、1946年昭和21年〉10月30日[4] - )は、日本俳優声優長崎県佐世保市出身[2]青二プロダクション所属[3]

概要 ほうき かつひさ宝亀 克寿, プロフィール ...

略歴

長崎県立佐世保北中学校・高等学校卒業[5]

かつては劇団東演、劇団百鬼座、シグマ・セブンぷろだくしょんバオバブケンユウオフィスに所属[3]2020年1月1日より青二プロダクションに所属[6]

キャリア

子供の頃の夢はスポーツ選手であり、高校生の頃から舞台俳優を目指して劇団に入団し、自ら劇団を結成したりしていた[2]

シナリオを隆慶一郎のところで学んでいたが、舞台稽古の合間にしていた草野球の仲間に声のディレクターがおり、「声優やらないの?」と言われて声優としての活動を始める[2]。声優になるために演技の勉強をしていた[2]

声優として

声優活動を開始してから1年ほど経過し、1か月のスケジュールがほとんど埋まったことで、声優業が本業になったという[2]

2010年1月に急逝した郷里大輔から『ONE PIECE』のジンベエ役を引き継いだ。同作における本来の役柄として(起用当時)同じく王下七武海の一人だったゲッコー・モリアとの二役になった。その後ジンベエは主人公ルフィ率いる麦わらの一味の9人目の仲間として加入したため、同作におけるメインキャラクターを担当することにもなった。

2014年10月9日、病気療養のため長期入院することになった広瀬正志に代わり、『ガンダムビルドファイターズトライ』のラルさん役を第5話より担当することが公式サイトで公表された[7]

2024年山寺宏一梶裕貴ら他の有名声優26名と共同で、本人に無断で学習・生成される生成AI音声や映像に反対する有志の会として『NOMORE 無断生成AI』を結成した。声明文では「やった覚えのない朗読や歌、そして声そのものが、ネット上に公開され、時に販売」される現状への強い懸念が表明された[8]

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人物

要約
視点

一時期、「箒 克朗」(ほうき かつあき)[9]芸名で活動していた。「箒」はある人物に付けてくれたが、「やっぱり自分に合っていないな」と思い、本名に戻したという[2]

特色

方言九州弁[10]佐世保弁[3])。出演作の『坂道のアポロン』では、出身地である長崎が舞台であることから、方言指導も担当した[2]。現場で作者の小玉ユキが高校の後輩だったことを知ったという[2]。共演者の1人である木村良平は、宝亀について「人気の先生のように、生徒たちに囲まれて、ひとつひとつすごくうれしそうに教えていらっしゃるのが印象的だった」と語っている[11]。2013年時点の宝亀は同窓会などで佐世保に帰郷した時には、必ず色々な人物に「アニメを見るように原作を読むように」と薦めているという[2]2018年に公開された実写映画版でも俳優として出演した。

音域は渋いバリトン[2][10](4オクターブ、裏声含む[3])。

アニメや海外ドラマで数多くのキャラクターの声を演じている[2]。特に、洋画・海外ドラマのベテラン刑事役にハマり役が多い[2]。悪役を演じている時に届いていたファンレターに「お前もなかなかやるな」と書かれていたりすることもあったという[2]

声優になった当初、海外の映画俳優に自分の声を当てた際、テレビの中からその人物が自分の声で喋っていたのを見ていた[2]。その時は面白さと感動が入り混じった不思議な感じであったという[2]

声優になって嬉しかったことは実際にはできない悪者、優しいおじいさん、などの役にもなることができることから、どんな人物にもなれるのは楽しいことだという[2]

これまで数多くのキャラクターを演じているが、キャラクターごとに声の出し方や演技の仕方を変えている[2]。絵を見たところ「このキャラクターは、こういう声だろう」と、直感的にそれぞれ別の声を出しているという[2]

年齢とともに声が低くなってくるため、何年も続いている作品で、時間が空いたりするとキャラクターの声を忘れてしまうことはあった[2]。昔の声を聞いて思い出したり、その作品の声を聞く人物に違和感がないよう、少し高めに発声するなど、意識して声を当てているという[2]

他の演者が演じていたキャラクターの声を演じる時は、自分のやり方で行うため、あえて似せようとしないという[2]。ディレクターから「前の方のようにお願いします」と言われるケースもあるようだが、宝亀は言われた事がないという[2]

収録前に原作を読んだり、自身が声を演じていた作品を見られる時に見ている[2]。2013年時点では中々見る時間がないが、放映されているアニメやビデオも見たりしており、出演していた作品のDVDも送られて来るという[2]。2013年時点で老後は自分の出演しているアニメ作品を大勢で鑑賞しながら、皆に自慢して「これが俺の声だ!」と言いたいという[2]

出演作について

これまでに演じたキャラクターで、特に印象に残っている人物は、周囲からも好評で7年間演じていた海外刑事ドラマ『クローザー』のプロベンザ役と、前述の『ONE PIECE』のジンベエ役を挙げている[2]。ジンベエの熱いセリフがとてもかっこよく、原作者が魂を込めたセリフを言えるのは声優の醍醐味だという[2]

自身が演じていたキャラクターで一番好きなキャラクターでも『ONE PIECE』のジンベエ役を挙げている[2]。男としての生き様の美学があり、「男として何が大事なのかをよく解っていて、憧れるキャラクターだ」といい、「こんなカッコイイ男を演じられるなんて、役者をやっていて本当によかった」と語る[2]

趣味・嗜好

資格免許普通自動車免許自動二輪車免許[3]

趣味はギターゴルフ野球。特技は柔道、野球[3]

子供の頃は『トムとジェリー』、『ポパイ』、『ハリスの旋風』、『あしたのジョー』などのアニメや漫画が好きだった[2]。声優デビュー後に『トムとジェリー』で初めてアニメのキャラクターを演じたこともあり、とても嬉しかったという[2]

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出演

要約
視点

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年
2025年

劇場アニメ

1996年
1998年
2000年
2002年
2003年
2004年
2006年
2007年
2010年
2011年
2012年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2021年
2022年
2023年
2024年
2025年

OVA

1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
2001年
2003年
2004年
2005年
2007年
2008年
2009年
2011年
2012年

Webアニメ

ゲーム

1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
  • グランブルーファンタジー(2014年 - 2022年、サンタクロース、ジンベエ[53]
  • コアマスターズ(チェン[54]
  • モット! ソニコミ(荒金司楼[55]
  • ONE PIECE 超グランドバトル! X(ジンベエ、ゲッコー・モリア)
  • ONE PIECE ワンピースキングス(ジンベエ、ゲッコー・モリア)
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年

ドラマCD

吹き替え

担当俳優

ヴィング・レイムス
カルロ・ロタ
  • ジャン=クロード・ヴァン・ジョンソン(ドラガン)
  • 処刑人(ヤカヴェッタ)
  • HAWAII FIVE-0(ウィンストン)
キース・デイヴィッド
クリフトン・ジェームズ
G・W・ベイリー
ジョン・キャロル・リンチ
ジョン・ポリト
ジョン・リス=デイヴィス
ダニー・トレホ
ダン・ヘダヤ
デルロイ・リンドー
トム・バリー
トン・ピョウ
バート・レイノルズ
  • X-ファイル シーズン9 第13話「数秘術」(カードプレイヤー〈神〉)
  • ザ・コマンド(ジェローム・“レイヴン”・カッツ)
  • 超巨大ハリケーン カテゴリー5(ポップス)
  • トレジャー・ハンターズ/進め!笑撃冒険王(デル・ノックス)
バリー・シャバカ・ヘンリー
フランキー・フェイソン
ブルース・マッギル
ブレンダン・グリーソン
ポール・ウィンフィールド
マイケル・ガンボン
リチャード・ガント
リチャード・ブラッドフォード
リチャード・メイサー
リチャード・モール
ルイス・ガスマン
ロバート・コスタンゾ
  • アンダーワールド(スタン)
  • 彼と彼女の第2章(ウェイター)
  • 未確認生命体 MAX(コバックス刑事)
ロン・カナダ
ロン・パールマン
ン・マンタ
  • 九龍帝王/ゴッド・オブ・クーロン(トン・チャオスイ)※VHS版
  • 広州殺人事件(ヤウワイ)
  • ゴッド・ギャンブラー(シン)※DVD版
  • ゴッド・ギャンブラー2(ダッ)※DVD版
  • ゴッド・ギャンブラー3(ダッ / チャウ・ダイフ)
  • トリック大作戦(チェー)
  • ファイト・バック・トゥ・スクール(チョウ・ダッワー)
  • ファイト・バック・トゥ・スクール2(チョウ・ダッワー)

映画(吹き替え)

ドラマ

アニメ

テレビ番組

  • ホテル・ヘル2 熱血!再生プロジェクト(リチャード・デーヴィス)

ラジオドラマ

特撮

ボイスオーバー

ナレーション

  • 京都芸術劇場舞台芸術研究センター「エドワード・サイード OUT OF PLACE」(2006年)
  • HAM〜チンパンジー宇宙飛行士の物語〜(2011年、NHK-BSプレミアム)
  • BS世界のドキュメンタリー(NHK-BS1)
  • バナナマン日村の世界せっかち王〜24時間じゃ足りない人たち〜(2020年3月22日、TVQ九州放送・テレビ東京系)
  • あなたの代わりに見てきます!リア突WEST.(2020年10月3日 - 、朝日放送テレビ[93]

舞台

テレビドラマ

映画

Vシネマ

ラジオ

  • 鈴木みのるのマンガ王にオレはなる!(2017年12月20日、ゲスト)

音楽CD

  • ワンピース ニッポン縦断! 47クルーズCD at 沖縄 ジンベエ

その他コンテンツ

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脚注

外部リンク

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