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ムタズ・エサ・バルシム
カタールの陸上選手 (1991-) ウィキペディアから
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ムタズ・エサ・バルシム(Mutaz Essa Barshim, 1991年6月24日 - )は、カタールの男子陸上競技選手。専門は走高跳。
母親はスーダン人[1]。父親はカタール生まれのカタール人で、競歩の元カタール代表である[2]。また3歳年が離れた弟のMuamer Aissa Barshamも走高跳の選手で、2014年アジア競技大会において銅メダルを獲得している。さらにサッカーカタール代表のマシャアル・バルシャムも弟である。アスパイア・アカデミーの卒業生である。
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経歴
2010年にアジア室内陸上競技選手権大会で優勝し、同年の世界室内陸上競技選手権大会の代表に選ばれたが予選14位で敗退した。アジアジュニア陸上競技選手権大会では2メートル31の国内記録であり、アジア歴代8位の記録で優勝しており[3]、世界ジュニア陸上競技選手権大会でも金メダルを獲得した。2011年のアジア陸上競技選手権大会では2m35の国内記録で優勝している。2012年8月7日、ロンドンオリンピック男子走高跳決勝で銅メダルを獲得した。同年8月には2m39のアジアタイ記録、屋外世界歴代8位タイ(当時)を出した。
2013年6月1日、ダイヤモンドリーグユージーン大会において2m40のアジア新および屋外世界歴代4位タイ(当時)の記録を出した(現在は5位タイ)。2m40オーバー成功は屋外では21世紀初となり(13年ぶり)、室内を合わせても4年ぶりのこととなった。この高さは1ヶ月後の7月4日、ウクライナのボーダン・ボンダレンコがダイヤモンドリーグローザンヌ大会において2m41の屋外世界歴代3位タイの記録を出すまで2013年の最高記録であった。なお、同じ年に複数の選手が2m40オーバーを記録するのはキューバのハビエル・ソトマヨルとアメリカのチャールズ・オースチンが2m40を跳んだ1991年以来22年ぶりのこととなった。
2017年にはIAAFから「アスリート・オブ・ザ・イヤー」表彰を受けた[4]。
2019年世界陸上で2.37mを跳び金メダルを獲得。同種目初の連覇を達成した[5]。
2021年の東京オリンピックでは、2m37の記録まで一度も失敗なしで成功させたが、2m39は3回とも失敗になった。また、イタリアのジャンマルコ・タンベリも全く同じ記録と成功試技となり、2人が1位で並ぶ結果となった。しかし、2人は審判からのジャンプオフ(追加試技)の提案を断り、2人とも金メダルを獲得した[4][6]。
2022年世界陸上で2m37を跳び金メダルを獲得。史上初の3連覇を達成した[7]。
2024年7月12日、自身のSNSで「パリ五輪が自身最後の五輪になる」と発表した。パリオリンピックの開会式ではカタールの旗手を務めた[8]。
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脚注
外部リンク
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