ユヌス・ムサ

ユヌス・ディモアラ・ムサ（Yunus Dimoara Musah, 2002年11月29日 - ）は、アメリカ合衆国・ニューヨーク州ニューヨーク生まれ、イタリア、カステルフランコ・ヴェーネトとイングランド・ロンドン育ちのサッカー選手。イタリア・セリエA・ACミラン所属。アメリカ代表。ポジションはMF。

ユヌス・ムサ
アメリカ代表でのムサ（2022年）
名前
本名	ユヌス・ディモアラ・ムサ Yunus Dimoara Musah
ラテン文字	Yunus Musah
基本情報
国籍	アメリカ合衆国 イングランド ガーナ イタリア
生年月日	(2002-11-29) 2002年11月29日（22歳）
出身地	イタリア、カステルフランコ・ヴェーネト
身長	178cm[1]
選手情報
在籍チーム	ACミラン
ポジション	MF
背番号	80
利き足	右足
ユース
2012-2019	アーセナル
クラブ1
年	クラブ	出場	(得点)
2019-2020	バレンシアB	17	(1)
2020-2023	バレンシア	94	(2)
2023-	ミラン	59	(0)
代表歴2
2017-2019	イングランド U-17	6	(1)
2019	イングランド U-18	9	(3)
2020-	アメリカ合衆国	47	(1)
1. 国内リーグ戦に限る。2025年5月25日現在。 2. 2025年5月25日現在。 ■テンプレート（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

クラブ経歴

2002年にガーナ出身の両親が休暇で滞在していたニューヨークにて生まれる。生後6ヵ月の時に家族でイタリアに渡った後、10歳の時にイギリスに渡り、アーセナルFCのユースアカデミーに入所。2018年にU-18に昇格。2018-19シーズンにU-18リーグで15試合4ゴールを記録し、有望株として注目されていた矢先の2019年7月に、バレンシアCFがムサと契約したことを発表^[2]。加入後傘下のバレンシアCF・メスタージャに配属され、2019-20シーズンはセグンダ・ディビシオンBで17試合1ゴールを記録した。

2020-21シーズンにトップチームに昇格。シーズン開幕戦となった2020年9月13日のレバンテUD戦で先発で起用され、バレンシアCF史上初のアメリカ人選手となり、更に17歳288日のチーム史上5番目の若さでのトップチームデビューを果たし、プロデビュー戦を4-2の勝利で飾った^[3]。

2023年8月4日にACミランに移籍した^[4][5]。5年契約で、移籍金は2000万ユーロとみられている^[6]。2023年8月26日、第2節トリノFC戦にて後半66分、ルーベン・ロフタス＝チークと交代で出場を果たしセリエAデビューを果たす^[7]。

代表経歴

2019年にアイルランドで開催されたUEFA U-17欧州選手権に、U-17のイングランド代表で出場。フランス、オランダ、スウェーデンが同居したグループBで闘ったものの3位に終わった。このままイングランド代表を目指すと思われていたが、アメリカ国籍を保持していたことから、2020年にアメリカ代表の親善試合に招集され、ウェールズ戦で代表デビューを果たした^[8]。

人物

• 代表はイングランド代表の他にガーナ代表、イタリア代表でのプレーを選ぶことが可能になっていたが、前述の通り、意外な形でアメリカ代表でのプレーを選んだ。ちなみにムサのアメリカでの生活は、生後間もない6ヵ月間しかない^[9]。
• バレンシアCFでプロデビューした際、イギリスの「90min」というメディアは、ロビン・ファン・ペルシやヴォイチェフ・シュチェスニー、セルジュ・ニャブリなど、アーセナルFCを離れた後に更なる大ブレイクを遂げた例を挙げて、「将来的に見てもアーセナルがムサを手放した事を後悔するのではないか」と特集した^[10]。

代表歴

出場大会

• アメリカ代表
  • 2022 FIFAワールドカップ

試合数

• 国際Aマッチ 47試合 1得点（2020年-）^[11]

アメリカ代表	国際Aマッチ
年	出場	得点
2020	2	0
2021	9	0
2022	12	0
2023	10	0
2024	12	1
2025	2	0
通算	47	1