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ロードファイター
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『ロードファイター』 (Road Fighter) は、1984年にコナミがアーケードゲームとして開発・販売したレースゲーム形式のアクションゲームである。当初の名称は『レッドカー』。ファミリーコンピュータやMSX、携帯電話アプリに移植された。
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概要
目的は自車シボレー・コルベットを操作して、障害物や敵車を避けながら燃料切れ前にゴールに到着すること(タイムや順位は問わない)。燃料は、燃料補給用の車(MSX版ではハート)に接触して補給する。燃料の残量が一定量以下(ファミコン版では10)になると警告音が鳴り、全ての燃料が無くなると徐々にスピードが落ち、最終的に停止してしまう。ゴールに到達できないとゲームオーバー。AC版は基板の設定で1回だけコンティニューが出来る。
敵車や障害物に接触すると、スピンやクラッシュする。スピンをした場合はカウンターステアを切れば、体勢を立て直せる。クラッシュすると燃料や時間が減り、その場から再スタートできる。敵車には車線を変更しない車と変更する車がおり、AC版ではスピードの速い敵車を追い抜くと順位が上がる(スタート時点では40位)。FC版とMSX版には順位はない。
コースはニューヨークからサンフランシスコまでの全6コース(AC版、MSX版)/4コース(FC版)。各コースをクリアする毎に燃料は回復するが、AC版では一定量しか回復しない。全コースを走破すると全ステージクリアを示すイベントの後、やや難易度の上がった1コース目を繰り返す。
ゲーム中のBGMはない。コルベットのスペックはV型12気筒 DOHCエンジン、2,500馬力、最高速度: 400km/hとなっている。
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ゲーム内容
- 敵車
名称は本作を収録したオムニバス作品『コナミ80'sアーケードギャラリー』より引用。
- 普通車
- 直線的に走る車。
- GTカー
- 幅寄せをしてくる車。
- ライバルカー
- 高速で走る車。追い抜くと順位が上がる。
- 障害物
- 水溜り
- 接触するとスピードが落ちる
- オイル
- 接触するとスリップする
- 「工事中」の看板、トレーラー、トレーラーの落とすドラム缶(AC版のみ)、落石
- 接触するとクラッシュする
- ボーナス
モグラ以外はクラッシュせずに走り続けることで出現。
- 燃料補給車(MSX版以外)
- "B"と書かれたハート形のオブジェクト(MSX版のみ)
- 接触すると燃料補給と300点
- 以後クラッシュや逃すことなく接触し続けると、500点→1000点→2000点→3000点…と得点が上昇していく。
- モグラ
- 条件を満たすとゴール後に出現し、3000点のボーナス。
- コナミマン、戦闘機、列車
- 画面下方から出現し、上方に去って行く。上方に消えると、3000点のボーナス。
- 怪獣
- コース脇に座っている。画面下方に消えると、3000点のボーナス。
- ステージクリア時のボーナス
- 順位ボーナス
- AC版のみ。各ステージ終了時の順位に応じて加算される。完璧なプレイで理論的に可能な最上位に達していると1万点、以下順位が下がる毎に加算点数が減る。
- 敵車ボーナス
- AC版のみ。追い抜いた敵車の数に応じて1台につき50点が加算される。
- 無接触ボーナス
- AC版のみ。各ステージで敵車、障害物、壁に1度も接触しなかった場合、パーフェクトボーナス1万点が加算される。
- 燃料ボーナス
- FC版のみ。ステージ終了時に残した燃料の量に応じて加算される。
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移植版
続編
- RF-2(1985年10月)
- 正式タイトルは『Konami RF2 Red Fighter』、海外でのタイトルは『Konami GT』。『ツインビー』や『グラディウス』と同じくバブルシステム上で動作する。『ロードファイター』のトップビュー視点から運転席視点になり、また燃料補給アイテムが盾型に変更されたり、妨害してくる敵車にバイクが追加されたりしている。日本国内では『ポールポジション』の筺体に組み込まれる形で流通していた。
- ミッドナイトラン:ロードファイター2(1995年)
- グラフィックが3D化された。首都高速道路をモチーフにしたコースにおいて、抜かした一般車の台数を競う。操作できる車は全て実在する大排気量のスポーツカーをモデルとしており(ただしメーカーや車の名前は出ない)、通常車と改造車の2種類から選ぶことができる。1997年にプレイステーション用ソフトとしても移植されている。
- 『ミッドナイトラン』の改良版。峠道やワインディングなどの一般道をモチーフにしたコースにおいて、前方の車や対向車を避けつつ1位を目指すルール。タイムアタックモードでは対向車は登場せずに、普通に1位を目指しながら走る。コースは、初級・中級・上級の三つで、制限時間内にゴールをするとスタッフロールが流れる。同じ年に発売された「サイドバイサイド」(タイトー)のように実在の車種が多数登場するが、対向車との衝突や派手なスピン(ただしタイムロスになるだけで破損はしない)等を再現した為、実名では登場しない。大雑把にではあるが車のセッティングをすることが可能。Optionおよびその姉妹誌の協力を受けている。
- ワインディングヒート以来14年ぶりとなる新作。7月からロケテストを開始し、9月22日より稼働を開始した。緻密なカスタマイズやドレスアップが可能となり、「ロードファイターチャレンジ」や「全国対戦」など、モード数が増加したほか、スポーツカーを中心とした国内外の車両が実名で登場する。3D対応。また、ロードファイターシリーズでは初のe-AMUSEMENT PASS対応でもある。詳しくはそちらを参照。
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メディア展開
- ロードファイター サンダー伝説(月刊コロコロコミック1985年夏休み増刊号)
- ファミコン版を原作に岩田和久が執筆した読み切り漫画。荒廃した近未来という設定で、最終兵器の設計図を回収すべく悪の組織が自動車レースを開催、その野望を阻止せんと主人公の少年も出場を決意するという、ゲームとかけ離れた内容ではあるが、レースのコースが主人公が遊び続けていたロードファイターそのものであり、攻略法もそのまま使えるという形でゲーム内容も活かされている。
関連項目
- パワプロクンポケット2(2000年) - 本作に類似する『くるまでブー』というミニゲームがある。
脚注
外部リンク
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