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ヴァレリオ・マスタンドレア
イタリアの俳優 (1972-) ウィキペディアから
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ヴァレリオ・マスタンドレア(Valerio Mastandrea, 1972年2月14日[1] - )は、イタリアの俳優、映画監督、映画プロデューサー、作家である。
2019年までにダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞に11度ノミネートされ(プロデューサーとしてのノミネート1度を含む)、4度受賞している。
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経歴
要約
視点
ローマ出身[1]。ローマの古い町並みが残る地区ガルバテッラで育つ。大学在学中19歳の頃、テレビの人気トーク番組「マウリツィオ・コスタンツォ・ショー(Maurizio Costanzo Show)」[2]の司会マウリツィオ・コスタンツォに個人的に連絡を取り、番組出演を歎願。同番組に出演を果たすと、たちまち人気者となる。また、スポーツ(主にサッカー)関連のトークバラエティ番組「Quelli che... il calcio」への出演で知られるようになる。
映画
1993年に舞台デビューを果たした後、ピエロ・ナトリ(Piero Natoli)監督作『Ladri di cinema』(1994年)で初めて映画に出演する。1996年公開のクラウディオ・フラガッソ(Claudio Fragasso)監督作『Palermo Milano - Solo andata』への出演で全国的に人気を集め、また、同年、ダヴィデ・フェッラーリオ(Davide Ferrario)監督作『Tutti giù per terra』でロカルノ国際映画祭最優秀男優賞を受賞する。
2005年、労働災害による死亡を題材とした短編映画『サンテンハチジュウナナ』で監督兼脚本家としてもデビューを果たす。題名の3.87という数字は当時イタリアで労働災害による一日の平均死者数を示している。
2007年、ジャンニ・ザナージ(Gianni Zanasi)監督作『考えてもムダさ』にロックミュージシャン役で主演してダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演男優賞にノミネートされ、2009年に放送された同名のテレビシリーズでも同じ役を演じた。2009年、ロブ・マーシャル監督のハリウッド映画『NINE』に出演する。2010年にはパオロ・ヴィルズィ(Paolo Virzì)監督作『はじめての大切なもの』でダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演男優賞を獲得する。
2012年にはマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督作『フォンターナ広場 イタリアの陰謀』に出演したほか、イヴァーノ・デ・マッテオ(Ivano De Matteo)監督作『幸せのバランス』でダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演男優賞を、ロベルト・アンドー(Roberto Andò)監督作『ローマに消えた男』で同助演男優賞を獲得する。
2014年、 カルロ・マッツァクラーティ(Carlo Mazzacurati)監督の遺作となった『幸せの椅子』に出演する。友人のクラウディオ・カリガーリ(Claudio Caligari)監督作『Non essere cattivo』(2015年)にはプロデューサーとして参加し、2015年5月にカリガーリが死去した後には編集の仕上げを行っている。同作は第72回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映されたほか、第88回アカデミー賞のイタリア代表作品に選出された。その後の主な出演作としては、同名のベストセラー小説が原作のマルコ・ベロッキオ監督作『甘き人生』(2016年)、パオロ・ジェノヴェーゼ(Paolo Genovese)監督作『おとなの事情』(2016年)、パオラ・ランディ(Paola Randi)監督作『ティートとエイリアン』(2018年)等がある。さらに、マネッティ兄弟作『ディアボリック』(2020年)でルカ・マリネッリと共演、ステファノ・モルディーニ監督のNetflixオリジナル映画『プレイヤー ~浮気男のラプソディー~』(2020年)でリッカルド・スカマルチョと共演するなど、近年も話題作が目白押しだ。三銃士のポルトス役で出演するジョヴァンニ・ヴェロネージ監督『Moschettieri del re - La penultima missione』(2020年)も見逃せない。
その他の活動
- 2010年、サヴェリオ・マストロフランコ(Saverio Mastrofranco)名義でフランチェスコ・アバーテ(Francesco Abate)とともに長編小説『Chiedo scusa』を出版した[3]。
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私生活
- パオラ・コルテッレージと婚約していた時期があり、両者は婚約解消後も共同で舞台を演出するほか、2020年のジュゼッペ・ボニート(Giuseppe Bonito)監督作『こどもたち』で中年夫婦役として共演し、良好な関係を見せている。
- 2010年に元妻で放送作家のヴァレンティナ・アヴェニア(Valentina Avenia)との間に息子が一人誕生している。2018年からは女優のキアラ・マルテジャーニ(Chiara Martegiani)と交際している。
- ASローマの熱狂的なファンであり、UEFAチャンピオンズリーグ2006-2007の準々決勝2回戦(2007年4月11日)でローマがマンチェスター・ユナイテッドFCに7-1のスコアで大敗を喫した際には、「L'antiromanismo spiegato a mio figlio(反ローマ主義についての我が子への説明)」と題した詩を詠み、ラジオ等で自ら朗読している[5]。
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フィルモグラフィー
要約
視点
映画
テレビ
その他
- Daniele Silvestri「A bocca chiusa」(2013年) - ミュージックビデオ
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舞台
- Rugantino
- Migliore
- Qui e ora
オーディオブック
- ピーノ・カクッチ(Pino Cacucci)『San Isidro Futból』(2006年)
- ジャン=クロード・イッツォ(Jean-Claude Izzo)『Casino totale』(2011)
ミュージッククリップ
- Daniele Silvestri「Banalità」(1997年)
- Piotta「Supercafone」(1999年)
- Tiromancino「La descrizione di un attimo」(2000年)
- Tiromancino「Due destini」(2000年)
- Flaminio Maphia「Bada」 (2002年)
- Riccardo Sinigallia「Solo per te」(2003年)
- Daniele Silvestri「Gino e l'alfetta」(2007年)
- バンダ・バソッティ「Guantanamera」(2003年)
- Riccardo Sinigallia「Ciao cuore」(2018年)
主な受賞
チャック・ドーロ賞
- 助演男優賞(2013年) 『ローマに消えた男』
脚注
外部リンク
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