一杯のコーヒーから

この項目では、日本の歌曲について説明しています。エーリッヒ・ケストナーの小説については「一杯の珈琲から」をご覧ください。

一杯のコーヒーから（いっぱいのコーヒーから）は、1939年（昭和14年）3月20日にコロムビアレコードが発売した流行歌である。

概説

作詞は藤浦洸、作曲は服部良一、歌唱は霧島昇とミス・コロムビア。

酒好きでビール党の服部は楽曲名を「一杯のビールから」としたが、藤浦は酒が呑めないコーヒー党で「一杯のコーヒーから」へ直した。

ジャズ調のモダンな楽曲で、ラジオ番組「こんにちは青空たのしです」がテーマ曲として用いた。

LP『霧島昇 不滅の歌声』(NZ-7021, 7022, 7023) 収録の1975年録音版は、歌詞の「ジャバ娘」を「ジャワ娘」と歌い直した^[1]。

当時の喫茶店はコーヒーを一杯15銭前後で提供した。

カヴァー作品例

1974年に雪村いずみがアルバム『スーパー・ジェネレイション』

1985年に鹿取容子が『昭和ラプソディ ('85)』

1997年に由紀さおり&安田祥子がアルバム『歌・うた・唄 Vol.2 スタンダード日本１』

2006年に川中美幸がアルバム『川中美幸 服部良一を唄う』

2007年にさだまさしがアルバム『服部良一 〜生誕100周年記念トリビュート・アルバム〜』

2007年に岡幸二郎がアルバム『服部良一の世界』

2011年にEテレ子供向け教養番組「フックブックロー」

2012年氷川きよしがアルバム『氷川きよし・演歌名曲コレクション16〜櫻〜』

2014年八代亜紀が『決定盤トップスター昭和名曲大全集 戦前編2』

2015年に東京大衆歌謡楽団がアルバム『街角の心』