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万惣商事
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万惣商事株式会社(まんそうしょうじ、英: Manso Trading Co.,ltd.)は、東京都千代田区神田須田町に本店を置いていた小売業者。果物の販売を行い、喫茶店の万惣フルーツパーラーでも知られた。
沿革
- 1846年(弘化3年)、神田青果市場に近い須田町で開業。当時は水菓子と呼ばれた果物を取り扱った。古典落語「千両蜜柑」のモデルになったのもこの店である。
- 1905年(明治38年)、三菱財閥の岩崎家で栽培されたマスクメロンを日本で初めて販売[1]。
- 1910年(明治43年)には、果物業界で初めて宮内庁御用達となる[2]。
- 1923年(大正12年)の関東大震災を経て再建、1927年(昭和2年)に万惣フルーツパーラーをオープン[3]。
- そごうグループをはじめとした全国の百貨店にフルーツパーラーを出店。
- 1967年(昭和42年)には地上8階地下1階建ての本店ビルが竣工。
- 2007年には新丸の内ビルディングのオープンに合わせてフルーツパーラーを出店[4]。
- 2011年、本店のビルが面する中央通りおよび靖国通りが「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例」の指定道路となる[5]。耐震診断の結果補強工事では基準を満たすことができず、建て替える資金的な余裕もなかったため2012年3月24日をもって神田本店及び併設のフルーツパーラーを休業[6][7](事実上の閉店)。他の店舗も銀座の松坂屋の店舗が3月4日、新丸の内ビルの店舗が4月15日[8]を以て閉店し、全店舗の営業が終了した。
本店の閉店後、建物はしばらく放置されたのち解体。跡地には地上12階建てビルが建設され[9][10]、ドーミーイン[11]やセブンイレブン[12]が入居している。
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脚注
関連項目
外部リンク
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