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伝香寺

奈良市の仏教寺院 ウィキペディアから

伝香寺map
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伝香寺(でんこうじ)は、奈良県奈良市にある律宗寺院山号はなし。本尊釈迦如来。花びらが一枚ずつ散ってゆく「散り椿」は、東大寺開山堂の「糊こぼし」・白毫寺の「五色椿」と並び「奈良三名椿」に数えられる。

概要 伝香寺, 所在地 ...

歴史

伝承によれば、鑑真和上の弟子である思託(したく)律師により宝亀2年(771年)に開創され、当初の寺号を実円寺と称したという。

天正13年(1585年)に戦国武将筒井順慶の母・芳秀宗英尼が順慶の菩提を弔うために正親町天皇の勅許を得、唐招提寺泉奘長老を招いて伝香寺と名を改めて寺を再興し、以後筒井氏菩提寺となった。現存する本堂はその時のものである[1][2]

境内

文化財

重要文化財

  • 本堂
  • 木造地蔵菩薩立像・像内納入品
    • (以下、像内納入品明細)
    • 木造薬師如来坐像 1躯、種子「ア」 1紙、碧瑠璃舎利壺 1口、絹編袋 1口(以上頭部内)
    • 紙本墨書般若心経 1紙、宋版細字法華経(一部七巻) 1帖、紙本墨書解深密経 1巻、紙本墨書願文 3通、紙本墨書結縁交名 1通(以上腹部内)
    • 木造十一面観音立像 1躯(以上左腿部内) - 鎌倉時代に一部に流行した裸形着装像で、別名・はだか地蔵尊とも呼ばれる。裸形の木像の上に、普段は布製の法衣が着せられている。像内納入品のガラス瓶、小仏像等も一括して重要文化財に指定されている。納入品の願文の年紀から安貞2年(1228年)の作と判明し、仏師善円と推定される[3]春日四所明神本地仏である。

奈良県指定有形文化財

奈良市指定有形文化財

伝香寺旧蔵の文化財

前後の札所

大和北部八十八ヶ所霊場
9 元興寺極楽坊 - 10 伝香寺 - 11 圓證寺
大和地蔵十福霊場
1 伝香寺 - 2 元興寺極楽坊

アクセス

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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