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六国史
古代日本の律令国家が編纂した6つの正史 ウィキペディアから
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六国史(りっこくし、旧字体:六國史)とは、古代日本の律令国家が編纂した6つの一連の正史のことである。一部に紀伝体的要素をとりいれつつも(薨卒伝)、概ね編年体で記されている。
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概要
日本における国家事業としての史書の編纂は飛鳥時代から平安時代前期にかけて行われ、6つの史書が残されたため、これを六国史と呼んでいる。そのため、日本において単に国史と言えば、六国史のことを指す場合がある。
日本書紀以前にも『天皇記』、『国記』などの編纂が行われた記録があるが、これらは現存していない。また六国史の後も「新国史」と称される国史編纂計画は存在したが完成には至らなかったと言われている。また明治維新後にも六国史以降を対象として、史書編纂は計画されたがさまざまな事情により実現せず、代わりに『大日本史料』が編纂されることとなった。
中国の正史の形式である紀伝体の各種項目から、本紀のみを独立させた形式だが、最初に作られた『日本書紀』に列伝がないことが問題視され、『続日本紀』以降からは薨卒伝と呼ばれる個人伝記が掲載されるようになった。しかし原則として、五位以上の貴族しか死亡記事が執筆されず、殆どは故人の簡略された来歴のみの場合が多い[1]。
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六国史一覧
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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