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十段 (囲碁)

日本の囲碁のタイトル ウィキペディアから

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十段(じゅうだん)は、囲碁棋戦の一つである十段戦で優勝した棋士に贈られるタイトル。日本棋院および関西棋院の昇段制度(初段~九段)とは別個に運営される、独立した称号である。棋戦としての正式名称は、大和ハウス杯十段戦

概要 十段戦, 正式名称 ...

十段戦

1961年創設。前身は早碁名人戦産業経済新聞社及び日本棋院関西棋院主催。1970年は開催されなかった。

優勝賞金は1500万円であったが、2011年より1200万円に改められ、それに伴いタイトルとしての序列は4位から6位に下がった。さらに50期(2012年)からは750万円に改められ、序列も7位に後退した。翌51期(2013年)には700万、さらに64期には600万となっている。

挑戦手合であり、持ち時間は2002年まで5時間、2010年まで4時間、2011年より3時間。

第49期まで七大タイトル戦では唯一、敗者復活戦方式がとられた。16名からなるトーナメント戦で、一度敗退した者は敗者組トーナメントに回り、その優勝者と本戦トーナメント優勝者とで挑戦者決定戦をおこなった。挑戦者はタイトル保持者と五番勝負をおこない、優勝者を決めた。本戦トーナメントで2勝以上した8名は次期にシードされ、予選勝ち抜きの8名とともに挑戦者決定トーナメントを戦った。

第50期からは20人による単純トーナメント方式で、挑戦者を決定している。

2011年より森ビルが協賛し、森ビル杯十段戦という正式名称になった。また2021年からは大和ハウス工業が協賛企業となり、大和ハウス杯十段戦に変更された[1]

しくみ(第49期まで) 

予選A

  • 東京予選
    • 予選B・C勝ち上がり26名、シード棋士によるトーナメント。
  • 関西・中部予選
    • 予選B・C勝ち上がり10名、シード棋士によるトーナメント。

最終予選

  • 東京と中部・関西の予選Aの勝ち上がり18名(東京13名、関西・中部5名)、シード棋士14名によるトーナメントによって本選出場者8名を決める。

本選トーナメント

  • 最終予選勝ちあがり8名、前期ベスト4、敗者復活2回戦勝者4名の計16名による2敗失格制トーナメント。優勝者が十段位との5番勝負を行う。
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昇段規定

  • 六段以下の棋士が、十段挑戦権を獲得した場合、七段に昇段する。
  • 七段の棋士が十段位を獲得した場合、八段に昇段する。
  • 八段で、他のタイトルを1期獲得している棋士が十段を獲得した場合、九段に昇段する。

歴代十段位

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連覇数
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歴代挑戦手合

要約
視点

◯●は勝者から見た勝敗、網掛けはタイトル保持者。第1期は決勝五番勝負。

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名誉十段

十段を5連覇、または通算10期以上獲得した棋士は、引退後もしくは60歳以後に名誉十段を名乗る権利を得る。

ただし、現在のところ4連覇(加藤正夫王立誠)、通算7期(加藤正夫)が最高で、有資格者は出ていない。七大タイトルのうち、名誉称号保持者がいないのは十段戦のみである。

脚注

関連項目

外部リンク

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