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堤未果

日本の女性ジャーナリスト (1971-) ウィキペディアから

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堤 未果(つつみ みか)は、日本ジャーナリスト著作家

概要 つつみ みか 堤 未果, 生誕 ...

父は放送ジャーナリストのばばこういち、母は詩人堤江実[1]。弟はアニメーションアーティストの堤大介、夫は参議院議員の川田龍平

米国の大学および大学院で国際関係論を学び、国連、アムネスティインターナショナルNY支局員を経て、米国野村證券勤務時に、9・11同時多発テロ事件を現場で体験したことをきっかけにジャーナリストに。

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来歴

要約
視点

ジャーナリストばばこういちの長女として東京都で生まれたが、両親の離婚後は堤の姓を名乗る。小学校~高校まで学校法人和光学園に学び、アメリカ合衆国に留学、ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒業、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士課程修了。

国際連合(UNIFEM)アムネスティ・インターナショナルニューヨーク支局員を経て、米国野村證券に勤務中、2001年アメリカ同時多発テロ事件を隣のビルの20階にあるオフィスで遭遇[2]。事件を目撃したことで、自らの目でアメリカという国を見ようと志しジャーナリストとなる[3]。なお堤はジャーナリスト業を始めるにあたりジャーナリストである父から支援は一切なかったと言う。

執筆活動

2006年『報道が教えてくれない アメリカ弱者革命』を上梓、日本ジャーナリスト会議黒田清新人賞を受賞[4]、以後、米国 - 東京間を行き来して執筆、講演活動を行う。2008年薬害HIV訴訟の元原告で参議院議員の川田龍平と結婚[5][6]、『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書)シリーズが80万部を超えるベストセラーになった。米国が作った「経済的徴兵制」という仕組みと、多国籍企業と政府のタッグによる「戦争民営化」についての分析が多くのメディアで絶賛された[7]。同書は第56回日本エッセイスト・クラブ賞と、中央公論新社が主催し出版各社の新書編集長と主要書店の店員が選ぶ「新書大賞2009」の二つを受賞し、[8]

「社会の真実の見つけ方(岩波ジュニア新書)」とともに、「岩波書店100周年〜私が選ぶ一冊」読者選出で2冊ともベスト10にランク入りする。

多数の著書は韓国台湾中国・香港などでも、翻訳出版、コミック版が刊行されている。

J-WAVEラジオ「Jam the World」、ラジオミックス京都「堤未果の社会の真実の見つけ方スペシャル」などでパーソナリティを務める。

講談社雑誌クーリエ・ジャポン』2010年3月号のメイン特集「オバマ大統領就任から1年 『貧困大国』の真実」で責任編集を務め、自著の2作『貧困大国アメリカI』『貧困大国アメリカII』に引き続き、オバマ後の米国外交、経済、教育、医療、刑務所ビジネスなどを詳細に分析している[9][10]2013年には、世界を飲みこむ米国発の政治と企業の癒着主義「コーポラティズム」をテーマに書いた「㈱貧困大国アメリカ」(岩波新書)を発表。

その後「政府は必ず嘘をつく」「政府はもう嘘をつけない」(角川新書)シリーズで、国際情勢の表と裏、金融、メディアの世界事情などを分析。

日本と世界の核事情を描いた「核大国ニッポン」(小学館)米国の言論統制についての「アメリカから自由が消える」(扶桑社)、規制緩和により日本の資産が外国に売却されるさまを詳細に暴いた「日本が売られる」、デジタル化の光と闇を描いた「デジタルファシズム」多国籍企業と国際金融資本にに狙われる食と農の構造を描いた「食が壊れる」マイナンバーカードやワクチンの裏側を暴いた「堤未果のショックドクトリン」水面下で進むGAFAの言論統制[11]などを書く「国民の違和感は9割正しい」など、多数のベストセラーは海外でも翻訳されている。

2016年の米国大統領選挙では、共和党ドナルド・トランプの当選を予測。現在は、米国の政治、経済、医療、教育、報道、核問題、自治体行政、食糧、エネルギー、農政、デジタルテクノロジーなど、徹底した現場取材と公文書に基づいた調査報道を続ける他、講演・テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など国内外で幅広く活動している。WEB番組「月刊アンダーワールド」配信中。

政治的活動

2024年9月28日の東京臨海広域防災公園では「コロナワクチン反対」を訴える大規模なデモ集会において、堤と配偶者の川田龍平は登壇し、川田が共著のワクチン本を販売していたと報道された[12]

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批判

  • 移住者と連帯する全国ネットワークは堤の著書『日本が売られる』「6 医療が売られる」p194-196について、「そのことを実証するデータは何一つ示されていないどころか、事実に基づかない主張で塗り固められた、「ウソ八百」ともいうべきシロモノ」と批判した[13]
  • 冷泉彰彦は堤の著書『貧困大国アメリカ』について、「本書の多くの部分については、アメリカに長く住んでいる私には、どうしても違和感がある」とし、「「最初に結論ありき」という書き方をしているために、事実関係の説明が不十分な点が多い」と指摘したうえで、「アメリカのネガティブな面ばかりが描かれ、その「悪いアメリカ」の「被害者であるアメリカ人」にも同情や連帯が感じられないというのでは、ひたすらに落胆するしかなかった」と言及した[14]

著書

単著

共著

監修

  • 「暴走するマネー資本主義」(監訳)(2022/7/1,経営科学出版)
  • 「巨大帝国アメリカの崩壊」(監訳)(2022/8/10,経営科学出版)

テレビ・ラジオ番組出演(一部)

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関連項目

脚注

外部リンク

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